*《&ruby(こうげき){攻撃};の&ruby(むりょくか){無力化};/Negate Attack》 [#d161b175]
 カウンター罠
 相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
 相手モンスター1体の攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。

 [[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 付属カード>ゲーム付属カード#o878a9f8]]として登場した[[カウンター罠]]。~
 [[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を[[無効]]にする。~
 [[相手]]の[[バトルステップ]]の[[攻撃宣言]]で選択した[[攻撃モンスター]]を[[対象>対象をとる(指定する)効果]]にとって[[発動]]する。~

 防御系[[罠カード]]の一つ。~
 [[バトルフェイズ]]を終了させる[[効果]]もあるため、[[モンスター]]を守りつつ次の展開に繋げる。~
 [[相手]]の[[モンスター]]を残しておきたい[[デッキ]]ならば、他の[[攻撃宣言]]時に[[発動]]する[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]等より優先できるが、[[《和睦の使者》]]や[[《威嚇する咆哮》]]といった[[フリーチェーン]]の方が使いやすい。~
 [[対象にとる>対象をとる(指定する)効果]]事が出来ない[[モンスター]]の[[攻撃宣言]]時には[[発動]]できない点でも劣っている。~

 だが、それらにはない[[メリット]]も存在する。~
 [[スペルスピード]]3の[[カウンター罠]]であるため、[[《王宮のお触れ》]]を[[チェーン]]される事もなく[[攻撃]]を防げる。~
 また他の[[攻撃宣言]]系の[[カード]]と違い、[[《禁じられた聖槍》]]等で[[除去]]を[[無効]]化されそのまま[[戦闘破壊]]されるといった事態も防げる。~
 それ以外には、保険として用意しておけば[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]等が[[カウンター罠]]によって[[無効]]にされる際に[[チェーン]]して[[発動]]できるという、不思議な[[メリット]]も存在している。~

 [[カウンター罠]]が重要となる[[【パーミッション】]]、とりわけ[[【エンジェル・パーミッション】]]ならば有効に活用できる。~
 [[カウンター罠]]の中では[[発動条件]]が緩く、[[コスト]]もないことなどから、この[[カード]]を[[発動]]することで[[《豊穣のアルテミス》]]や[[《救済のレイヤード》]]等の[[効果]]を[[適用]]しやすいためである。~
 優先はされにくい[[カード]]ではあるが、[[カウンター罠]]である事を活かせる[[デッキ]]ならば、こちらならではの[[メリット]]を最大限に活かせる[[カード]]といえる。~

-[[《E・HERO ワイルドマン》]]や[[《天下人 紫炎》]]の[[攻撃宣言]]時に[[発動]]しても、[[攻撃]]は[[無効]]にならず[[バトルフェイズ]]も終了しない。~

-他の[[攻撃宣言]]時に[[発動]]できる[[罠カード]]と違って[[カウンター罠]]であるため、「[[相手]][[モンスター]]が[[攻撃宣言]]したタイミングで組んだ[[チェーン]]内」であれば[[カウンター罠]]に[[チェーン]]して発動可能。~
詳しくは[[FAQ>#f2cc8100]]参照。~


-原作・アニメにおいて―~
原作・アニメ・漫画を通じ、恐らく最も多用された防御系[[カード]]。~
「王国編」の「闇遊戯vs死者の腹話術師」戦において、海馬の[[デッキ]]を使用した腹話術師が使用したのが初登場。~
原作ではあらゆる[[攻撃]]を[[無効]]にする[[魔法カード]]であり、[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]による反射[[攻撃]]から[[《青眼の白龍》]]を守った。~
その後は[[デッキ]]を取り戻した海馬が「海馬vsペガサス」「海馬vsデュエルマシーン」で使用している。~
意外にも原作での出番は上記の3回しかない。~

-「[[攻撃]]を無力化する」と言う単純明快な[[効果]]に加え、名前を聞いただけで[[効果]]が理解できるような[[カード]]であるためか、原作以外でもこの[[カード]]は多くの作品で、多くのデュエリストによって度々使われている。~
[[効果]]の説明すら省略されることが多いこの[[カード]]は、尺を計る上でも都合がいいのだろう。~
--王国編の「遊戯vs海馬」(3戦目)でも海馬の[[手札]]に確認できるが、これで最終[[ターン]]の[[《エルフの剣士》]]の[[攻撃]]を防げば、次の[[ターン]]に[[《青眼の究極竜》]]の[[攻撃]]で普通に勝利できたはずである。~
だが、なぜか海馬はこの[[カード]]を使わず、自殺をはかることで表遊戯の精神を攻撃し[[攻撃]]を中断させた。~
連載当時からたびたび疑問の声が上げられていたシーンであり、文庫版では[[《逆転の女神》]]に差し替えられているが、それでも普通に勝利できたはずである。~

--遊戯王Rにおいて「闇遊戯vsデシューツ・ルー」戦においてデシューツ・ルーが使用。~
[[《キャッスル・ゲート》]]の[[生け贄召喚]]の[[生け贄]]の確保のために使用した。~
また、特別編の「闇遊戯vs百野真澄」戦、本編の「闇遊戯vs天馬夜行」戦でも闇遊戯が使用している。~
それぞれ[[《闇紅の魔導師》]]、[[《ディメンション・マジック》]]の[[生け贄]]確保に使用された。~
アニメDMでは海馬の他にレオンが使用しており、以降アニメ・漫画GX、アニメ5D'sでも登場している。~
Rでは原作で使用していた海馬は使っておらず、なぜか闇遊戯が多用している。~
また、アニメZEXALの[[《攻撃の無敵化》]]、漫画ZEXALの《攻撃の無効化》など、類似[[カード]]も多い。~

--アニメGXでは実物の[[罠カード]]に修正され、十代や吹雪が使用している。~
また「クロノスvsナポレオン」戦においてナポレオンが使用。~
しかし、[[アンティーク・ギア]]は[[攻撃]]時に[[発動]]をできなくするため、この[[カード]]の存在は無意味であった。~
ナポレオンの[[デッキ]]はクロノスの[[アンティーク・ギア]]を研究して組んだらしいが手落ちというべきか。~
また、「ドクター・コレクターvsチャンピオンDD」戦においてDDが使用。~
また第1期のエンディングにおいて[[魔法カード]]のこの[[カード]]が確認できる。~

--[[魔法カード]]だったり[[罠カード]]だったりが安定しない[[カード]]。~
原作で[[魔法カード]]だった事を考慮してか、アニメDMのこの[[カード]]は[[速攻魔法]]であった。~
GX以降は実物と同じ[[カウンター罠]]に変更されているが、GXの第1期エンディングでは[[魔法カード]]版の《攻撃の無力化》が確認できる。~
なお、英語版アニメでは初めから[[罠カード]]である。~

--漫画版GXでもたびたび使用された。~
しかし2回目の登場の時[[テキスト]]が変更されていた。~
漫画GXの「十代vs紅葉」戦にて十代の[[手札]]に確認できるこの[[カード]]は実物と同じく[[罠カード]]になっていたが、[[発動]]した時は[[魔法カード]]になっていた。~
そして、「十代vsエド」戦で十代がセットしたこのカードは実物と同じく[[罠カード]]になっている。
そして、「十代vsエド」戦で十代が[[セット]]したこの[[カード]]は実物と同じく[[罠カード]]になっている。
ちなみに「三沢vsレジー・マッケンジー」戦において、[[墓地]]を肥やすために《牛頭鬼》が[[戦闘破壊]]された後に[[発動]]していたが、《牛頭鬼》自身に[[墓地]]を肥やす[[効果]]があったため、[[《光神テテュス》]]の[[攻撃宣言]]時に[[発動]]した方が得策だったと言える。~
漫画GXの「十代vs紅葉」戦にて十代の[[手札]]に確認できるこの[[カード]]は実物と同じく[[罠カード]]になっていたが、[[発動]]した時は[[魔法カード]]になっていた。~
そして、「十代vsエド」戦で十代がセットしたこのカードは実物と同じく[[罠カード]]になっている。

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]のアクションデュエルXでは特殊コマンドとして登場。~
追加効果こそないが、相手の次の通常攻撃を1度だけ必ず防いでくれる。~

--アニメ5D'sの「牛尾vsゴースト」戦においてゴーストが使用。~
[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]の[[攻撃]]からゴーストの《ワイズ・コア》を[[戦闘破壊]]から防いだ。~
「遊星vsガードロボ」戦においてガードロボが使用。~
[[《レベル制限B地区》]]の[[効果]]を受けない[[《レベル・スティーラー》]]が[[魔法カード]]《シンクロ・ギフト》で[[強化]]された時の[[攻撃]]を防ぎ、[[永続罠]]《カウンター・フォース》にチャージ[[カウンター]]を1つ増やす役割を果たした。~
「遊星vsブレオ」戦ではブレオが使用。~
[[《ダッシュ・ウォリアー》]]の[[攻撃]]から[[《二角獣レーム》]]を守った。

--[[攻撃]]を時空の穴に吸い込んで[[無効]]にするらしい。~
しかし、アニメGXやアニメ5D'sにおいて[[攻撃モンスター]]を吹き飛ばす演出が度々見られるため、必ずしも前述の通りになるとは限らないようだ。~

--原作、アニメDM、遊戯王R、アニメGX、漫画GX、アニメ5D'sの全てに登場しており、東映版、漫画5D'sを除けば皆勤賞である。

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]のアクションデュエルXでは特殊コマンドとして登場。~
追加効果こそないが、相手の次の通常攻撃を1度だけ必ず防いでくれる。~

**関連カード [#d1861650]
//-[[《サイバー・ヴァリー》]]
//-[[《ナチュル・スティンクバグ》]]
//-[[《薄幸の美少女》]]
-[[《バトルフェーダー》]]

-[[《機甲忍法フリーズ・ロック》]]
-[[《強制終了》]]
-[[《反撃の毒牙》]]

-[[《攻撃の無敵化》]]

**収録パック等 [#b15857c2]
-[[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 城之内デッキ 付属カード>ゲーム付属カード#o878a9f8]] G4-12 &size(10){[[Ultra]]};
-[[STRUCTURE DECK−海馬編−]] KA-33
-[[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]] SK2-037
-[[デュエリストパック−十代編−]] DP1-JP027 &size(10){[[Rare]]};
-[[ストラクチャーデッキ−恐竜の鼓動−]] SD09-JP033
-[[ストラクチャーデッキ−閃光の波動−]] SD11-JP031
-[[STARTER DECK(2007)]] YSD2-JP031
-[[DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−]] DT01-JP050
-[[デュエリストボックス2012]] DB12-JP034

**FAQ [#f2cc8100]
Q:[[攻撃宣言]]の直後([[チェーン]]1)でなければ[[発動]]できませんか?~
A:いいえ、他の同類[[カード]]([[《魔法の筒》]]や[[《炸裂装甲》]]などの「[[攻撃宣言]]時に[[発動]]できる[[カード]]」)と同じで「[[攻撃宣言]]のタイミング」であればいつでも[[発動]]できます。~
  「[[チェーン]]1:[[《炸裂装甲》]]」→「[[チェーン]]2:[[《盗賊の七つ道具》]]」→「[[チェーン]]3:《攻撃の無力化》」~
  このような[[チェーン]]を組むことが可能です。