遊戯王カードWiki - 《孤高の格闘家》のバックアップ(No.28)

《孤高(ここう)の格闘家(かくとうか)/Lone Wolf》 †

永続罠
自分フィールド上に「格闘ねずみ チュー助」「モンク・ファイター」
「マスターモンク」の内１体のみが存在している場合に発動する事ができる。
このモンスター１体は戦闘によっては破壊されず、相手モンスターの効果も受けない。

　THE LOST MILLENNIUMで登場した永続罠。
　テキストに記されたモンスター一体を対象に取って発動し、戦闘破壊耐性とモンスター効果への耐性を与える。

　発動条件が面倒な代わりに、比較的強力な効果を持つカード。
　実のところ、あらゆるモンスター効果に耐性を持たせるカードは今のところこれ一枚しか存在しない。
　《レアル・ジェネクス・クロキシアン》や《氷結界の龍トリシューラ》などの、破壊を介さない除去にも対応できるのは大変優秀。
　できるだけ３体の内最も攻撃的な《マスターモンク》に使いたいところだ。

　このカードは罠カードであるため、相手の攻撃宣言やモンスターの効果使用のタイミングまで待ってから発動することで、無駄なく相手の行動を妨害できる。
　相手の行動に対して発動することなく自分のターンが回ってきた場合は、裏側守備表示など厄介そうなモンスターに攻撃する直前などに発動したい。
　他のモンスターを召喚する直前というタイミングもありである。
　最低でもこのタイミングまでに使わないと、このカードが何の役にも立てずに終わってしまう危険があるのである。
　また、《ゴッドハンド・スマッシュ》と併用すれば攻撃力が上回るモンスターを攻撃しても相手だけを一方的に破壊できる。
　反射ダメージは受けるものの、《マスターモンク》ならば連続攻撃によって２体のモンスターを破壊できるため、非常に強力。
　《ゴッドハンド・スマッシュ》自体が扱いにくいカードではあるのだが、チャンスがあれば狙っていきたいところ。

　このカードがある限り、対象モンスターは《Ｅ・ＨＥＲＯアブソルートＺｅｒｏ》だろうが《ブラック・ローズ・ドラゴン》だろうが無視してフィールド上に居座り続ける。
　地味ながら戦闘破壊にも耐性を持つ。
　つまり、魔と罠さえどうにかすれば無敵の壁と化すのである。
　除去魔法が横行している環境ではすぐ無意味なカードに成り果てるかもしれないが、これを利用したデッキを組むのもありだろう。

テキストには書かれていないが、｢～1体のみが存在している～｣とはモンスターカードゾーンの事である。
なので、このカードが魔法＆罠カードゾーンに存在していてもちゃんと発動できる。
この言い回しは《スーパーチャージ》も同様。

発動の際には《マスターモンク》・《モンク・ファイター》・《格闘ねずみチュー助》のいずれかが「１体“のみ”」存在している必要がある。
２体以上存在していては発動できないのである。
一度発動してしまえばその後は２体以上になっても問題ない。

なお、発動時に対象に指定したモンスターがフィールド上に表側表示で存在しなくなった場合、このカードは無意味なカードとして場に残り続ける。
除去魔法・罠でモンスターが除去されるパターンは多いので必ず覚えておこう。
展開次第では、何の効果もない《孤高の格闘家》３枚がフィールドに残り続けるシュールな状態も見られる。
また、《月の書》などで裏側表示になった場合もこのカードは無意味なカードとなる。
そのモンスターを反転召喚しても再度このカードの効果を受けられるようにはならない。