幻影(げんえい)魔術士(まじゅつし)/Phantom Magician》

効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻 600/守 700
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、 
自分のデッキから攻撃力1000以下の「HERO」と名のついたモンスター1体を
表側守備表示で特殊召喚する事ができる。

 Vジャンプ(2010年5月号開始) 一年間定期購読特典で登場した闇属性魔法使い族下級モンスター
 戦闘破壊され墓地へ送られた時、攻撃力1000以下のHEROリクルートできる。

 HERO全般に対応したリクルーターであり、名前?を指定するものとしては対応範囲は広い。
 しかし、攻撃力1000以下という縛りがああり、そもそもそれぞれのHEROは相互シナジーに薄いため、実際の運用ではその広さを活かしづらい。
 戦闘破壊というのも難点で、今の環境においては遅い部類となり、安定性には欠ける。
 もっとも、HERO自体は1000を越えても攻撃力は低めのものが多いため、裏側守備表示モンスターへの攻撃を牽制させる意図も期待はできる。
 とは言え、コンボや牽制のためにHEROの名を持たないこのカードを採用するかは考えどころである。

 E・HEROには《ヒーロー・シグナル》が、D−HEROには《キラー・トマト》《デステニー・シグナル》が存在する。
 E−HEROの場合はサーチリクルートしたいモンスターは実質的にE・HEROになることが多い。
 複数のHEROの混合デッキでも、サーチャーではあるが発動条件の緩い《E・HERO エアーマン》が存在する。
 よって、《E・HERO フォレストマン》のようにメインフェイズより前に効果のタイミングが来るモンスターが、最大の狙い目となるだろう。
 エクシーズ召喚リリースを狙うならばサーチ以上の役割を期待できるかもしれないが、E・HEROならば《ヒーローアライブ》がある。
 また、類似する罠カードに比べ範囲は狭いが、それでも《D−HERO ドゥームガイ》で戦線を繋げる等、リクルーターならではの利点は存在する。

 総じて、類似するカードも多く、それらともどもサーチに比べ遅く不安定なため、それらと合わせてどれが最も適しているかを考えて採用を検討するようにしたい。

関連カード

特殊召喚可能な攻撃力1000以下のHERO

収録パック等