《幻魔の殉教者/Phantasmal Martyrs》

通常魔法
自分の手札が2枚以上存在し、自分フィールド上に「神炎皇ウリア」
または「降雷皇ハモン」が表側表示で存在するときに発動する事ができる。
手札をすべて墓地に送る事で、自分フィールド上に「幻魔の殉教者トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を3体攻撃表示で特殊召喚する。

 SHADOW OF INFINITYで登場したトークンを生み出す魔法カード
 《幻魔皇ラビエル》サポートカードなのだが、いかんせん発動条件が厳し過ぎる上、コストも絶大。
 しかも、そこまでして召喚したトークン《千眼の邪教神》と大して変わらない。
 これでは《クリボー》《増殖》する方が現実的だ、と言わざるを得ないだろう。

 何せ、《幻魔皇ラビエル》手札にある時に発動すると、その《幻魔皇ラビエル》墓地に行ってしまうと言う非常に矛盾した効果になってしまっている。
 使うなら、かなり面倒な手順が必要となってくる。
 「幻魔の殉教者トークン」を《降雷皇ハモン》で守り《幻魔皇ラビエル》《タイムカプセル》《封印の黄金櫃》等でサーチしておく…といった風に。
 尚、ここまでの手順で、述べディスアドバンテージは6枚。
 気の遠くなる話である。

 最凶のディスアドバンテージで有名な《最終戦争》よりもタチが悪い。
 むしろ《最終戦争》を使用して攻撃に行ったほうが良いように思えてくる。
 止めに、あちらはまだ【最終次元】というコンボデッキキーカードであるのに対し、こちらはその狂った発動条件からコンボにすら使用できない。
 手札永続罠が多くある時に発動して《神炎皇ウリア》攻撃力を上げるという使い方もできないことはないが…。

関連カード

収録パック等