遊戯王カードWiki - 《幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ》のバックアップ(No.42)

《幻奏(げんそう)の華歌聖(はなかせい)ブルーム・ディーヴァ/Bloom Diva the Melodious Choir》 †

融合・効果モンスター
星６/光属性/天使族/攻1000/守2000
「幻奏の音姫」モンスター＋「幻奏」モンスター
(1)：このカードは戦闘・効果では破壊されず、
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは０になる。
(2)：このカードが特殊召喚されたモンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
その相手モンスターとこのカードの、元々の攻撃力の差分のダメージを相手に与え、
その相手モンスターを破壊する。

　クロスオーバー・ソウルズで登場した光属性・天使族の融合モンスター。
　破壊と戦闘ダメージをなくす永続効果、ダメージを与えて(それと同時扱いで)相手モンスターを破壊する誘発効果を持つ。

　戦闘及び効果に対する破壊耐性を持ち、特殊召喚されたモンスターとの戦闘を行えば破壊した上でダメージを与えられる。
　ただし元々の攻撃力が低いために効果の無効には弱く、当然ながら破壊以外の除去にも無力である。
　この点は《幻奏の音女アリア》と併用して対象に取る効果に対する耐性を付与することで克服できる。

　問題となるのが融合素材の用意であり、最上級モンスターか融合モンスターしか存在しない幻奏の音姫を必要とする点は難点である。
　融合素材がどちらもカテゴリ指定なのは選択肢が拡がる代わりに、融合素材代用モンスターや《融合準備》等が使えない欠点にもなる。
　また、現状の【幻奏】は《幻奏の音女アリア》によるロックが基本戦術なので、既存のギミックとシナジーが薄い融合召喚要素を入れると事故率も高まる。
　このカードを採用するのならば、融合召喚を主軸とした上でのデッキ構築を心がけたい。

　幻奏の音姫の１体である《幻奏の音姫ローリイット・フランソワ》はサルベージ効果を持ち、幻奏をサルベージすれば融合召喚に繋ぎやすくなり、《幻奏の歌姫ソプラノ》をサルベージして召喚すれば融合召喚が狙える。
　特殊召喚効果を持つ《幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト》の場合、フィールド融合限定の融合召喚が可能な《幻奏の歌姫ソプラノ》を展開してこのカードに繋げられる。
　このとき特殊召喚された《幻奏の歌姫ソプラノ》で幻奏をサルベージできるので、融合召喚のディスアドバンテージも回復できる。
　《幻奏の歌姫ソプラノ》で《幻奏の音姫マイスタリン・シューベルト》を融合召喚した後、《幻奏の歌姫ソプラノ》を蘇生させれば２体で融合召喚可能。

　また、破壊されない融合モンスターなので《幻想召喚師》や《チェーン・マテリアル》での特殊召喚候補にもなる。
　《チェーン・マテリアル》と《フュージョン・ゲート》を使用すれば容易に出せ、壁となる。

(2)の効果はお互いの表示形式やどちらが上の攻撃力か等の制限がない。
そのため守備表示の羊トークンを攻撃した場合や、守備表示のこのカードが攻撃を受けた場合でもダメージが与えられる。
しかし、発動するタイミングはダメージ計算後であり、似たような効果の《ユベル－ＤａｓＥｘｔｒｅｍｅｒＴｒａｕｒｉｇＤｒａｃｈｅｎ》とは違い、《スキルドレイン》等で無効にされると戦闘破壊されても適用されない。
戦闘破壊が確定したモンスターが墓地へ送られるのはダメージステップ終了時であり、ダメージ計算後ではまだフィールドに存在するからである。
よって自爆特攻をしても相手にダメージを与えられず、モンスターも破壊できない。
- なお、自身の効果で元々の攻撃力が変動しているモンスターと戦闘する場合処理がややこしいので注意。
  特殊召喚され元々の攻撃力が1800になっている(カード記載数値は2400の)《クリフォート・アーカイブ》と戦闘する時の効果ダメージを例にすると……
  - 《クリフォート・アーカイブ》を戦闘破壊できない場合は1800－1000で800になる。
  - 《クリフォート・アーカイブ》を戦闘破壊できた場合は2400－1000で1400になる。
    (戦闘破壊される場合、数値が2400に戻っているという扱い)
- 相手モンスターが効果破壊できない状況でも、効果ダメージは発生する。

英語名のChoir（クワイア）とは聖歌隊の意味。

原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vで柊柚子が使用する融合召喚習得後のエースモンスター。
初使用は「柚子vs真澄」（２戦目）で、《幻奏の歌姫ソプラノ》と《クリスタル・ローズ》を融合素材として融合召喚される。
攻撃力2900の《ジェムナイト・ジルコニア》に攻撃して、効果で戦闘ダメージを反射した上で《ジェムナイト・ジルコニア》を破壊した。
そして、《幻奏のイリュージョン》の効果による２度目の攻撃で攻撃力3400の《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》に攻撃し、自身の効果で戦闘ダメージを反射して勝負を決めた。
その後も経過が省略されたデュエルも含めて、フィニッシャーもしくはそれに準ずる活躍を見せている。
しかし「柚子vsデニス」戦では《トリック・ボックス》によって《Ｅｍトラピーズ・マジシャン》とコントロール交換されてしまい、自身のモンスター効果で柚子自身が敗北している。
攻撃名・効果名は「リフレクト・シャウト」。

融合召喚時の口上は「（融合素材を例える言葉１）よ！（融合素材を例える言葉２）よ！タクトの導きにより力重ねよ！融合召喚！今こそ舞台に勝利の歌を！《幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ》！」。
融合素材の指定が緩いため、融合召喚に使用する幻奏によって前部の台詞が異なる。
「柚子vs真澄」（２戦目）：「天使のさえずりよ！至高の天才よ！～《幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ》！」。
「柚子vsデニス」戦：「天使のさえずりよ！魂の響きよ！～《幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ》！」。
「柚子vs徳松」戦：「響き渡る歌声よ！天使のさえずりよ！～《幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ》！」

アニメでのテキストは以下の通り。
```
「幻奏の歌姫」モンスター＋「幻奏」モンスター 
(1)：このカードが特殊召喚された相手モンスターと戦闘を行う場合に発動できる。 
このカードはその戦闘では破壊されず、相手モンスターを破壊する。 
また、その戦闘によって自分が受ける戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
```
破壊耐性効果は強化されているが、融合素材の指定が「幻奏の歌姫」から幻奏の音姫に変更され、融合召喚しにくくなっている。
OCG化に伴い幻奏の音姫が必要となったのは、上記デュエルで《クリスタル・ローズ》を《幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト》の代わりに用いたことから来ていると考えられる。