《攻撃の無力化/Negate Attack》 †
カウンター罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手モンスター1体の攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。
遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 付属カードとして登場したカウンター罠。
相手モンスターの攻撃を無効にする。
相手のバトルステップの攻撃宣言で選択した攻撃モンスターを対象にとって発動する。
防御系罠カードの一つ。
バトルフェイズを終了させる効果もあるため、モンスターを守りつつ次の展開に繋げる。
相手のモンスターを残しておきたいデッキならば、他の攻撃宣言時に発動する《聖なるバリア−ミラーフォース−》等より優先できるが、《和睦の使者》や《威嚇する咆哮》といったフリーチェーンの方が使いやすい。
対象にとる事が出来ないモンスターの攻撃宣言時には発動できない点でも劣っている。
だが、それらにはないメリットも存在する。
スペルスピード3のカウンター罠であるため、《王宮のお触れ》をチェーンされる事もなく攻撃を防げる。
また他の攻撃宣言系のカードと違い、《禁じられた聖槍》等で除去を無効化されそのまま戦闘破壊されるといった事態も防げる。
それ以外には、保険として用意しておけば《聖なるバリア−ミラーフォース−》等がカウンター罠によって無効にされる際にチェーンして発動できるという、不思議なメリットも存在している。
カウンター罠が重要となる【パーミッション】、とりわけ【エンジェル・パーミッション】ならば有効に活用できる。
カウンター罠の中では発動条件が緩く、コストもないことなどから、このカードを発動することで《豊穣のアルテミス》や《救済のレイヤード》等の効果を適用しやすいためである。
優先はされにくいカードではあるが、カウンター罠である事を活かせるデッキならば、こちらならではのメリットを最大限に活かせるカードといえる。
- 原作・アニメにおいて―
原作・アニメ・漫画を通じ、恐らく最も多用された防御系カード。
「王国編」の「闇遊戯vs死者の腹話術師」戦において、海馬のデッキを使用した腹話術師が使用したのが初登場。
原作ではあらゆる攻撃を無効にする魔法カードであり、《聖なるバリア−ミラーフォース−》による反射攻撃から《青眼の白龍》を守った。
その後はデッキを取り戻した海馬が「海馬vsペガサス」「海馬vsデュエルマシーン」で使用している。
意外にも原作での出番は上記の3回しかない。
- 「攻撃を無力化する」と言う単純明快な効果に加え、名前を聞いただけで効果が理解できるようなカードであるためか、原作以外でもこのカードは多くの作品で、多くのデュエリストによって度々使われている。
効果の説明すら省略されることが多いこのカードは、尺を計る上でも都合がいいのだろう。
- 王国編の「遊戯vs海馬」(3戦目)でも海馬の手札に確認できるが、これで最終ターンの《エルフの剣士》の攻撃を防げば、次のターンに《青眼の究極竜》の攻撃で普通に勝利できたはずである。
だが、なぜか海馬はこのカードを使わず、自殺をはかることで表遊戯の精神を攻撃し攻撃を中断させた。
連載当時からたびたび疑問の声が上げられていたシーンであり、文庫版では《逆転の女神》に差し替えられているが、それでも普通に勝利できたはずである。
- 遊戯王Rにおいて「闇遊戯vsデシューツ・ルー」戦においてデシューツ・ルーが使用。
《キャッスル・ゲート》の生け贄召喚の生け贄の確保のために使用した。
また、特別編の「闇遊戯vs百野真澄」戦、本編の「闇遊戯vs天馬夜行」戦でも闇遊戯が使用している。
それぞれ《闇紅の魔導師》、《ディメンション・マジック》の生け贄確保に使用された。
アニメDMでは海馬の他にレオンが使用しており、以降アニメ・漫画GX、アニメ5D'sでも登場している。
Rでは原作で使用していた海馬は使っておらず、なぜか闇遊戯が多用している。
また、アニメZEXALの《攻撃の無敵化》、漫画ZEXALの《攻撃の無効化》など、類似カードも多い。
- アニメGXでは実物の罠カードに修正され、十代や吹雪が使用している。
また「クロノスvsナポレオン」戦においてナポレオンが使用。
しかし、アンティーク・ギアは攻撃時に発動をできなくするため、このカードの存在は無意味であった。
ナポレオンのデッキはクロノスのアンティーク・ギアを研究して組んだらしいが手落ちというべきか。
また、「ドクター・コレクターvsチャンピオンDD」戦においてDDが使用。
また第1期のエンディングにおいて魔法カードのこのカードが確認できる。
- コナミのゲーム作品において―
DUEL TERMINALのアクションデュエルXでは特殊コマンドとして登場。
追加効果こそないが、相手の次の通常攻撃を1度だけ必ず防いでくれる。
- 攻撃を時空の穴に吸い込んで無効にするらしい。
しかし、アニメGXやアニメ5D'sにおいて攻撃モンスターを吹き飛ばす演出が度々見られるため、必ずしも前述の通りになるとは限らないようだ。
- 原作、アニメDM、遊戯王R、アニメGX、漫画GX、アニメ5D'sの全てに登場しており、東映版、漫画5D'sを除けば皆勤賞である。
- コナミのゲーム作品において―
DUEL TERMINALのアクションデュエルXでは特殊コマンドとして登場。
追加効果こそないが、相手の次の通常攻撃を1度だけ必ず防いでくれる。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:攻撃宣言の直後(チェーン1)でなければ発動できませんか?
A:いいえ、他の同類カード(《魔法の筒》や《炸裂装甲》などの「攻撃宣言時に発動できるカード」)と同じで「攻撃宣言のタイミング」であればいつでも発動できます。
「チェーン1:《炸裂装甲》」→「チェーン2:《盗賊の七つ道具》」→「チェーン3:《攻撃の無力化》」
このようなチェーンを組むことが可能です。