光天(こうてん)のマハー・ヴァイロ》

効果モンスター
星8/光属性/魔法使い族/攻1550/守1400
(1):このカードは、このカードの装備カードの数によって以下の効果を得る。
●1枚以上:このカードの攻撃力は、このカードの装備カードの数×1000アップする。
●2枚以上:相手はバトルフェイズ中にモンスターの効果を発動できない。
●3枚以上:このカードを対象とする相手の効果が発動した時、
自分フィールドの装備カード1枚を墓地へ送って発動できる。
その効果を無効にする。
●4枚以上:相手はバトルフェイズ中にカードの効果を発動できない。
●5枚以上:このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。

 BLAZING VORTEXで登場する光属性魔法使い族最上級モンスター
 自身の装備カードの枚数に応じて5種類の効果を得る。

 1枚以上は装備カードの枚数×1000の自己強化効果
 元々の攻撃力の低さを十分に補える強化数値の大きさであり、2枚の装備カード戦闘ではそう負けない数値となる。
 だが、自身の攻撃時に《サイクロン》等で装備カード破壊されると大きく攻撃力が下がってしまい、自爆特攻になりかねない点は注意。

 2枚以上はバトルフェイズ中における相手モンスター効果発動を封じる効果
 戦闘破壊時のリクルーター《オネスト》等の戦闘を補助する手札誘発を防げる。
 ただし、バトルフェイズでのみ適用される効果であるため、メインフェイズでの妨害には無力である。

 3枚以上は装備カードコストに自身を対象とする効果無効にする効果
 若干範囲は限られるが、2・4枚以上でカバーできないバトルフェイズ以外の除去や妨害を防げるのはありがたい。
 1ターンに1度の制限も無いので装備カードさえあれば何度でも防げるが、使う度に攻撃力が下がるため戦闘に弱くなる。

 4枚以上はバトルフェイズ中における相手効果の発動を封じる効果
 2枚以上に比べて魔法・罠カード発動も防げるので、より安全な戦闘が可能となる。
 上記の攻撃時における装備カード除去されるプレイも、ある程度は防ぐことができる。
 バトルフェイズに入るまでの妨害に太刀打ちできないのは2枚以上の効果と同様。

 5枚以上は自身の戦闘で生じる戦闘ダメージを倍加する効果
 この状態では5000の強化が与えられているため相当な攻撃力となり、適当な攻撃表示モンスター攻撃するだけでも1ターンキル級のダメージとなる。
 2〜4枚以上の効果相手の妨害も防ぎやすいため、高確率で勝負を決められるだろう。

 問題は、特殊召喚効果を持たない最上級モンスターであるこのモンスターを展開する方法、及びそれを装備カードと両立させる方法だろう。
 単純に強化する装備魔法を大量に採用して装備するだけなら下級モンスター《重装武者−ベン・ケイ》の方がダメージを狙い易い。
 4枚以上のバトルフェイズでの効果発動を防ぐ効果を狙うなら《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》の方が使いやすい。

 《カオスエンドマスター》に対応するため、強化を行う装備魔法をあちらと共有することは狙えるか。
 展開手段を兼ねる装備魔法《D・D・R》《戦線復活の代償》は相性がいい。

 一応、レベル8・光属性魔法使い族、とサポートカード自体はそれなりに存在するステータスではある。
 例としては《魔導召喚士 テンペル》《ネクロの魔導書》があり、後者は装備カードにもなるため特に相性がいい。
 他にも、装備カード化するチューナーを擁するヴァイロンを組み合わせる手もある。
 それらを展開し、リンク素材などに用いた後でこのカード装備させるという手段をとることができる。
 《ヴァイロン・スフィア》なら、《機械複製術》で3体展開することも狙える。
 同じ光属性であるため、《ユニオン・キャリアー》を活用しやすいのも大きなポイント。
 いずれにせよ、このカードを活かすのであれば、専用のデッキを組む必要があるだろう。

関連カード

収録パック等