幻獣(げんじゅう)(つの)/Horn of the Phantom Beast》

通常罠
発動後このカードは攻撃力800ポイントアップの装備カードとなり、
自分フィールド上に存在する獣族・獣戦士族モンスター1体に装備する。
装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し
墓地へ送った時、デッキからカードを1枚ドローする。

 DUELIST REVOLUTIONで登場した通常罠
 獣族獣戦士族専用の強化カードであり、ドロー効果も備えている。

 そこそこの上昇値を持ち、ダメージステップ時に発動できるためアドバンテージを失いにくく、獣族獣戦士族においては優秀なサポートカードである。
 相手を返り討ちにできれば、戦闘破壊とあわせて1枚分のアドバンテージ、即ちこのカードの損失は回復できる。
 維持できればその分だけ強力ではあるが、この点から単純に戦闘破壊をトリガーとする《フレムベル・ヘルドッグ》《コアキメイル・クルセイダー》《ジャッカルの霊騎士》剣闘獣といったモンスターの補助として使っても問題ない。
 《身剣一体》と比較して対応範囲が広いため、多くのモンスター効果シナジーが見込める。
 以下はその一例である。

  1. 《王虎ワンフー》
    拘束力に対して元々の攻撃力が低いことから攻撃を受けやすくカウンターが決まりやすい。
    効果の穴であるセットモンスターアドバンテージに変えられる可能性も出てくる。
  2. 《TG ラッシュ・ライノ》《TG ワーウルフ》
    互いをサーチできるためモンスターが必要となるこのカード腐るのを防ぐ事ができる。
    前者は攻撃力の上昇を嫌って相手ターン攻撃される状況も少なくない。
  3. 《漆黒の戦士 ワーウルフ》
    《次元幽閉》等を恐れずに攻撃でき、かつ装備対象を問わないため戦闘破壊の機会を増やす事が出来る。
    また失敗時の損失が大きいダメージステップでの発動に際しカウンター罠を封じられる点も見逃せない。
  4. 《激昂のミノタウルス》貫通モンスター
    攻撃力を補うとともに、維持する事で二つの面からアドバンテージを稼ぐ事ができる。
    これらのモンスターを採用する時点でデッキ全体としてライフ・アドバンテージを重視している事になるので、戦闘破壊を嫌ってを出さない相手には、より強く負担を与えられる。
  5. 《ツインヘデッド・ビースト》2回攻撃モンスター
    いずれも条件があるため相応のリスクがあるものの、爆発力も高い。
    汎用性を考えるならば無理に狙わずにすむよう他の対応モンスターと併用したい。
  6. 《スクラップ・ビースト》他一部のスクラップ
    手札に加えやすく、攻撃力が中途半端である点、さらにはサクリファイス・エスケープ可能な《スクラップ・スコール》を備えるため戦闘破壊の標的となりやすい。
    特に《スクラップ・ビースト》《スクラップ・キマイラ》の存在からあらかじめ単体で利用する場合もあり、チューナーであるため相手としても放置し難い。
    また装備モンスターが残っている必要があるものの、《スクラップ・ドラゴン》破壊対象にも使える。

 ある程度の攻撃力を持つ獣族獣戦士族モンスターを場に出す場合、何かしらの伏せカードと共に攻撃表示にしておくとこのカードを警戒させられる。
 また、このカードを警戒している相手獣族モンスター戦闘破壊ではなく除去カード除去する傾向が発生するため、《森の番人グリーン・バブーン》効果発動しやすくなる。
 現環境ではやや打点不足の《森の番人グリーン・バブーン》自体の攻撃力を補うこともできる。

関連カード

装備カードになる罠カード《メタル化・魔法反射装甲》参照

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:ダメージステップ時に発動できますか?
A:可能です。(10/04/17)

Q:ドロー効果チェーンブロックを作りますか?
A:はい、作ります。(10/04/20)

Q:装備モンスター相打ちとなった場合、ドロー効果適用されますか?
A:その場合ドローすることはできません。(10/04/20)

Q:《マジカルシルクハット》効果モンスター扱いとなったこのカードは幻獣と名の付くモンスターとして扱いますか?
A:幻獣と名の付くモンスターとして扱います。また、《血の代償》によってモンスター扱いでセットされたこのカード1枚をリリースすることで、《幻獣ロックリザード》アドバンス召喚することが可能です。(10/04/20)

Q:装備モンスター《禁じられた聖槍》発動した場合、ドロー効果適用されますか?
A:ドロー効果適用されますが、装備モンスター攻撃力をアップさせる効果適用されません。(12/02/27)

Q:装備モンスターが相手のモンスターの場合(コントロールを奪われた等)、戦闘により破壊墓地に送った場合のドロー効果はどちらのプレイヤーが行いますか?
A:どちらのプレイヤーもドローは行えません。ドロー効果《幻獣の角》のコントローラーが装備モンスターで相手モンスターを破壊墓地に送った場合のみ発動します。(11/10/31)