遊戯王カードWiki - 《現世と冥界の逆転》のバックアップ(No.45)

《現世(げんせ)と冥界(めいかい)の逆転(ぎゃくてん)/Exchange of the Spirit》 †

通常罠（制限カード）
「現世と冥界の逆転」はデュエル中に１枚しか発動できない。
(1)：お互いの墓地のカードがそれぞれ１５枚以上の場合に１０００ＬＰを払って発動できる。
お互いのプレイヤーは、それぞれ自分のデッキと墓地のカードを全て入れ替え、
その後デッキをシャッフルする。

　週刊少年ジャンプ(2002年４・５合併号)　付属カードで登場した通常罠。
　その名の通り双方の墓地とデッキをそのまま逆転させてしまう。

　墓地とデッキを入れ替えるが、そのまま使用しても相手の墓地を肥やすだけになってしまう。
　ただし、このカードの発動にチェーンして《デビル・コメディアン》を発動し、そのコイントスを当てることで相手の墓地を０にしてデッキと入れ替えることで１ターンキルが成立する。
　また、相手の墓地にシンクロ・エクシーズ・融合モンスターのしかない状況で使用すればメインデッキにカードが戻らず、メインデッキは０枚になり、１ターンキルが成立する。

　《轟雷帝ザボルグ》の効果ならお互いのエクストラデッキを墓地へ送るため、発動条件を満たし、メインデッキに戻るカードを減らせる。

普通に発動した場合、このカード自身は「入れ替え」が終わってから墓地へ送られる。
このカードもデッキに戻したいというのであれば、発動時に《非常食》をチェーンしてやればよい。

「墓地へ送る」ではなく「入れ替える」である。
よって、《光の追放者》や《マクロコスモス》が発動していても問題なく墓地との交換が成立する。
「入れ替える」である為ため、《処刑人－マキュラ》や《コカローチ・ナイト》等の効果も一切反応せず、トリガーにならない。

《破壊輪》などと共に、エラッタによって弱体化されたカードの一枚。
エラッタ前は、自分の墓地にカードが15枚以上あれば相手の墓地に関係なく発動でき、発動枚数の制限もなかった。
そのため、墓地に15枚のカードが確保できれば１枚でデッキのほとんどを破壊できる極めて凶悪な１ターンキルデッキ、【現世と冥界の逆転】を組めた。
《処刑人－マキュラ》などで先攻１ターン目に発動すれば、相手は後攻１ターン目の通常のドローが行えず即敗北となる。
１ターン目でなくともデュエル序盤で発動できればかなりのデッキ破壊となり、相手は数ターンの内にデッキ切れに追い込まれる。
全盛期の【現世と冥界の逆転】は、《天使の施し》・《苦渋の選択》・《第六感》等により高速で自分の墓地に15枚のカードを確保した後で発動、相手のデッキが空、またはほぼ空になったところで《サイバーポッド》や《手札抹殺》等でドローさせ、デッキ切れに追い込んでいた。
また、《魂の解放》や《デビル・コメディアン》等で相手の墓地を０にした上での即死コンボも形成された。
他のデッキ破壊手段と異なりコンボに関わるカードを多くしないでいいのが強みだった。

他にも、【Ｖドラコントロール】や【トランス】で相手をデッキ切れで逃げさせないために投入される場合もあった。
手軽に１ターンキルデッキを作れることから、02/05/01の制限改訂で制限カードに指定されることになる。
その後は、【デッキ破壊１キル】のサイドデッキで使用されていたのだが、06/03/01にて禁止カードに指定される。

「もし発動条件に相手の墓地の枚数も含まれていたら、これほどの活躍はなかっただろう。」と言われていたカード。
のちにエラッタされ、本当に相手の墓地の枚数も発動条件となった。

エラッタ前は、相手の墓地のカードを全てデッキに戻す《レインボー・ネオス》とコンボを行うと、ほぼ確実に勝利をつかむことができた。
実際には《レインボー・ネオス》が出る以前から禁止カードだったが、ノーリミットデュエルでなら一応可能なプレイングだった。

イラストの背景は、《ハ・デスの使い魔》や《グラナドラ》に使われている背景の色違い。

「マスターガイド」では「2000年のジャンプに付属」と誤植されている。

原作・アニメにおいて―
「バトルシティ編」における｢海馬vsイシズ｣戦においてイシズが使用。
海馬の《死のデッキ破壊ウイルス》と《魔法除去細菌兵器》（共に原作効果）の２枚によるデッキ破壊を喰らい壊滅状態だった彼女のデッキは、このカードで蘇った。
その結果、逆に海馬のデッキが壊滅的な打撃を受け、残りデッキ枚数が僅か６枚となってしまう。
闇マリク曰く、このコンボのために表マリクはイシズに勝ったことが一度もないらしい。
ちなみに、原作での効果もエラッタ前のOCG版と全く同じものである。

アニメGXでは死神と契約せし１ターンキル男｢橘一角｣のデッキに入っていた。
なお、この時は実在しない第３期以降のカードデザインにて登場した。
同様に再販されていない《ドローン》は第１期のものだったことから「このカードは最新仕様で再録される予定があるのでは？」と憶測を呼んだ。

コナミのゲーム作品において―
TAG FORCEでは、ブルー生徒の野畑義賢が切り札として使用している。
しかし、その後の制限改訂で禁止カードに指定されたため、２以降は全く違うデッキになっている。

関連カード †

《デビル・コメディアン》

《ペンギン・ナイト》

このカードを使用する代表的なデッキ †

【現世と冥界の逆転】

収録パック等 †

FAQ †

Ｑ：このカードの効果で《ペンギン・ナイト》等が墓地へ送られた場合、そのカードの効果は発動しますか？
Ａ：いいえ、発動しません。