*《&ruby(げんしせいめいたい){原始生命態};ニビル/Nibiru, the Primal Being》 [#top]
 効果モンスター
 星11/光属性/岩石族/攻3000/守 600
 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):相手が5体以上のモンスターの召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズに発動できる。
 自分・相手フィールドの表側表示モンスターを全てリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。
 その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。
 このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。
 この効果は相手ターンでも発動できる。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1164113663478734848
//「/photo/1」は必要ない

 [[EXTRA PACK 2019]]で登場する[[光属性]]・[[岩石族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[表側表示]]の[[モンスター]]を全て[[リリース]]して[[手札]]から[[特殊召喚]]し、[[リリース]]した[[モンスター]]の[[元々のステータス>元々の攻撃力(守備力)]]を合計した[[ステータス]]を持つ[[原始生命態トークン]]を[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ。~

 [[相手]]が5体以上の[[モンスター]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]した[[ターン]]という[[発動条件]]があるが、現在の[[環境]]主流[[デッキ]]では展開に際して多数の[[特殊召喚]]を行うのが普通であり、[[相手]][[ターン]]なら満たすのは難しくない。~
 [[相手]]がこの[[カード]]を警戒して[[召喚]]・[[特殊召喚]]の回数を4体以内に抑えたとしても、そうするとそもそも動きが止まってしまう[[デッキ]]も多く、そうなった時点で役目は果たせている。~
 [[【メタビート】]]や一部の[[地雷]][[デッキ]]、非[[主流デッキ]]を[[相手]]にすると[[腐る]]恐れはあるが、それらの大半は速度が遅く、1枚[[腐って>腐る]]も大きな[[ディスアドバンテージ]]にならないか、少量の[[メタカード]]があれば対処できる場合が多い。~
 ただし[[【フルバーン】]]や[[【エクゾディア】]]の様な特殊な非[[ビートダウン]][[デッキ]]は苦手。~

 この[[効果]]の[[発動]]タイミングは5体目の[[召喚]]・[[特殊召喚]]時ではなく、5体を超えて以降の[[メインフェイズ]]であれば[[フリーチェーン]]で[[発動]]可能となる。~
 このため、相手が展開を終え[[メインフェイズ]]を終了する際に一網打尽にするといった運用も可能。~
 一方、完全に展開を終えるのを待つと後述のように対処できる[[モンスター]]を出される可能性もあり、途中で妨害すべきかの読みが求められる。~
 また、[[スタンバイフェイズ]]や[[バトルフェイズ]]での[[特殊召喚]]も数えるため、[[【剣闘獣】]]等の[[バトルフェイズ]]の[[特殊召喚]]に対し[[メインフェイズ]]2に[[発動]]することもできる。~
 極めて限定的なケースとなるが、[[自分]][[ターン]]でも[[相手]]が大量の[[特殊召喚]]をしてきた場合には適用できる。

 この[[カード]]の役割としては、[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]を[[リリース]]して[[除去]]するという[[壊獣]]に近いものとなる。~
 [[壊獣]]と比較すると、この[[カード]]は[[相手]][[ターン]]中にも[[除去]]できるので、[[相手]]の盤面を崩すだけでなく、が盤面を作る前に[[除去]]して展開を止めやすい。~
 [[壊獣]]と比較すると、この[[カード]]は[[相手]][[ターン]]中にも[[除去]]できるので、[[相手]]の盤面を崩すだけでなく、盤面を作る前に[[除去]]して展開を止めやすい。~
 反面、この[[カード]]の[[特殊召喚]]は[[効果の発動]]を伴い[[効果]]で[[リリース]]するため、[[壊獣]]より[[除去]][[カード]]としての確実性は低い。~
 [[効果]]の[[発動]]を[[無効]]にされた場合には何もできずに終わるため、[[コスト]][[リリース]]となる[[壊獣]]のように[[チェーン]]不可の[[除去]]としては使えない。~
 [[耐性]]に防がれることもあるほか、[[《外神アザトート》]]が[[エクシーズ召喚]]された[[ターン]]・[[《夢幻崩界イヴリース》]]を[[送りつけ]]られた場合等には[[特殊召喚]][[効果]]は[[発動]]自体できなくなる。~

 また、[[表側表示]][[モンスター]]であれば任意で選べず、[[自分]][[フィールド]]も含む全てを[[リリース]]することも場面を選ぶ要素となる。~
 [[自分]]の盤面を覆されるほどの展開でリセットに使うということも考えられるが、そこまでの状況では上述のように[[発動]]を封じられる布陣の可能性も高い。~
 [[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]の回避や[[サンドバッグ]]にする等で任意に残すようなことはできないため、豪快さと引き換えに小回りも効かない。~
 場合によっては、[[除去]]したつもりが[[墓地]][[効果]]ですぐにリカバリされてしまうこともあるため、タイミングを読む必要があるだろう。~

 この[[カード]]の[[特殊召喚]]後、[[相手]][[フィールド]]に[[トークン]]が[[特殊召喚]]される。~
 [[リリース]]した[[モンスター]]の[[ステータス]]を全て合計し、状況によっては非常に高い[[攻撃力]]を得るので、[[守備表示]]で[[特殊召喚]]し返しの[[ターン]]で処理する、[[攻撃]]させない運用が基本となる。~
 [[リリース]]の多くが[[守備力]]を持たない[[リンクモンスター]]ならば、[[守備力]]は低く返しの[[ターン]]に[[戦闘破壊]]で処理しやすい。~
 たとえ[[攻撃力]]・[[守備力]]がともに高くとも、[[効果]]は持たないため[[効果]]での[[除去]]は容易に行えるだろう。~
 その他、各種素材の消費等で[[フィールド]]に残っている[[モンスター]]数が減っているタイミングや[[ステータス]]の低い並びのタイミングであれば、合計値も小さくなる。~

 [[相手]][[フィールド]]に[[光属性]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]するので、[[《シャイニング・アブソーブ》]]で[[攻撃力]]を利用することもできる。~
 [[《洗脳解除》]]などで高[[攻撃力]]の[[原始生命態トークン]]を[[コントロール奪取]]し、返しの[[ターン]]に、[[攻撃]]すれば[[1ターンキル]]も見えてくる。~
 あえて[[攻撃]]させることで[[《魔法の筒》]]で[[1ターンキル]]を狙う手もあるが、非常に読まれやすい上に[[伏せカード]]の[[除去]]などで妨害されやすいので、実用的ではないだろう。~

-実際にはこの[[カード]]を[[手札]]に握っていなくとも持っているかのように振る舞う事で[[相手]]の展開を抑制できる可能性はある。~
例えば[[相手]]の展開の際に[[召喚]]・[[特殊召喚]]の回数を数えていれば[[相手]]はこの[[カード]]の存在を警戒して展開を4回以内で控える事もあり得る。~
ただし、はっきりと嘘をついたり、プレイングに影響する様な数え方は遅延行為と解釈されかねないため、マナーを守った範疇で行いたい。~

-[[儀式魔法]]と同様、[[発動]]時には[[発動]]の宣言のみで何もせず、[[効果処理時]]に[[リリース]]を行う[[カード]]に分類される。~
また、[[リリース]]が[[コスト]]ではなく[[効果]]であるため、[[効果を受けない]][[耐性]]のある[[モンスター]]は[[リリース]]されない。~

-[[原始生命態トークン]]の理論上の最高[[攻撃力]]は、[[攻撃力]]5000の[[モンスター]]を12体[[リリース]]した場合の60000。~

-[[フィールド]]の[[モンスター]]全てを[[リリース]]できなかった場合の処理については発売後の[[裁定]]待ち。~
「[[効果を受けない]]」や「[[リリース]]されない」等の[[耐性]]を持つ[[モンスター]]がいる場合にこの[[カードの効果]]を[[発動]]できるのかについても同様。~

-[[召喚制限]]のない[[岩石族]]では最大の[[元々の攻撃力]]を持つ。~
[[汎用性]]の高い[[効果]]である事も踏まえて[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]の[[融合素材]]としても使いやすい。~

-「ニビル(Nibiru)」とは、太陽系に存在するとされた仮説上の惑星のことである。~
天体の軌道の観測上の誤差を、[[冥王星>《The suppression PLUTO》]]の外側に存在する惑星Xの影響であると仮定したのが始まり。~
惑星Xをニビルと呼称したのは作家のゼカリア・シッチンで、彼によるシュメール文明の石版の独自解釈において、石版に描かれた11の惑星のうち1つが「ニビル」と呼ばれていたのが由来。~
ゼカリアによると、「ニビル」は古代シュメール語で「交差する」を意味するとされている。~
[[レベル]]が11なのは石版に描かれた惑星の数を表しているのだろう。~
--ニビルは地球の4〜5倍の大きさを持つ大質量の惑星であり、地球に近づくと人類を滅亡させると言われている。~
[[モンスター]]を全て[[リリース]]して[[特殊召喚]]する[[効果]]は、これに由来するものだろう。~
なお、このような[[効果]]や[[イラスト]]から誤解しがちだが「隕石」とは別物である。~

--[[イラスト]]をよく見ると内部に複数の生物らしき影が見える。~
この[[モンスター]]が[[フィールド]]に落下した後、中から[[生命体>原始生命態トークン]]が出て来る、ということなのだろう。~

-元々は[[TCG]]の[[2019 Gold Sarcophagus Tin>Tin#CT16]]で追加された新規[[カード]]の1枚である。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[原始生命態トークン]]

-[[《真魔獣 ガーゼット》]]

//―《原始生命態ニビル》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[EXTRA PACK 2019]] EP19-JP067 &size(10){[[Ultra]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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