遊戯王カードWiki - 《鋼核合成獣研究所》のバックアップ(No.18)

《鋼核合成獣研究所(こうかくごうせいじゅうけんきゅうじょ)/Iron Core Specimen Lab》 †

フィールド魔法
このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に手札から
「コアキメイルの鋼核」１枚を相手に見せる。
または、見せずにこのカードを破壊する。
フィールド上に存在する「コアキメイル」と名のついた
モンスターがエンドフェイズ時に破壊される度に、
そのモンスターの元々の持ち主はデッキから
「コアキメイル」と名のついたモンスター１体を手札に加える事ができる。

　ABSOLUTE POWERFORCEで登場したフィールド魔法。
　コアキメイルは手札を減らすことでモンスターを維持するが、このカードの効果はそれの正反対のものである。

　コアキメイルモンスターの維持に失敗した、またはどうしても《コアキメイルの鋼核》を消費したくない場合に、このカードが発動していればディスアドバンテージは緩和される。
　維持コストのおかげでどうにもアドバンテージを失いがちだったコアキメイルにとって優良な効果と言える。
　サーチできるコアキメイルに制限はないので、《コアキメイル・ロック》ではサーチ出来なかった上級コアキメイルも手札に加えられる。
　また、「コアキメイルを維持しないだけで全てのコアキメイルモンスターのサーチを行える」効果と考えることもできるので、汎用性はかなり高い。

　エンドフェイズ時におけるカードの維持は、ターンプレイヤーが任意の順番で効果の処理を行える。
　よってこのカードの効果処理を最後に行えば、手札に《コアキメイルの鋼核》が無くてもサーチを行える。
　尤もその場合このカードは破壊されるが。
　逆に、モンスターを《コアキメイルの鋼核》によって維持したい場合は、このカードの処理を最初に行えば良い。

　ただし、発動条件は「エンドフェイズにモンスターが破壊された時」であることに注意。
　サーチしたカードをすぐ使用することはできない。サーチしたカードに対して相手は丸々１ターン使うことができるので、対策を講じられやすいことも頭に入れておくべきだろう。
　また、結局のところ、ボード・アドバンテージの損失をハンド・アドバンテージで補っているだけにすぎず、現環境で最も重要なボード・アドバンテージを失っていることを頭に入れておこう。
　コアキメイルの維持コストによる損失を抑えることができる便利なカードであることは間違いないが、基本は維持できなくなった時の保険と考えた方が無難だろう。
　サーチ目的であえて維持しない場合も、相手ターンに《コアの再練成》を使うなどして、ボード・アドバンテージの損失を補えるようにしたい。

《コアキメイルの鋼核》が手札にない場合このカードは破壊されるが、《フィールドバリア》で維持コストを踏み倒すことはできない（下記FAQ参照）。
とはいえ、【コアキメイル】に《フィールドバリア》など入れる余裕もないのだが。

英語名は「鋼核標本研究所」と訳せる。

イラストが非常に興味深い１枚。
- 手前には《魔導サイエンティスト》、右奥には《コザッキー》の存在が確認できるが、左奥の人物は不明。
  この３人がコアキメイルを創り出したのだろうか？

《コザッキー》が不気味な笑みを浮かべている一方、他の二人の目の前のモニターには「０％」と表示されている。
まるで《成功確率０％》を思わせる状況だが、イラストを見比べると別の場面であることが分かる。
イラストでは《コアキメイル・ドラゴ》の幼生らしき個体が被験対象になっているが、MASTER GUIDE2にある《成功確率０％》の解説と同じパターンだとすると、このモンスターの強化実験の成功確率が０％なのかもしれない。