幻奏(げんそう)音姫(おとひめ)プロディジー・モーツァルト》

効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2600/守2000
このカードの効果を発動するターン、
自分は光属性以外のモンスターを特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から天使族・光属性モンスター1体を特殊召喚する。

 THE DUELIST ADVENTで登場した光属性天使族最上級モンスター
 手札から光属性天使族モンスター特殊召喚する効果を持つ。

 天使族であれば光属性以外も特殊召喚できる《神の居城−ヴァルハラ》も存在するが、あちらのようにフィールドの状況に左右されない利点がある。
 とは言え最上級モンスターであるこのモンスター自体も他の特殊召喚サポートを必要とするので、手札消費は多くなってしまう。
 特殊召喚できるモンスターには光属性天使族と二重の制約がかけられているものの、これには強力なステータス効果を持つモンスターが多数いるため対象には困らない。
 《神の居城−ヴァルハラ》《ジェルエンデュオ》など、このカード自身とも特殊召喚できるモンスターともシナジーの多いカードも多数存在するため、既存の【天使族】デッキの新たな選択肢として無理なく採用できる。
 特に《アテナ》とは相性がよく、それぞれの効果でお互いの特殊召喚をサポートできる。
 更に《アテナ》蘇生効果でこのカードリリースした後再び蘇生することで再びこのカード特殊召喚効果を利用でき、《アテナ》バーン効果発動できる。
 変わったところでは《アルカナフォースXXI−THE WORLD》特殊召喚し表の効果を得られればターンスキップのためのリリース要因にもなる。

 また、このカード自身も光属性天使族のため、1体目の効果で2体目のこのカード特殊召喚し、さらなる戦線強化を見込める。
 2体のこのカードを含む3体以上のモンスターが揃えば総攻撃力が8000を超えることも多く、1ターンキルも視野に入る。
 当然、チューナーレベルモンスター特殊召喚し、シンクロ召喚エクシーズ召喚を狙ってもいい。
 自身の制約によりこの効果を使用したターン光属性モンスターしか 特殊召喚できないが、このカードを絡めた特殊召喚先として光属性モンスターには《星態龍》《神竜騎士フェルグラント》《森羅の守神 アルセイ》などの強力な効果を持つモンスターが存在している。
 このカード自身はモンスターを展開するための効果しか持たないので、効果使用後は積極的にシンクロ素材エクシーズ素材に利用してもいいだろう。

 《光神化》からの《地獄の暴走召喚》コンボにも当然対応しており、3体のこのカードが並べばエクシーズ召喚シンクロ召喚を絡めることで《大天使クリスティア》《神竜騎士フェルグラント》などの制圧力の高いモンスターを並べ、ゲームを決めることもできるだろう。
 総じて、高い爆発力を見込めるカードだと言える。

 一方でこのカード自体は自身を特殊召喚する効果を持たない最上級モンスターであるため、何らかの補助が無いと手札事故の要因となる。
 ステータス最上級モンスターとしては控えめであり、手札特殊召喚対象モンスターがいなければただのバニラモンスター同然になってしまう。
 テンポ・アドバンテージを稼ぐ効果を持つ代わりにカード・アドバンテージに直結する効果は持たないため、使い所を間違えると自分の首を締めてしまうことになる。
 爆発力を高めてくれる要素を持つ反面、ただでさえ最上級モンスターの多くなりがちな天使族デッキでは採用枚数をよく吟味する必要があるだろう。

関連カード

収録パック等