*《賢者ケイローン/Chiron the Mage》 [#re7e5486]
*《&ruby(けんじゃ){賢者};ケイローン/Chiron the Mage》 [#top]
 効果モンスター
 星4/地/獣戦士族/攻1800/守1000
 手札の魔法カードを1枚捨てる。
 相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を破壊する。
 この効果は1ターンに1度だけ使用する事ができる。
 星4/地属性/獣戦士族/攻1800/守1000
 1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。
 相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

[[《魔導戦士 ブレイカー》]]には劣るものの、魔法・[[罠カード]]を破壊能力を持つ優良[[モンスター]]。~
魔法カード1枚を、スペルスピード1の[[《サイクロン》]]に変換する。~
[[攻撃力]]も1800と中々に高く、[[アタッカー]]としても十分に活用が可能。~
 [[FLAMING ETERNITY]]で登場した[[地属性]]・[[獣戦士族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[手札コスト]]と引き換えに[[相手]][[フィールド]]の[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]する[[起動効果]]を持つ。~

基本的には、[[《押収》]]や[[《洗脳−ブレインコントロール》]]等の「使い所が来なかった」魔法の処分に一役買ってくれる。~
特に、[[フィールド魔法]]等の「キーカードだが複数必要ない魔法」があれば採用しておきたい。~
 準[[アタッカー]]程度の[[攻撃力]]と[[魔法・罠除去]][[効果]]を持つが、[[効果]]を使うには[[魔法カード]]を[[捨てる]]必要がある。~
 [[墓地]]から回収できる[[《ジェムナイト・フュージョン》]]や他の[[カード]]で回収しやすい[[《融合》]]などなら[[コスト]]としては使える。~
 しかし、[[《魔導戦士 ブレイカー》]]や[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]など、実質[[ノーコスト]]で[[魔法・罠除去]]を行える[[モンスター]]も少なくない。~

このカードは、汎用性の低い魔法カードの欠点を補ってくれる。~
[[デッキ事故率>手札事故]]を落とせる数少ないモンスターなのである。~
 [[獣戦士族]]なので[[《炎舞−「天キ」》]]を初めとした[[炎舞]]に対応する利点はある。~
 しかし、その点でも[[《炎舞−「天キ」》]]を[[コスト]]にできる[[《勇炎星−エンショウ》]]や不確定ではあるが[[コスト]]も不要の[[《ラインモンスター Kホース》]]が存在している。~
 この[[カード]]ならではの利点はなくもないが、やはり[[コスト]]が厳しいため上記の[[カード]]と比べると優先されにくいのが現状である。~

-[[《魔導戦士 ブレイカー》]]と違い、召喚後に[[優先権]]を行使して効果を使うことができるため、一概にこちらが劣っているとは言い切れない。~
([[《魔導戦士 ブレイカー》]]は、[[召喚]]時に[[魔力カウンター]]を乗せる[[誘発効果]]が発動するため、相手に[[優先権]]が移る)
-かつては[[モンスター]]の[[召喚に成功した]]時に[[優先権]]を用いて[[起動効果]]が使えたため、[[《魔導戦士 ブレイカー》]]よりも確実に[[効果]]を使える利点はあった。~
ただし、正体が不確定な[[カード]]に対して[[優先権]]を利用して[[召喚]]時に[[効果]]を使うのは悪手とされ、利点と呼ぶにはかなり厳しい。~
[[破壊]]しようとした[[カード]]が[[《奈落の落とし穴》]]などだった場合、[[手札コスト]]で余計な[[ディスアドバンテージ]]を背負うためである。~
--その後の[[マスタールール2]]導入時のルール変更により、この[[カード]]も[[効果]]使用前に[[《激流葬》]]などを食らうようになってしまい、この[[カード]]ならではの利点がなくなってしまった。~

-[[ビートダウン]]で魔法と罠への対処をこのカードに任せていると、[[《スキルドレイン》]]に手も足も出なくなるので注意。~
-「ケイローン」とは、ギリシャ神話に登場する[[ケンタウルス>《ケンタウロス》]]の1人。~
農耕の神クロノス(ローマ神話の[[サトゥルヌス>《裁きの代行者 サターン》]]と同一視される)の息子であり、「[[いて座>《セイクリッド・カウスト》]]」は彼がモチーフである。~
[[ケンタウルス>《ケンタウロス》]]という種族は野蛮なのだが、彼は医術や音楽を含む芸術に優れた特別な存在だった。~
[[ヘラクレス>《剣闘獣ヘラクレイノス》]]の武術の師であるが、[[ヘラクレス>《剣闘獣ヘラクレイノス》]]が[[ケンタウルス>《ケンタウロス》]]の一族といざこざを起こした際に誤って[[ヘラクレス>《剣闘獣ヘラクレイノス》]]の毒矢を受けてしまう。~
彼は不死の肉体を持っていたが[[ヒュドラ>《陽炎獣 ヒュドラー》]]の猛毒による苦痛に耐え切れず、不死の力を捨てて死んでしまった。~

-[[罠カード]]を多く利用するデッキならば、[[《王宮のお触れ》]]対策として起用を考えたい。~
罠に比重が偏っているため、貴重な魔法カードの無駄使いはできないが、状況打開には必要な判断。~
 ~

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「乃亜編」における「海馬VS乃亜」戦にて乃亜が使用。~
このときの効果「真実の鏡」は攻撃宣言時に相手の魔法・罠を1枚選択し破壊するというもの。~
これにより乃亜は海馬の[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を破壊した。~
アニメオリジナル「乃亜編」の「海馬vs乃亜」戦にて乃亜が使用。~
自身の[[モンスター効果]]で、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を[[破壊]]した。~
その後、[[《ジャイアントウィルス》]]を[[戦闘破壊]]し、返しの[[ターン]]には[[《ヴァンパイア・ロード》]]に[[戦闘破壊]]された。~
[[効果]]名は「真実の鏡」。~

--アニメDMでは[[獣族]]であり、[[攻撃宣言]]時に[[相手]]の[[魔法・罠カード]]を1枚選択し、[[攻撃]]前に[[破壊]]する[[効果]]であった。~

--Dチーム・ゼアルの「遊馬vs鉄男」戦において、遊馬が使用。~

-コナミのゲーム作品において―~
DM8では「相手フィールドで最も攻撃力の高いモンスター1体を破壊する」という[[《雷帝ザボルグ》]]に近い起動効果を持っている。~
[[《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》]]との大きな違いは攻撃力が低下しないところとモンスターの元々の攻撃力が低いことだが、どちらも[[除去]]効果を持ち、攻撃力も充分高いので相互互換と言える。~
このカードと[[《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》]]を3枚ずつ積んでおけばクリア後に登場する極悪決闘者達を相手にしても、力押しの勝負をしても互角以上の戦いができる。~
しかし、DM8自体がバランスの壊れたゲームであり、これらのカードをフル投入できるまでやり込む根気のあるプレイヤーは少ないと思われる。
DM8では、アニメと同じ[[獣族]]で「[[相手]][[フィールド]]で最も[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]1体を[[破壊]]する」という[[起動効果]]を持つ。~
同じく[[除去]][[効果]]を持つ[[《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》]]とは[[相互互換]]の関係にあり、大きな違いは[[元々の攻撃力]]が劣る点と[[攻撃力]]が低下しない点。~
この[[カード]]と[[《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》]]を3枚ずつ[[積んで>積む]]おけば、クリア後に登場する極悪決闘者達を相手に力押しの勝負をしても互角以上の戦いができる。~
強力な[[効果]]を持つが、アンティで手に入れる事ができない[[カード]]の為、当時のDM8内ではかなりの[[レアカード]]であった。~

-神話・伝承において―~
ギリシャ神話に登場するケンタウルス(…[[《ケンタウロス》]]参照)の一人で、テッサリアのペリオン山に住む。~
基本的にケンタウロスという種族は野蛮なのだが、彼は医術や音楽を含む芸術に優れた特別な存在だった。~
ちなみに、「いて座」は彼がモチーフである。
--なお、[[OCG]]化よりもDM8での登場のほうが1年半以上早い。~

**関連カード [#ldd8af21]
**関連カード [#card]
-[[《魔導戦士 ブレイカー》]]

-[[《召喚僧サモンプリースト》]]
-[[《D・D・M》]]
-[[《大邪神 レシェフ》]]
-[[《トロイメア・フェニックス》]]

**収録パック等 [#ce2234e9]
-[[FLAMING ETERNITY]] FET-JP021
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP141
***[[手札]]の[[魔法カード]]を[[捨てる]]([[墓地へ送る]])事で[[効果]]を[[発動]]する[[モンスター]] [#list]
-[[効果モンスター]]
--[[ウィッチクラフト]]
---[[《ウィッチクラフト・シュミッタ》]]
---[[《ウィッチクラフト・ピットレ》]]
---[[《ウィッチクラフト・ポトリー》]]

**FAQ [#e1b3f53b]
Q:~
A:
---[[《ウィッチクラフト・エーデル》]]

---[[《ウィッチクラフト・ハイネ》]]
---[[《ウィッチクラフトマスター・ヴェール》]]

--[[《極星天ミーミル》]]([[墓地へ送る]])
--《賢者ケイローン》
--[[《番犬−ウォッチドッグ》]]([[墓地へ送る]])
--[[《召喚僧サモンプリースト》]]
--[[《妖精伝姫−シンデレラ》]]
--[[《光天使ブックス》]]([[墓地へ送る]])

--[[《サルベージェント・ドライバー》]]
--[[《D・D・M》]]

--[[《神聖魔導王 エンディミオン》]]

-[[儀式モンスター]]
--[[《大邪神 レシェフ》]]

-[[シンクロモンスター]]
--[[《ナチュル・ランドオルス》]]([[墓地へ送る]])


//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【コアキメイル】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[FLAMING ETERNITY]] FET-JP021 &size(10){[[Rare]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP141 &size(10){[[Rare]]};
-[[スターターデッキ(2012)]] ST12-JP013

//**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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