*《&ruby(グラディアルビースト){剣闘獣};アウグストル》 [#g73ad365]
 効果モンスター
 星8/闇属性/鳥獣族/攻2600/守1000
 このカードが「剣闘獣」と名のついたモンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、
 手札から「剣闘獣」と名のついたモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚できる。
 この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時にデッキに戻る。
 このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時にこのカードをデッキに戻す事で、
 デッキから「剣闘獣アウグストル」以外の「剣闘獣」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:12/21発売のVJより

 [[PRIMAL ORIGIN]]で登場する[[闇属性]]・[[鳥獣族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[剣闘獣]]の[[効果]]で[[特殊召喚に成功した]]時、[[手札]]の[[剣闘獣]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]、[[バトルフェイズ]]終了時に[[デッキ]]から[[剣闘獣]]を[[リクルート]]する[[効果]]を持つ。

 あらゆる[[剣闘獣]]から[[リクルート]]可能であり、[[《剣闘獣オクタビウス》]]のような[[デメリット]]や[[リクルート]]が途切れる心配がない。~
 [[メインデッキ]]に投入できる最大[[攻撃力]]の[[剣闘獣]]として、布陣固めに利用できる。~
 [[《暗黒界の龍神 グラファ》]]や[[《神竜騎士フェルグラント》]]といったエース格には届かないので過信はできないが、[[《剣闘獣の戦車》]]との組み合わせで対応できる範囲はそれなりに広い。~
 相互[[リクルート]]が可能な[[メインデッキ]]に入る[[剣闘獣]]としては最大の[[攻撃力]]を持ち、布陣固めに利用できる。~
 とはいえ現在の[[環境]]において、[[戦闘]]で一方的に優位に立てる[[デッキ]]もそこまで多くはない。~
 [[《増殖するG》]]を[[発動]]された場合や、[[エクシーズ素材]]を経由して[[墓地]]から[[蘇生]]した場合などに有効ではあるが、[[《強制脱出装置》]]に弱い点や、単体で安定しない点も含めれば[[アタッカー]]としての機能をあてに採用する必要性は薄い。~

 大部分の[[剣闘獣]]同様、共通の[[リクルート]][[効果]]と、[[剣闘獣]]によって[[特殊召喚]]された場合の固有[[効果]]を持つ。~
 この固有[[効果]]も当然、「[[剣闘獣]]と名のついた[[モンスター]]の[[効果]]」になるため、[[手札]]にある別の[[剣闘獣]]を追加で[[特殊召喚]]しつつ、その固有[[効果]]を使用できる。~
 [[守備表示]]で呼び出すため[[攻撃]]できず、[[エンドフェイズ]]には[[デッキ]]に戻ってしまうが、[[剣闘獣]][[融合モンスター]]にしてしまえば無駄がない。~
 [[融合モンスター]]に繋げられずに[[デッキ]]に戻ってしまったとしても、固有[[効果]]を[[発動]]した上でのことのため、単純に[[ディスアドバンテージ]]というわけでもない。~
 この固有[[効果]]も「[[剣闘獣]]と名のついた[[モンスター]]の[[効果]]」になるため、[[手札]]にある別の[[剣闘獣]]を追加で[[特殊召喚]]しつつ、その固有[[効果]]を使用できる。~
 とはいえ[[守備表示]]で呼び出すため[[攻撃]]できず、[[エンドフェイズ]]には[[デッキ]]に戻ってしまうため、[[ステータス]]変動や[[戦闘]]を条件とする大半の[[効果]]はほとんど意味がない。~
 [[《剣闘獣ムルミロ》]]・[[《剣闘獣ベストロウリィ》]]の[[除去]]は活かせるが、安全に展開できる状態では、それぞれの有効な[[対象]]が存在しない場合もある。~
 [[剣闘獣]]を[[戻す]]事を第一としても条件があまり噛み合っていないので、基本的には[[《剣闘獣ベストロウリィ》]]を展開して[[《剣闘獣ガイザレス》]]につなぐか、[[《剣闘獣ダリウス》]]・[[同名カード]]を利用した[[エクシーズ召喚]]目的で利用する事になる。~

 最大の難点は、起点向きの[[効果]]でありながら、自身が単体で動けない[[最上級モンスター]]という点。~
 [[《剣闘獣ムルミロ》]]などの[[手札]]にくると扱いづらい[[剣闘獣]]を処理できる[[効果]]を持つにも関わらず、自分自身が新たな[[手札事故]]要因になってしまう。~
 [[《休息する剣闘獣》]]で[[戻す]]事はできるが、その性質上再度[[ドロー]]する可能性もあり、[[下級>下級モンスター]][[剣闘獣]]よりも処理手段が少ない。~
 [[《剣闘獣ダリウス》]]の[[効果]]は[[墓地]]に[[剣闘獣]]が必要だが、[[《ヒーローアライブ》]]にも対応する[[《E・HERO プリズマー》]]で比較的容易に確保できる。~
 [[剣闘獣]]の[[リクルート]]が成立する条件からして[[《剣闘獣ガイザレス》]]につないで直接利用する事も可能ではあるが、[[ランク]]4ないし[[《剣闘獣ガイザレス》]]と別にこの[[カード]]を残せるので、[[リクルート]]ラインが途切れるのを防ぐ事ができる。~
 また、[[《剣闘獣ガイザレス》]]から展開した場合は、[[チェーン]]2に[[《剣闘獣ティゲル》]]を置く事で、[[剣闘獣]]を[[墓地]]に置きつつ[[《剣闘獣ダリウス》]]を[[サーチ]]し、そのまま[[《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》]]までつなげる事もできる。~

 [[手札]]の[[同名カード]]にも対応するため、2枚以上採用すれば2枚目でうまく処理することができ、さらには[[ランク]]8の[[エクシーズ召喚]]につなげる事が可能である。~
 [[《剣闘獣ガイザレス》]]などから直接2枚を[[リクルート]]する事でも[[エクシーズ召喚]]の条件が整う。~
 だが、複数枚の採用をすればその内1枚でも[[手札]]に来る確率は上昇し、結果的に引いた[[同名カード]]の処理が仕事になる可能性が出てしまう。~
 この[[カード]]を並べるだけでは[[エクシーズモンスター]]の[[効果]]に期待しない限り[[アドバンテージ]]も稼げず、事故回避のために流れを停滞させかねない。~
 しかしなんといってもこの[[カード]]の最大の特色は、[[同名カード]]を並べる事で[[ランク]]8の[[エクシーズ召喚]]につなげる事ができる点。~
 盤面を切り崩す能力に長けた[[《剣闘獣ガイザレス》]]から、制圧力に優れた[[《神竜騎士フェルグラント》]]を展開して疲弊した[[相手]]を抑え込める点は強力であり、他の[[ランク]]8を扱う[[デッキ]]でもそう真似できない芸当である。~
 [[《森羅の守神 アルセイ》]]で[[ドローロック]]をかけたり、[[《No.22 不乱健》]]で[[魔法・罠カード]]を守りつつ高[[攻撃力]]で圧力をかけるといった動きもとれる。~
 上記の通り、[[手札]]にある場合も[[剣闘獣]]単体の[[効果]]からつないだり、[[《剣闘獣ダリウス》]]を利用して[[ランク]]4や[[《剣闘獣ガイザレス》]]と同時に並べる事もできるなど、柔軟性は高い。~
 また、[[エクシーズ素材]]としてこの[[カード]]が消費された場合や、[[ランク]]8が突破された場合からも、[[《剣闘獣ガイザレス》]]を展開できれば、[[《剣闘獣ダリウス》]]2体を[[リクルート]]して再度[[エクシーズ召喚]]できる。~
 [[《剣闘獣ダリウス》]]2体で[[ランク]]4を同時に並べる事も可能であり、あちらを[[エクシーズ召喚]]で処理する事で[[無効]]および[[デッキ]]に戻る[[デメリット]]を解除し、そのまま居座る事もできる。~
 [[ランク]]8を維持できれば、必然的に後続の[[剣闘獣]]の[[リクルート]]も通りやすくなるほか、[[戦闘]]補助や[[《リビングデッドの呼び声》]]などが展開から一貫して機能するため、戦術上の親和性も高い。~

 独自の武器を持ってはいるが、[[デッキ]]構築だけで欠点を補完できるとは言い難い。~
 どちらかといえば[[剣闘獣]]の[[リクルート]]が成立しやすい、あるいはこの[[攻撃力]]でも十分な圧力をかけられる[[デッキ]]を想定して利用すべき[[カード]]と言える
 
 単体ではまったく機能しない[[最上級モンスター]]かつ、複数枚の採用を前提とする[[カード]]だが、[[手札]]で[[腐っている>腐る]]状態であっても、[[同名カード]]の[[リクルート]]を成立させる事で、本来の目的である[[ランク]]8の展開+αを果たせるため、実際はさほど[[重い]][[カード]]ではない。~
 無論、[[《剣闘獣ガイザレス》]]や[[ランク]]4の[[エクシーズモンスター]]のみで制圧を期待できる[[相手]]であれば、わざわざリスクを抱えてまで利用する必要性は薄いが、従来の[[【剣闘獣】]]とは異なる動きが可能になるため、軸とした構築を行う価値は十分にあるだろう。

-特に条件のない[[《剣闘獣エセダリ》]]ならば、自身の[[効果]]で素早くつなげる事ができる。~
しかしこの[[カード]]よりも[[攻撃力]]が低いうえに[[リクルート]]能力もないので、[[デッキ]]に戻す目的でも、[[エンドフェイズ]]まで待ったほうが効率が良い。~
その間に戻すべき[[剣闘獣]]が[[墓地]]へ送られてしまう危険もあるが、それが可能なら[[《剣闘獣エセダリ》]]につなげようとするまでを狙われるか、戻せても2体分の[[アドバンテージ]]を失うだけである。

-名前の由来は、ラテン語で「尊厳ある者」を意味する称号「アウグストゥス」だろう。~
初代ローマ皇帝となった[[オクタウィアヌス>《剣闘獣オクタビウス》]]が授かって以降、ローマ帝国の皇帝を示す称号として用いられた。~
--8月の英語表記「August」は、アウグストゥスが由来となっている。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#s0cd8924]
-[[剣闘獣]]

-[[《切り込み隊長》]]

//―《剣闘獣アウグストル》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#q5f1b250]
-[[PRIMAL ORIGIN]] PRIO-JP030 &size(10){[[Rare]]};

//**FAQ
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。