遊戯王カードWiki - 《古代の機械巨人》のバックアップ(No.36)

《古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)/Ancient Gear Golem》 †

効果モンスター
星８/地属性/機械族/攻3000/守3000
このカードは特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
このカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

　THE LOST MILLENNIUMで登場した地属性・機械族の最上級モンスター。
　特殊召喚できない召喚ルール効果・貫通ダメージを与える永続効果・相手の魔法・罠カードの発動を封印する永続効果を持つ。

　最上級モンスターの中でも攻撃力・守備力共にトップクラスのステータスと、それを活かす魔法・罠カードの発動抑止効果と、貫通効果まで持つ。
　ただし、《古代の機械究極巨人》等の一部の効果を除いて、基本的に特殊召喚できず、最上級モンスターにとって大きな欠点となっている。
　強力なモンスターであり除去の対象にされやすく、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》で除去されるので、フィールドに長く留まり続けることは難しい。

　特殊召喚できない最上級モンスターであり、召喚するには工夫が必要となる。
　《古代の機械城》や《歯車街》等のアンティーク・ギア専用カードを使用すれば、最上級モンスターの召喚という手間を軽減できる。
　《死皇帝の陵墓》等の一般的な最上級モンスター召喚サポートカードも活用できる。

　フィールドに留まり続けるだけ相手にプレッシャーを与えることができるので、フィールドを維持し続ける手段も重要である。
　《地砕き》等の除去魔法カードの対策として、《ポールポジション》も有効である。
　破壊を防ぐ《我が身を盾に》や《強化支援メカ・ヘビーウェポン》も優秀である。
　《歯車街》の影響下であれば、アドバンス召喚に必要なリリースを１体分軽減できるので、《進撃の帝王》や《ハードアームドラゴン》による耐性付与も狙いやすくなる。

　蘇生が不可能な点は、墓地に落ちた後《貪欲な壺》・《古代の整備場》等で回収する事でフォローできる。
　ガジェットや《巨大ネズミ》・《機械複製術》等を採用しているのであれば、《貪欲な壺》も発動しやすい。
　《Ｅ・ＨＥＲＯプリズマー》で《古代の機械究極巨人》を指定してこのカードを墓地に落とせば、《古代の整備場》でサルベージできる。

第４期前半の市販パック（「SOUL OF THE DUELIST」「RISE OF DESTINY」「FLAMING ETERNITY」「THE LOST MILLENNIUM」）のパッケージイラストを務めたモンスターの中で、このカードだけダーク化していない。
また、EXPERT EDITION Volume.3のパッケージイラストに唯一登場していない。
４体の中では唯一アニメ出身のモンスターということで扱いが違うのだろうか。

原作・アニメにおいて―
アニメGXにおいてクロノスが使用する彼のエースカード。
初登場は第１話の「十代vsクロノス」（１戦目）であり、最終的に《摩天楼－スカイスクレイパー－》により強化された《Ｅ・ＨＥＲＯフレイム・ウィングマン》に戦闘破壊されている。
この時は貫通以外に特に効果を持たないモンスターだったらしく、十代に《ヒーロー・シグナル》を発動されていた。
その後もクロノスのデュエルでは必ず登場している。
「十代vsクロノス」（２戦目）においては《古代の機械巨人》３体を融合することで《古代の機械究極巨人》となり、破壊された際に召喚条件を無視して蘇生された。
しかし、ほぼ同時に十代の場には《未完(みかん)の時空機械筐(タイムボックス)》から解放された《Ｅ・ＨＥＲＯフレイム・ウィングマン》が帰還して、第１話のデュエルの終盤が再現される形で決着が付いた。
攻撃名は「アルティメット・パウンド」。

デュエルアカデミア実技担当最高責任者のクロノスが使用するだけあって、その召喚方法は実に多彩である。
特殊召喚できない制約がある最上級モンスターにも関わらず、専用サポートカードを含めてもほぼ毎回召喚方法が違う。

「クロノスvs十代」（１戦目）：《黄金の邪神像》２枚と《大嵐》のコンボで１ターン目から召喚。
「クロノスvsカミューラ」：《古代の機械城》を生け贄に召喚。
「クロノスvs隼人」：《磁力の召喚円ＬＶ２》と《古代の歯車》２体のコンボにより１体目を召喚。
そして《古代の機械工場》により２体目を生け贄無しで召喚。
「クロノスvsナポレオン」：《天使の施し》で捨てた《トロイホース》を《早すぎた埋葬》で蘇生し生け贄召喚。
「クロノスvs十代」（２戦目）：《魔法の歯車》・《古代の機械究極巨人》の効果により召喚条件を無視して特殊召喚。

「神楽坂vs翔」戦では神楽坂が使用。
１話のクロノスのマネをして邪神トークン２体を生け贄に召喚するが、上記の理由により《魔法の筒》に攻撃を反射され、敗北している。

「クロノスvsナポレオンvsペガサス」戦においては《コミック・ハンド》によりペガサスにコントロール奪取され、トゥーン化し持ち主であるクロノスをノックアウトした。

アニメに登場した当初は、全体的に細く背景も大幅に異なったイラストとなっている。

アニメ5D'sの「遊星vsハイトマン」戦においてハイトマンが使用。
３体の《古代の機械石像(アンティーク・ギアスタチュー)》のモンスター効果により、召喚条件を無視して３体同時に特殊召喚される。
《チューナーズ・バリア》により戦闘破壊耐性を持った守備表示の《ガード・オブ・フレムベル》を攻撃し遊星を追い詰めるが、罠カード《チューナー・ボム》により３体を一度に破壊された。