《剣闘獣ヘラクレイノス》 †
融合・効果モンスター
星8/炎属性/獣戦士族/攻3000/守2800
「剣闘獣ラクエル」+「剣闘獣」と名のついたモンスター×2
自分フィールド上に存在する上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、手札を1枚
捨てる事で魔法または罠カードの発動を無効にし、それを破壊する。
コンタクト融合と同じ特殊召喚手段を持つ、炎属性・獣戦士族にして剣闘獣の融合モンスター。
一度正規手順で召喚すれば蘇生・帰還が可能である事もコンタクト融合と同じである。
《剣闘獣ラクエル》は攻撃力が1800と高めであることから、無理なくデッキに投入することができるだろう。
後は、他に2体の剣闘獣をなんでもいいから揃えればよい。
特殊召喚を多用することに目をつけるなら、《剣闘獣ホプロムス》《剣闘獣ムルミロ》を《地獄の暴走召喚》することも視野に入れておこう。
また、効果は非常に強力で、手札さえあれば魔法・罠カードの発動を無効化できる。
つまり擬似的な耐性を持つので、一度特殊召喚に成功すれば効果モンスターの効果以外で除去するのは困難だろう。
(テキストの書き方からして、おそらく強制効果ではなく任意効果である)
- 神話・伝承において―
名前の由来は、おそらくヘラクレスだろう。
ヘラクレスとは、ギリシャ神話に登場する半神半人の英雄である。
ペルセウスの孫であるアルクメネと、主神ゼウスの子にあたる。
ケイローンに師事し剛勇無双となり、義父アムピリトリオンの元で大軍功を挙げ妻と三人の子を持つも、ゼウスの正妻ヘラの嫉妬により狂気を吹き込まれ、子を殺し妻は自殺してしまう。
正気に戻ったヘラクレスは罪を償うためデルポイへ赴きアポロンの神託を乞い、ミュケナイ王エウリュステウスの下で10の勤めを果たせとの神託を受ける。
エウリュステウスがケチをつけた為結局12になった功業は次の通り。
- ネメアの獅子退治
- 化け蛇ヒュドラ退治
- アルテミスの聖獣、ケリュイアの鹿を生け捕り
- エリュマントスの大イノシシを生け捕り
- アウゲイアスの3000頭の牛を擁する牛小屋を川の流れを変えて掃除
- ステュムパロスの怪鳥退治
- クレタの牡牛を生け捕り
- トラキア王ディオメデスの人喰い馬を生け捕り
- アマゾネスの女王、ヒッポリュテを(ヘラの謀略により)殺し腰帯を奪う
- ゲリュオンの赤い牛を生け捕り
- ヘスペリデスの林檎を入手
- 地獄の番犬ケルベロスを生け捕り
幾多の冒険を達成した彼だが、最終的には焼死している。
彼は、妻の手違いからヒュドラの毒を浴びてしまった。
その毒の強さに観念した彼は、自らの手で木を積み上げ、そこに横たわり火をつけさせた。
その結果、彼は天に登り神の座に着いたといわれる。
言うまでもなくヘラクレス座は彼がモチーフである。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
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