*《&ruby(アンティーク・ギアゴーレム){古代の機械巨人};/Ancient Gear Golem》 [#k502e9bc]
 効果モンスター
 星8/地属性/機械族/攻3000/守3000
 このカードは特殊召喚できない。
 このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
 このカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を超えていれば、
 その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
 このカードが攻撃する場合、
 相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

 [[THE LOST MILLENNIUM]]で登場した[[地属性]]・[[機械族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[貫通]][[ダメージ]]を与える[[永続効果]]と、[[相手]]の[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を封印する[[永続効果]]を持つ。~

 [[最上級モンスター]]の中でも[[攻>攻撃力]][[守>守備力]]共にトップクラスの[[ステータス]]と、それを活かす[[貫通]][[効果]]から、[[《巨大化》]]や[[ダメージステップ]]中に[[《リミッター解除》]]を使用することで、[[1ターンキル]]級の[[ダメージ]]を与えることができる。~
 だが、[[《奈落の落とし穴》]]・[[《激流葬》]]のように[[攻撃宣言]]時以外で[[発動]]できる[[罠カード]]や[[《地砕き》]]などには無力であり、過信はできない。~
 [[《古代の機械究極巨人》]]や[[《魔法の歯車》]]の[[効果]]を例外として、基本的に[[特殊召喚]]できないため、[[最上級モンスター]]にとって重要な[[召喚]]方法である[[墓地]]からの[[蘇生]]が不可能な点が最大のネック。~
 [[《地砕き》]]等の[[除去]][[魔法>魔法カード]]の的になりやすいのはもちろんのこと、[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]の存在もあり、[[召喚]]できても[[フィールド]]に長く留まることは難しい。~

 この[[モンスター]]の[[サポート>サポートカード]]として[[《古代の機械城》]]は、非常に使い勝手が良く、この[[モンスター]]の高速[[召喚]]も可能。~
 [[アンティーク・ギア]]の[[攻撃力]]を[[強化]]でき、[[汎用性]]もある程度評価できるので、[[デッキ]]に3枚投入することも十分考えられる。~
 [[ガジェット]]は[[《古代の機械城》]]の[[カウンター]]を乗せやすく、[[《血の代償》]]から即座に[[生け贄]]を用意し、追撃で大[[ダメージ]]も狙える。~
 [[《起動兵士デッドリボルバー》]]や[[レベル]]2の[[アンティーク・ギア]]等を[[《機械複製術》]]で複製し、[[生け贄]]を用意する手もある。~
 また、[[生け贄]]を減らせる[[《歯車街》]]も当然有効である。~
 後半の[[効果]]によって[[特殊召喚]]する事はできないが、[[生け贄]]1体でこの[[ステータス]]の[[モンスター]]が[[召喚]]されるのは、[[相手]]にとって脅威となり得るだろう。~

 [[守備力]]も高いため、[[《地砕き》]]・[[《収縮》]]等の対策として[[《月の書》]]を投入するのも有効。~
 状況によっては、[[攻撃力]]の上回る切り札[[モンスター]]を[[守備表示]]にして[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]し、[[貫通]][[ダメージ]]を与えるためにも使える。~
 [[攻撃]]時に[[罠カード]]を封じるため、一度[[召喚]]すれば[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]・[[《次元幽閉》]]等を恐れる必要はない。~
 そのため、[[永続罠]][[《ポールポジション》]]を使う事で永続的に[[《地砕き》]]・[[《収縮》]]等の[[魔法カード]]を回避する戦術を利用しやすい。~

 多少のリスクを覚悟で大きな[[戦闘ダメージ]]を狙うのであれば、[[《死皇帝の陵墓》]]によって[[ライフ]]が減るのを利用して[[《巨大化》]]を使うと良い。~
 [[攻撃力]]6000で[[貫通]][[効果]]持ち、[[罠カード]]も封殺と脅威の打撃力となり、その[[ターン]]に[[《リミッター解除》]]を[[発動]]できれば[[1ターンキル]]も可能。~
 [[《我が身を盾に》]]の[[ライフコスト]]も[[《巨大化》]]に活用できるが、[[《死皇帝の陵墓》]]の[[コスト]]が払えなくなるような事態は避けたい。~

 [[《強化支援メカ・ヘビーウェポン》]]を[[装備カード]]とすることで[[除去]][[耐性]]の付与に加え、[[貫通]][[ダメージ]]も増大できる。~
 [[《機械複製術》]]によって大量展開すれば[[生け贄]]にも使え、[[《死皇帝の陵墓》]]から[[召喚]]後に装備すれば[[モンスター除去]]に対して強い[[耐性]]を得る。~
 [[《大嵐》]]や[[《ハリケーン》]]・[[《氷帝メビウス》]]等で[[装備カード]]や[[フィールド魔法]]を[[除去]]する[[カード]]には十分な注意が必要となり、[[《神の宣告》]]等も欲しいか。~
 [[墓地]]に[[《強化支援メカ・ヘビーウェポン》]]が存在し、[[《ゲットライド!》]]が[[発動]]可能な状態なら[[《我が身を盾に》]]のように[[チェーン]][[発動]]できる。~
 [[《浅すぎた墓穴》]]で[[《トロイホース》]]を[[蘇生]]させれば[[生け贄]]1体で[[召喚]]でき、[[蘇生]]された[[相手]][[モンスター]]にも[[貫通]][[ダメージ]]を与られる。~
 ただ、如何せん[[《トロイホース》]]は中途半端な[[攻撃力]]故に[[フィールド]]や[[墓地]]へ持ってくることが難しく、安定性は低い。~
 同じ[[地属性]][[下級モンスター]]には、[[生け贄]]補助として強力な[[《ダンディライオン》]]・[[《素早いモモンガ》]]・[[《ギガンテス》]]が居ることも優先度を下げる。~

 [[蘇生]]が不可能な点は、[[墓地]]に落ちた後[[《貪欲な壺》]]・[[《古代の整備場》]]等で回収する事でフォローできる。~
 [[ガジェット]]や[[《巨大ネズミ》]]・[[《機械複製術》]]等を採用しているのであれば、[[《貪欲な壺》]]も[[発動]]しやすい。~
 [[《古代の機械城》]]や[[《古代の機械工場》]]・[[《死皇帝の陵墓》]]・[[《歯車街》]]等の出現以降、[[召喚]]の難易度は下がってきている。~
 かつては[[【古代の機械】]]の切り札としてより[[【死皇帝の陵墓】]]の中堅クラスとしての運用が主流となっていたが、[[《古代の機械究極巨人》]]の登場によって再び[[【古代の機械】]]の[[キーカード]]へと返り咲いた。

-第4期前半の市販パック(「[[SOUL OF THE DUELIST]]」「[[RISE OF DESTINY]]」「[[FLAMING ETERNITY]]」「[[THE LOST MILLENNIUM]]」)のパッケージイラストを務めた[[モンスター]]の中で、この[[カード]]だけ[[ダーク化>リメイク#qa1f113f]]していない。~
また、[[EXPERT EDITION Volume.3]]のパッケージイラストに唯一登場していない。~
4体の中では唯一アニメ出身の[[モンスター]]ということで扱いが違うのだろうか。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおいてクロノスが使用する彼のエース[[カード]]にして彼の象徴とも言うべき[[モンスター]]。~
初登場は第1話の「十代vsクロノス」(1戦目)であり、最終的に[[《摩天楼 −スカイスクレイパー−》]]により[[強化]]された[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]に[[戦闘破壊]]されている。~
この時は[[貫通]]以外に特に[[効果]]を持たない[[モンスター]]だったらしく、十代に[[《ヒーロー・シグナル》]]を[[発動]]されていた。~
その後もクロノスの[[デュエル]]では必ず登場している。~
「クロノスvs十代」(2戦目)においては《古代の機械巨人》3体を[[融合]]することで[[《古代の機械究極巨人》]]となり、更にその[[破壊]]によって再[[召喚]]された。~
しかし、ほぼ同時に十代の場には[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]が[[召喚]]されており…。~
[[攻撃]]名は「アルティメット・パウンド」。~

--デュエルアカデミア実技担当最高責任者のクロノスが使用するだけあって、その[[召喚]]方法は実に多彩である。特殊召喚することができない縛りにも関わらず、専用サポートを含めてもほぼ毎回召喚方法が違う。
---「クロノスvs十代」(1戦目)…[[《黄金の邪神像》]]2枚と[[《大嵐》]]の[[コンボ]]で1[[ターン]]目から[[召喚]]。
---「クロノスvsカミューラ」…[[《古代の機械城》]]を[[生け贄]]に[[召喚]]。
---「クロノスvs隼人」…[[《磁力の召喚円 LV2》]]と[[《古代の歯車》]]2体の[[コンボ]]により1体目を[[召喚]]。~
更に[[《古代の機械工場》]]により2体目を[[生け贄]]無しで[[召喚]]。
---「クロノスvsナポレオン」…[[《天使の施し》]]で捨てた[[《トロイホース》]]を[[《早すぎた埋葬》]]で[[蘇生]]し[[生け贄召喚]]。
---「クロノスvs十代」(2戦目)…[[《魔法の歯車》]]・[[《古代の機械究極巨人》]]の[[効果]]により[[召喚条件]]を無視して[[特殊召喚]]。~

--「神楽坂vs翔」戦では神楽坂が使用。~
1話のクロノスのマネをして[[邪神トークン]]2体を[[生け贄]]に[[召喚]]するが、上記の理由により[[《魔法の筒》]]に[[攻撃]]を反射されている。~

--「クロノスvsナポレオンvsペガサス」戦においては《コミック・ハンド》により[[コントロール]]をペガサスに奪われ、[[トゥーン]]化し[[持ち主]]であるクロノスをノックアウトした。~

--アニメに登場した当初は、全体的に細く背景も大幅に異なった[[イラスト]]となっている。
//ttp://yugioh.wikia.com/wiki/Card_Artworks:Ancient_Gear_Golem

--アニメ5D'sの「遊星vsハイトマン」戦においてハイトマンが使用。~
3体の《&ruby(アンティーク・ギアスタチュー){古代の機械石像};》の[[モンスター効果]]により、[[召喚条件]]を無視して3体同時に[[特殊召喚]]される。~
[[バトルフェイズ]]直前に発動された[[《チューナーズ・バリア》]]により[[戦闘破壊]][[耐性]]を持った[[守備表示]]の[[《ガード・オブ・フレムベル》]]を[[攻撃]]し遊星を追い詰めるが、[[罠カード]]《チューナー・ボム》により3体を一度に[[破壊]]された。

---ハイトマン曰く、この[[カード]]はデュエルアカデミアのエリート教師だけが使用できるビンテージ[[モンスター]]であるらしい。~
なぜ神楽坂が所持していたのだろうか?

-コナミのゲーム作品において―~
Wiiソフト「[[遊戯王5D's Duel Transer>ゲーム付属カード#ae6c08cf]]」では検索用の[[機械族]]アイコンが《古代の機械巨人》になっている。~
[[DUEL TERMINAL]]ではクロノスがアクションデュエルにて14弾から使用する。[[めいおうのほうこう>《冥王の咆哮》]]に注意。~

**関連カード [#d67f75b3]
-[[アンティーク・ギア]]

-[[《古代の機械究極巨人》]]

-[[《魔法の歯車》]]

-[[《機動砦のギア・ゴーレム》]]

**このカードを使用する代表的な[[デッキ]] [#mee5fa04]
-[[【古代の機械】]]
-[[【歯車陵墓】>【死皇帝の陵墓】#ba541859]]

**収録パック等 [#f3d33a79]
-[[THE LOST MILLENNIUM]] TLM-JP006 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP186 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ−機械の叛乱−]] SD10-JP012
-[[MASTER COLLECTION>パックパッケージ#w77919d7]] MC1-JP004 &size(10){[[Secret]]};

**FAQ [#qa1ee0a1]
Q:あらかじめ[[《モンスターBOX》]]等の[[永続罠]]が[[発動]]している場合、このカードが[[攻撃]]する時に[[《モンスターBOX》]]の[[効果]]を使用する事はできますか?~
A:はい。[[攻撃]]前から[[発動]]していた[[《モンスターBOX》]][[《旅人の試練》]]等の[[効果]]は使用できます。

Q:[[蘇生制限]]はありますか?~
 ([[《古代の機械究極巨人》]]での[[蘇生]]に影響するかどうか)~
A:いいえ、ありません。[[手札]]・[[デッキ]]から直接[[墓地]]へ送った場合でも、[[《古代の機械究極巨人》]]で[[蘇生]]ができます。(08/03/12)