*《&ruby(ツクヨミ){月読命};/Tsukuyomi》 [#s3347f30]
 スピリットモンスター（制限カード）
 星４/闇属性/魔法使い族/攻1100/守1400
 このカードは特殊召喚できない。
 召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
 このカードが召喚・リバースした時、
 フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を選択し、裏側守備表示にする。

　[[闇魔界の脅威]]で登場した、[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
　[[スピリット]]共通の[[召喚ルール効果]]・[[誘発効果]]と、[[表側表示]][[モンスター]]を[[裏側表示]]にする[[誘発効果]]を持つ。~

　[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]する[[効果]]は、様々な[[コンボ]]に使用することができる。~
　[[スピリット]][[モンスター]]であり、毎[[ターン]][[効果]]を使用でき、[[相手]][[ターン]]には[[手札]]にいるので[[除去]]されにくい。~
　[[自分]]の[[モンスター]]に使用する場合、[[リバース効果モンスター]]や[[ゼンマイ]]等の[[モンスター効果]]を再利用できるようになる。~
　特に[[リバース効果モンスター]]を多用する[[【デッキ破壊】]]では、その破壊力を向上させられる。~
　[[相手]]の[[モンスター]]に使用する場合は、[[守備力]]が低いものを狙い、そのまま[[戦闘破壊]]してしまいたい。~
　[[《ホルスの黒炎竜 ＬＶ８》]]等の[[永続効果]]を防ぐ手段としても、有効である。~
　[[《血の代償》]]で[[バトルフェイズ]]に奇襲的に[[召喚]]し、[[相手]]の[[攻撃]]を止める事も可能。~

　[[自分]]の[[モンスター]]に使用する場合、[[《人喰い虫》]]等を[[裏側守備表示]]し、[[リバース効果]]を再利用することができる。~
　[[相手]]の[[モンスター]]に使用する場合、そのまま[[攻撃]]することで[[守備力]]1100未満の[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]することが可能である。~
　[[守備力]]が高い[[モンスター]]は、[[《抹殺の使徒》]]で[[除去]]すればよいだろう。~
　[[相手]]が[[《ホルスの黒炎竜 ＬＶ８》]]等の[[モンスター]]で[[ロック]]していた場合も、簡単に無力化し、反撃に転じることができる。~
　[[スピリット]][[モンスター]]であるため、毎[[ターン]][[効果]]を使用できる点や、[[相手]][[ターン]]に[[除去]]されにくい点も評価できる。~
　しかし高速化の進む[[環境]]では、この[[モンスター]]に[[召喚]]権を使う余地がない場面も多い。~
　より高い[[攻撃力]]や[[除去]][[効果]]を持つ[[特殊召喚モンスター]]を並べ、押し切ってしまった方が有効なのである。~
　[[リバース効果モンスター]]や[[ゼンマイ]]も、[[蘇生]]や[[サルベージ]]を中心に再利用の手段は十分に確立されている。~

　相性の良い[[カード]]は多く存在し、[[自分]]が[[【デッキ破壊】]]等の[[リバース効果]]を多用する[[デッキ]]や、[[ゼンマイ]]の再利用も狙うことができる。~
　[[帝]]などの[[守備力]]の低い[[モンスター]]を[[相手]]にする場合も有効である。~


-[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の現役時代には、凶悪な[[コンボ]]が考案された（詳細は[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]のページを参照）。~

-[[《軍神ガープ》]]の影響下で自身を[[裏側守備表示]]にした場合、即座に[[リバース]]して[[裏側守備表示]]にする[[効果]]が[[発動]]する。~
このとき自身を[[裏側守備表示]]にし続けることで[[無限ループ]]が発生し、[[《ワーム・グルス》]]の[[攻撃力]]を無限に上げ続ける事ができる。~
なお、[[《軍神ガープ》]]を[[裏側守備表示]]にすれば止める事ができる。

-登場当初はあまり注目されていなかったが、[[《突然変異》]]で[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]を[[特殊召喚]]する[[【変異カオス】]]や[[帝]]が使用者が増えるに連れ、この[[カード]]の採用率が急増した。~
そのため、[[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限カード]]に指定された。~
その後、[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]にて[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]と共に[[禁止カード]]に指定されている。~
その後、[[12/09/01>禁止・制限カード/2012年9月1日]]にて６年ぶりに[[制限復帰]]した。~

--この[[カード]]が活躍していた頃は[[守備力]]への注目が高まり、[[禁止カード]]になった後は[[守備力]]が重要視されなくなった。~
現役時にはいわゆる「月読命ライン」（[[守備表示]]にされた後このカードに[[戦闘]][[破壊]]されてしまう[[守備力]]）に達しない[[モンスター]]はそれだけで敬遠されていた。~
「[[アームド・ドラゴン]]は[[レベル]]が上がると弱くなる」([[ＬＶ５>《アームド・ドラゴン ＬＶ５》]]より[[ＬＶ７>《アームド・ドラゴン ＬＶ７》]]の方が[[守備力]]が低い)とまで揶揄されていた。~
--この[[カード]]が活躍していた頃は[[守備力]]への注目が高まり、いわゆる「月読命ライン」が形成された。~
[[守備表示]]にされた後この[[カード]]に[[戦闘破壊]]されてしまう[[守備力]]の[[モンスター]]は、それだけで敬遠されていたのである。~
[[ＬＶ５>《アームド・ドラゴン ＬＶ５》]]より[[ＬＶ７>《アームド・ドラゴン ＬＶ７》]]の方が[[守備力]]が低いため、「[[アームド・ドラゴン]]は[[レベル]]が上がると弱くなる」とまで揶揄されていたほど。~
こうした傾向があったため、この[[カード]]が[[禁止カード]]になった後は[[守備力]]が軽視された。

--[[環境]]の変化により、相性の良い[[《抹殺の使徒》]]が[[制限解除]]される一方で、[[《聖なる魔術師》]]・[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]等が[[禁止カード]]に指定され、往時の凶悪[[コンボ]]は封印される形となっている。~
また、高速化が進む現[[環境]]では[[《Ｎ・グラン・モール》]]と同様、[[相手]][[モンスター]]の処理に[[召喚]]権をいちいち使っていては手遅れになるケースも多くなった。
~
[[《エフェクト・ヴェーラー》]]の登場で気軽に[[リバース効果]]も再利用もしづらくなっており、更に現在では[[《ＢＦ−疾風のゲイル》]]や[[《交響魔人マエストローク》]]などの「月読命ライン」を超える指標を生み出した[[モンスター]]も登場した。~
[[制限復帰]]したものの、現に採用率は[[サイドデッキ]]まで含めても、往年に比べると著しく低い。~
--[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の現役時代には、凶悪な[[コンボ]]が考案された。~
詳細は[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]のページを参照。~
[[制限復帰]]後は[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]も含め、[[《聖なる魔術師》]]等の相性の良い[[カード]]が[[禁止カード]]に指定されており、有効な[[コンボ]]は減っている。~
さらには上記の通り高速化の進む[[環境]]では使いづらく、[[《ＢＦ−疾風のゲイル》]]や[[《交響魔人マエストローク》]]等の「月読命ライン」を超える指標を生み出した[[モンスター]]も登場している。~
[[《エフェクト・ヴェーラー》]]の登場で、[[リバース効果]]の再利用もしづらくなった。~
現在の採用率は[[サイドデッキ]]まで含めても著しく低い。~
//現在の採用率は[[サイドデッキ]]まで含めても、往年に比べると著しく低い。~
//もう過去と比べなくても低いって言うしかないレベル

--[[制限復帰]]された後に、[[GOLD SERIES 2013]]へ収録された。~
長らく[[禁止カード]]に指定されていた[[カード]]が[[制限復帰]]直後に再録されるという、前年度の[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]、前々年度の[[《ブラック・ホール》]]と同じパターンである。~

-[[《血の代償》]]との併用により、500[[ライフポイント]]を払って[[相手]][[モンスター]]一体の[[攻撃]]を防ぐことができる。~
[[手札]]に戻るため、再利用しやすい。~

-「&ruby(ツクヨミノミコト){月讀命};」は、日本神話に登場する神の一柱。~
日本における月・月齢を司る神で、&ruby(アマテラスオオミカミ){天照大御神};、[[&ruby(スサノオノミコト){須佐之男命};>《雷帝神》]]と並んで&ruby(みはしらのうずのみこ){三貴神};三貴神と称される。~
名前の語義は「月の満ち欠けを数える（＝月を読む）」、つまり暦を司る神でもある。~
農耕神としての性格を持ち、占い・予言を司る神でもあるが同時に夜の守護者であり、死者達を監視している。~

--天照大御神と対をなす高位の神でありながら、神話への登場が非常に少なく、性別すら定かではない。~
「古事記」では誕生時に名が出るのみであり、「日本書紀」でも性別に関する言及はない。~
一般には男神と考えられており、この[[カード]]の[[イラスト]]でも髪の結い方が男性のそれである。~

--[[イラスト]]で手に持っているのは天皇家伝来の三種の神器の一つ「[[&ruby(ヤタノカガミ){八咫鏡};>《八汰鏡》]]」だろう。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#fbd6d2fb]
-[[スピリット]]

-[[《竜宮之姫》]]
-[[《砂バク》]]
-[[《ジュッテ・ナイト》]]
-[[《カラクリ参謀 弐四八》]]

-[[《交響魔人マエストローク》]]

-[[《インフェルノ・ハンマー》]]

-[[《月の書》]]
-[[《闇の護封剣》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#s4b74b40]
-[[【変異カオス】]]
-[[【ターボカオス】>【カオス】#w57083e2]]
//-[[【雑貨貪欲ターボ】]]
-[[【Ｖドラコントロール】]]

**収録パック等 [#ib3994ee]
-[[闇魔界の脅威]] 305-022 &size(10){[[Rare]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP237
-[[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]] SD6-JP011
-[[GOLD SERIES 2013]] GS05-JP003 &size(10){([[Gold]])};

**FAQ [#m8c66eea]
Ｑ：その[[ターン]]に[[反転召喚]]した[[《聖なる魔術師》]]等の[[リバース効果モンスター]]を、この[[カードの効果]]で[[裏側表示]]にし、同[[ターン]]内にもう一度[[反転召喚]]させることはできますか？~
Ａ：いいえ、できません。[[効果]]によるものを除けば、[[表示形式]]の変更は１[[ターン]]に一度のみです。

Ｑ：[[攻撃]]を受けて[[リバース]]したこのカードを、この[[カードの効果]]で[[裏側守備表示]]にした場合、どうなりますか？~
Ａ：[[ダメージ計算]]で《月読命》の[[破壊]]が確定している場合《月読命》自身を[[対象]]にすることはできません。~
　　それ以外であればこのカードをそのまま[[裏側守備表示]]にします。

Ｑ：まだ[[表示形式]]の変更を行っていない[[表側表示]]の[[モンスター]]を[[効果]]で[[裏側守備表示]]にしてから[[反転召喚]]できますか？~
Ａ：はい、可能です。

//質問だけの投稿は禁止。ここは｢質問と、それに対する事務局の回答｣の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でＡ：の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『Ａ：（発売をお待ちください）』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。