*《&ruby(ひかり){光};の&ruby(ごふうけん){護封剣};/Swords of Revealing Light》 [#rc1cdc43]
 通常魔法
 相手フィールド上のモンスターを全て表側表示にする。
 このカードは発動後、相手のターンで数えて3ターンの間フィールド上に残り続ける。
 このカードがフィールド上に存在する限り、
 相手フィールド上のモンスターは攻撃宣言できない。

 [[Vol.2]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を全て[[表側表示]]にし、3[[ターン]]の間[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃宣言]]を封印する[[効果]]を持つ。~

 [[魔法>魔法カード]]の[[効果を受けない]][[モンスター]]を除き、あらゆる[[モンスター]]の[[攻撃]]を封じられるので、その間に態勢を立て直せる。~
 また、他の多くの[[通常魔法]]と異なり[[発動]]後も[[フィールド]]上に残るので、[[《セイクリッド・プレアデス》]]等で[[バウンス]]して再利用することもできるのも利点の1つである。~
 反面、[[永続魔法]]と同様に[[《サイクロン》]]等の[[魔法・罠除去]]に弱くなっている。~
 反面、[[永続魔法]]と同様に[[魔法・罠除去]]に弱く、あっさり[[除去]]されてしまうことも多い。~
 「この[[カード]]があるうちは大丈夫」と思わず、「[[除去]]された場合はどうするか」も常に考えながら行動するように心掛けるべきだろう。~

 [[表側表示]]にする[[効果]]は攻められている状況では活用しにくいが、[[相手]]の[[裏側守備表示]][[モンスター]]を確認できるので、安全に攻めたい時に使える。~
 [[リバースモンスター]]の[[効果]]を暴発させれば、[[相手]]のリズムを狂わせることができる。~
 また、[[相手]]の[[フィールド]]に[[表側表示]]の[[モンスター]]が必要であり、[[相手]]の[[攻撃]]から守る必要のある[[霊使い]]等の[[効果]]も活かしやすくなる。~

 他の多くの[[通常魔法]]と異なり[[発動]]後も[[フィールド]]上に残るので、[[《セイクリッド・プレアデス》]]等で[[バウンス]]して再利用することもできるのも利点の1つである。~
 [[《霞の谷のファルコン》]]とは相性が良く、毎[[ターン]][[攻撃]]する度に[[バウンス]]出来るので、[[除去]]されない限り相手の[[攻撃]]を防ぎ続けることが出来る。~
 [[《霞の谷のファルコン》]]を採用しやすい[[【セルフ・バウンス】]]や[[【霞の谷】]]では非常に使いやすい防御[[カード]]になるだろう。~
 他には[[《宇宙砦ゴルガー》]]を擁する[[【エーリアン】]]でも採用圏内である。~


-[[モンスター]]を[[表側表示]]に変更するのは、この[[カード]]を[[発動]]した[[効果解決時]]のみである。~
それ以降に[[セット]]される[[モンスター]]に対して、[[表側表示]]に変更する[[効果]]はない。~

-この[[カード]]は[[フィールド]]上に残るが、[[通常魔法]]である。~
[[テキスト]]には記されていないが、3[[ターン]]が経過すると「[[破壊]]」され、[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]。~
[[破壊]]を[[トリガー]]とする[[カード]]の[[発動条件]]を満たす場合もあるので、覚えておくと良い。~

-[[発動]]に[[チェーン]]して[[《サイクロン》]]などで[[破壊]]されても、[[モンスター]]を[[表側表示]]にする処理は行う。~
これは「[[通常魔法]]を[[発動]]に[[チェーン]]して[[破壊]]しても[[効果]]を止める事はできない」という原則に従ったものである。~
一方、同様に[[発動]]時に処理する[[効果]]を持つ[[《闇の護封剣》]]などの[[永続魔法]]は[[チェーン]]して[[破壊]]されると[[発動]]時の処理も行わない。~
これは、永続・フィールド・[[装備魔法]]が「[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在しないと[[効果]]が発揮されない」という性質を持つためである。~

--同様に[[フィールド]]上に留まる[[通常魔法]]は、現在[[《悪夢の鉄檻》]]・[[《タイムカプセル》]]・[[《大進化薬》]]が存在する。~
他に、[[《遺言の仮面》]]も[[装備カード]]状態ならば[[フィールド]]上に残り続ける。~

--[[通常魔法]]であるため、[[《連弾の魔術師》]]・[[《連続魔法》]]の[[トリガー]]にもなる。~
ただし、後者は[[発動]]後の[[《連続魔法》]]がこの[[カード]]のように[[フィールド]]上に残る事がないため、特に意味がない。~

-[[環境]]によって、評価の変動が大きい[[カード]]である。~
[[リバース効果モンスター]]が多かった頃は、それらへの対策として[[《抹殺の使徒》]]共々ほぼ[[必須カード]]として投入されていた。~
一方で、[[【帝コントロール】]]全盛期では、[[相手]]にすると[[《氷帝メビウス》]]に[[破壊]]され、自身が使用する場合は[[《黄泉ガエル》]]の[[自己再生]]を妨げる事から、採用されない事が多かった。~
現在は、[[除去]][[効果]]を持つ[[モンスター]]の増加や[[《サイクロン》]]の[[制限解除]]などで防御性能が大きく落ちており、[[必須カード]]として多くの[[デッキ]]に見られる[[カード]]ではなくなった。~
しかし[[バウンス]][[効果]]を持つ[[カード]]も増加傾向にあるため、現在ではそれらの要素を持つ上記のような[[デッキ]]で主に採用されている[[カード]]となっている。~

-[[00/11/01>禁止・制限カード/2000年11月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限カード]]に指定されたが、直後の[[01/01/15>禁止・制限カード/2001年1月15日]]で[[準制限カード]]に[[制限緩和]]される。~
その後、[[02/05/01>禁止・制限カード/2002年5月1日]]での[[制限強化]]以降は長らく[[制限カード]]であったが、[[環境]]の変化により[[破壊]]されやすくなったためか、[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]では[[準制限カード]]に、[[12/09/01>禁止・制限カード/2012年9月1日]]ではとうとう[[制限解除]]された。~

-度々[[エラッタ]]が出されている[[カード]]でもある。~

-[[イラスト]]で描かれている剣の数は3本である。~
この本数は[[フィールド]]に残り続ける[[ターン]]数を指しているとも考えられる。~
ちなみに、ソリッドビジョン中の剣は明らかに3本を超えている。~

-またこの[[カード]]を始めとして、初期の[[表側表示]]に変更する[[カード]]には「光」に関係する名前がつけられる事が多かった。~

-コナミ版の前身のバンダイ版では、週刊少年ジャンプで懸賞として登場した。~
[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]と同じく抽選でプレゼントされた[[カード]]なので、出回った数が非常に少ない。~

-[[COSMO BLAZER]]発売日に新聞に掲載された、[[OCG]]の広告に用いられている[[カード]]の1枚である。~
この広告では、最初期から現在に至るまでの、それぞれの世代を代表する[[カード]]が世界各国の言語別に掲載されている。~
ただ、この[[カード]]は[[魔法カード]]代表として掲載されたものだと思われる。~
ちなみに、この[[カード]]は韓国語版であった。~

-原作・アニメにおいて―~
[[《死者蘇生》]]や[[《融合》]]と並ぶ遊戯王を代表する[[魔法カード]]であり、遊戯が最も多用した防御系[[カード]]。~
「DEATH-T編」の「遊戯vs海馬」で[[《青眼の白龍》]]2体を足止めして[[エクゾディアパーツ>封印されし]]が揃うまで[[攻撃]]を凌いだことを皮切りに、遊戯が窮地に陥るたびに[[発動]]されては逆転の[[カード]]を引くチャンスをもたらしてきた。~
元々は遊戯の祖父である双六の[[カード]]で、この[[デュエル]]以降遊戯の[[デッキ]]に受け継がれたようである。~

--原作では[[テキスト]]が不鮮明なものだったため、正確な[[効果]]は分かりにくい。~
「遊戯vs海馬」・「遊戯vs舞」戦での描写から、原作初期では「''[[発動]]時に''[[フィールド]]上に存在していた''[[お互い]]''の[[モンスター]]は3[[ターン]][[攻撃]]できない」[[効果]]の様である。~
東映版の「遊戯vs海馬」では、[[効果]]が2[[ターン]]になっており、海馬が後から[[モンスター]]を[[召喚]]する描写はカットされていた。~
「遊戯vs舞」戦だけは、「[[発動]]後[[効果]]が消えるまでは[[お互い]]に[[攻撃]]できない」「[[発動]]された側は[[モンスター]]を追加で出す事ができない」という[[効果]]になっており、遊戯の逆転勝利を演出した。~

---このほか、「遊戯vs闇のプレイヤーキラー」戦では[[《闇晦ましの城》]]が創りだした[[《闇》]]を照らしだし、[[《闇》]]に紛れて姿の見えなかった[[モンスター]]を暴くことに成功した。~
[[OCG]]における[[裏側表示]][[モンスター]]を[[表側表示]]にする[[効果]]はこれに由来したものだろう。

--「バトルシティ編」では「城之内vsリシド」戦でリシドが使用。~
城之内の[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]によって「[[罠>罠カード]]戦術」が封殺された状況で[[発動]]され、3[[ターン]]の間に[[《聖獣セルケト》]]を[[召喚]]する準備を整えた。~
さらにアニメでは「遊戯vsレアハンター」戦でレアハンターが、「海馬vsイシズ」戦でイシズがそれぞれ使用している。~

--「乃亜編」において、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚の[[カード]]で説明しているシーンにも登場している。~
更に、バクラの挑戦を受けた海馬が出したアタッシュケースに入っていた[[カード]]の内の1枚でもある。~
//削除した場合荒らし報告します

--遊戯王Rの「闇遊戯vs夜行」戦でも、遊戯が使用。~
[[フィールド]]全域に及ぶ[[効果]]は[[邪神>三邪神]]にも有効らしく、[[《邪神アバター》]]の[[攻撃]]を3[[ターン]]の間封じた。~

--アニメGXの「十代vs神楽坂」戦においては、遊戯の[[デッキ]]を持ち出した神楽坂が使用している。~
この時に限り、なぜか全く剣に見えない細長い形状をしていた。~

--漫画GXの「十代vs紅葉」戦においては、十代が使用。~
[[《E・HERO クレイマン》]]が[[攻撃表示]]の状態で無防備だったが、この[[カード]]を[[発動]]し[[攻撃]]から身を守った。~
「明日香vsデイビッド」戦にて、デイビッドの使用した[[速攻魔法]]《強制発動》の[[イラスト]]に描かれている。~

--アニメ5D'sの「龍可vsフランク」戦では、フランクの[[罠カード]]《深層へと導く光》により、龍可の[[デッキ]]から[[墓地]]へ送られているのが確認できる。~
また、「ジャックvsドラガン」(2戦目)では、''ライディング[[デュエル]]''であるにも関わらず、ドラガンの[[手札]]に確認できる。~

--アニメZEXALの「遊馬vsトロン」戦にて、トロンが使用した[[罠カード]]《&ruby(ブラストメダリオン){爆風紋章};》の[[イラスト]]に描かれている。~

--漫画版ZEXALの「遊馬vsサンダー・スパーク」では、遊馬が使用。~
[[《No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン》]]を前にして、時間を稼ぐために使用された。~

--WJで連載していた漫画「ボボボーボ・ボーボボ」の作中において、遊戯に扮した首領パッチと海馬に扮したところ天の助が使用した。~
しかし、防御どころかボーボボを剣で串刺しにして出番を奪うという使われ方をしていた。~

--漫画版も含めると遊戯王の歴代主人公の内3人が使用している[[カード]]である。~
いずれも主人公側が不利な状況から時間を耐え、逆転に繋げるために重要な役目を担った。~

-コナミのゲーム作品において―~
過去のDMシリーズでは[[発動]]後、[[フィールド]]に残らないので確実に3[[ターン]]守ることができる。~
強力な[[効果]]であるため、DM3以降は[[制限カード]]に指定されている。~
DM4では原作で使用した縁から「遊戯デッキ」でのみ使用可能である。~
DM8でも[[制限カード]]なのだが、2枚以上投入している対戦[[相手]]が多い。~

--モンスターカプセルGBでは、一部の[[モンスター]]の技として登場する。~
相手が2ターンの間行動不能になる特殊魔法である。

--[[DUEL TERMINAL]]では、1戦目のレイのデスティニースキャンに設定されており、EXステージでは闇マリク・レイ・龍可が使用する。~
いずれも[[バーン]]を主な戦法としている上、[[デュエル]]自体まともに進まなくなる事がある。~
NEXTでは[[プレイヤー]]も入手できるようになった。~

--アクション[[デュエル]]Xにおいては、特殊コマンドとして登場。~
1ターンの間、相手のこうげきコマンドを使用不能にさせる。~

**関連カード [#k8e5325b]
-[[《ウェザー・レポート》]]

―類似[[効果]]~
――[[攻撃]]禁止・[[自壊]]
-[[《悪夢の鉄檻》]]

-[[《スクリーン・オブ・レッド》]]

――全体[[表示形式]]変更
-[[《闇をかき消す光》]]
-[[《闇の護封剣》]]

-[[《砂漠の光》]]

―名前関係
-[[《護封剣の剣士》]]

-[[《光の護封陣》]]
-[[《炎の護封剣》]]

-[[《光の護封壁》]]
-[[《光の封札剣》]]

―《光の護封剣》が見られる[[カード]]
-[[《クリムゾン・ヘル・セキュア》]]
-[[《拘束解放波》]]

**収録パック等 [#r93b5503]
//1999
-[[Vol.2]] &size(10){[[Ultra]]};
//2000
-[[幻の召喚神−PHANTOM GOD−]] PG-40 &size(10){[[Ultra]]};
//2001
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編−]] YU-19
//2002
-[[DUELIST LEGACY Volume.2]] DL2-070 &size(10){[[Super]]};
//2004
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP129 &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−ドラゴンの力−]] SD1-JP014
//2005
-[[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]] SD6-JP021
-[[ストラクチャーデッキ−守護神の砦−]] SD7-JP019
//2006
-[[ストラクチャーデッキ−閃光の波動−]] SD11-JP022
//2009
-[[GOLD SERIES]] GS01-JP012 &size(10){([[Gold]])};
-[[ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−]] SD18-JP022
//2011
-[[STARTER DECK(2011)]] YSD6-JP026
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP110 &size(10){[[Ultra]]};
-[[デュエリストボックス2012]] DB12-JP030
//2012
-[[スターターデッキ(2012)]] ST12-JP023
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP012 &size(10){[[Gold]]};
-[[デュエリストセット Ver.ライトニングスター]] DS13-JPL27
//2013
-[[スターターデッキ(2013) スターター強化パック>スターターデッキ(2013)#le221e3b]] ST13-JPV13 &size(10){[[Super]]};
-[[決闘王の記憶−決闘者の王国編−]] 15AY-JPA24 &size(10){[[Ultra]]};
-[[決闘王の記憶−決闘都市編−]] 15AY-JPB17
-[[決闘王の記憶−闘いの儀編−]] 15AY-JPC25

**FAQ [#r79af516]
//Q:このカードはどのタイミングで[[自壊]]しますか?~
//A:[[相手]][[ターン]]で数えて3[[ターン]]目の[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]します。
//↑テキスト明文化により

Q:この[[カードの発動]]に[[《マジック・ジャマー》]]を[[チェーン]]した場合、どうなりますか?~
A:[[破壊]]され、[[墓地へ送られ>墓地へ送る]]ます。

Q:この[[カードの発動]]に[[《サイクロン》]]を[[チェーン]]した場合、どうなりますか?~
A:[[墓地へ送られ>墓地へ送る]]ますが、[[表側表示]]に変更する[[効果]]は[[適用]]されます。

Q:この[[カードの発動]]に[[《魔法封印の呪符》]]を[[チェーン]]した場合、どうなりますか?~
A:[[フィールド]]に残りますが、[[効果]]は失われます。~
  尚、カウントは継続され、3[[ターン]]後には[[自壊]]します。

Q:この[[カード]]を[[《二重魔法》]]で[[発動]]した場合、どうなりますか?~
A:この場合は、[[墓地]]から[[フィールド]]に置かれます。~
  [[効果]]も[[適用]]されます。

Q:[[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]が存在しない場合でも[[発動]]できますか?~
A:できます。(10/11/27)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。