*《&ruby(こうらいおう){降雷皇};ハモン/Hamon, Lord of Striking Thunder》 [#vff19eb4]
 効果モンスター
 星10/光属性/雷族/攻4000/守4000
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に表側表示で存在する永続魔法カード3枚を
 墓地に送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
 このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
 相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
 このカードが自分フィールド上に表側守備表示で存在する場合、
 相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。

 [[SHADOW OF INFINITY]]で登場した[[光属性]]・[[雷族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[三幻魔]]の一体であり、[[永続魔法]]を[[墓地に送る]]ことによって[[特殊召喚]]することができる。~
 [[《オベリスクの巨神兵》]]・[[《幻魔皇ラビエル》]]・[[《邪神ドレッド・ルート》]]などと同等の[[攻撃力]]・[[守備力]]4000を誇る。

 必要なカードさえ[[手札]]に揃えば、即座に[[召喚]]することができる。~
 しかし、4枚もの[[手札]]を消費して[[召喚]]される割には[[効果]]が貧弱であり、[[破壊]][[効果]]に対する[[耐性]]も持たない。~
 [[バーン]][[効果]]を[[発動]]するには[[モンスター]]を[[破壊]]する必要があり、[[ダメージ]]自体も1000と、さほど大きくない。~

 [[手札]]消費を補い、[[表側表示]]の[[魔法カード]]を多用する[[デッキ]]では容易に[[召喚]]できる。~
 [[【天変地異コントロール】]]では[[デメリット]]をかなり軽減し、切り札として使用出来る。~
 [[《デーモンの宣告》]]で[[手札]]消費を抑える事が出来る。~
 勝負を決める状況で邪魔なカードを[[除去]]する事で、[[フィールド]]の圧迫すら防いでくれる。~
 [[魔法&罠カードゾーン]]の[[宝玉獣]]たちを[[召喚]][[コスト]]にすると[[手札]]消費を抑えやすい。~
 比較的[[汎用性]]の高い[[永続魔法]]として、[[《強欲なカケラ》]]も採用できるかもしれない。

 [[永続魔法]]の中でよく使われるものとして、[[《レベル制限B地区》]]・[[《平和の使者》]]等、[[ロック]]カードが候補に挙がる。~
 よって、[[ダメージ]]を与える[[誘発効果]]との折り合いを考え、[[【天変地異コントロール】]]以外にももう一つの[[デッキ]]、[[【ロックバーン】]]が候補に挙がる。~
 [[《ウィジャ盤》]]を使う事も可能ではあるが、その場合は[[特殊勝利]]条件を満たした方が強いだろう。~

 更に[[【ロックバーン】]]では定番の[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]や[[《光の護封壁》]]等も必然的に投入される。~
 又、[[永続罠]]の投入により[[《神炎皇ウリア》]]との共同[[召喚]]も狙える。~
 後者の[[永続効果]]は[[【ロックバーン】]]の補助にはなっている。~
 「[[相手]][[モンスター]]に[[攻撃]]をさせない」[[効果]]とはいえ、多くは[[《平和の使者》]]等を[[コスト]]にするため、さほど大きな意義は持たないであろう。~

 [[召喚]]効率の悪さ、[[汎用性]]の低さ、専用[[デッキ]]を組まなければ採用は難しい。~
 しかも、[[【ロックバーン】]]の様相を備えるにしても、普通に[[《ステルスバード》]]を使った方が良い。~
 そもそも普通に[[永続魔法]]を活用した方が強いため、この手の[[デッキ]]には無理に採用する必要もない。~
// 夢を追い続ける、また困難に挑戦し続ける[[デッキ]]ビルダーの腕の見せ所といえる。
//相性のいい宝玉獣が出ているのでコメントアウト

-[[【宝玉獣】]]では実質[[ディスアドバンテージ]]を負わず、[[召喚]]権を消費せず出せる大型[[モンスター]]として採用を検討できる。~
[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]や[[《宝玉の恵み》]]を使用すれば[[召喚条件]]を素早く整えられる。~
//もっともこの[[カード]]の[[効果]]と[[宝玉獣]]の[[シナジー]]は皆無なので、ただ「[[大きい>攻撃力]]だけのモンスター」だけで終わってしまう可能性も孕んでおり、また[[宝玉獣]]が充分たまっていなければ腐ってしまう可能性もある。~
//打点の高いモンスターがいない宝玉獣とは割と相性がいい
腐ってしまう可能性もあるため採用率はそれほど高くないが、[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]よりも早い段階で出しやすく[[攻撃力]]も引けを取らない点は侮れない。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「十代vs影丸」にて初登場。~
デザインモチーフは、恐らく[[三幻神]]の一体[[《ラーの翼神竜》]]であろう。~
しかし、他の[[三幻魔]]はモチーフになっている[[三幻神]]の[[効果]]を違う形で何となく再現しているが、この[[カードの効果]]には面影も感じない。~
作中では[[《死者転生》]]・[[《早すぎた埋葬》]]・[[《深淵の指名者》]]を[[生け贄]]に捧げ[[特殊召喚]]された。~
第一期では[[自分]][[フィールド]]上の[[魔法カード]]3枚を[[墓地に送る]]ことで[[特殊召喚]]できた。~
その高い[[攻撃力]]と[[バーン]][[効果]]によって[[《E・HERO テンペスター》]]・[[《フレンドッグ》]]を立て続けに[[戦闘破壊]]し、十代の[[ライフ]]を大きく削った。~
その後[[《E・HERO バブルマン・ネオ》]]によって[[破壊]]されるが、[[魔法カード]]《復活の生け贄》によってふたたび[[特殊召喚]]された。~
最終的に[[《E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》]]に[[戦闘破壊]]されたが、自身の[[効果]]によって影丸への[[効果ダメージ]]を防いだ。~
[[攻撃]]名は「&ruby(しつらくのへきれき){失楽の霹靂};」、[[効果]]名は「&ruby(じごくのしょくざい){地獄の贖罪};」。
~
初登場時の[[効果]]は以下のようになる。
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上の魔法カード3枚を
 墓地に送ることで特殊召喚する事ができる。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 罠の効果を受け付けず、魔法・効果モンスターの効果は
 発動ターンのみ有効となる。
 このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
 相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
 守備表示のこのカードが破壊されたターン、
 コントローラーの受けるダメージは0になる。
 この効果は発動ターンのみ有効とする。
「十代&ヨハンvs[[ユベル>《ユベル》]]」で再び登場。~
[[効果モンスター]]《カオス・コア》の「[[攻撃]]を[[無効]]にする[[効果]]」の[[コスト]]として他2枚の[[三幻魔]]と共に[[墓地]]に送られている。~
[[《ファントム・オブ・カオス》]]に[[効果]]と[[ステータス]]をコピーされ、コピーされたこの[[カード]]の[[効果]]で十代に[[ダメージ]]を与えた。~
その後、《暗黒の召喚神》の[[効果]]により[[召喚条件]]を無視して[[特殊召喚]]された。~
この戦いで他の[[モンスター]]を[[攻撃対象]]にできない[[効果]]が使われていることから、初登場時の能力ではなく、OCGと同じ能力になっている。~
(初戦で[[攻撃表示]]の[[《幻魔皇ラビエル》]]ではなく、[[守備表示]]のこの[[カード]]が[[攻撃]]されたことから、最初からこの能力を持っていた可能性もある。)~
~
「ヨハン([[ユベル>《ユベル》]])vsアモン」で再登場。~
[[デッキ]]から[[同名カード]]を[[フィールド]]上に[[プレイ]]する[[永続魔法]]《トライアングル・フォース》により1[[ターン]]目からいきなり[[特殊召喚]]された。~
[[《強者の苦痛》]]によって3[[ターン]]にわたって[[攻撃力]]を低下させられている所を見ると、[[魔法カード]]への[[耐性]][[効果]]も無くなったようだ。

--「降雷皇」の名の通り、雷を使った[[攻撃]]を行う。~
攻撃名の「霹靂」は「青天の霹靂」のことわざで知られる通り、落雷や雷鳴を表す。

-コナミのゲーム作品において―~
タッグフォース3では、ヨハンの[[デッキ]]のうち[[禁止カード]]を組み込んだ「俺の[[家族>宝玉獣]]と遠い親戚」のエースカードである。~
[[召喚条件]]に[[宝玉獣]]が使いやすいので「親戚」としたのだろう。

-神話・伝承において―~
名前の由来は雷を司る天使「ラミエル(Ramiel)」と悪魔「アモン(Aamon)」であろう。~
ソロモン72柱の悪魔の1柱であるアモンはエジプトで言うところの[[最高神アメン・ラー>《ラーの翼神竜》]]と同一とされている。~

**関連カード [#k8c4d3f6]
-[[《混沌幻魔アーミタイル》]]

-[[《幻魔の殉教者》]]

-[[三幻魔]]

-[[《ラーの翼神竜》]]
-[[《邪神アバター》]]

―類似[[効果]]
-[[《インフェルノ》]]
-[[《サイバー・ダーク・キール》]]

-[[《デス・ヴォルストガルフ》]]

-[[《幻獣ロックリザード》]]
-[[《グレンザウルス》]]

-[[《E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》]]
-[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]

-[[《天界王 シナト》]]

-[[《アマゾネスペット虎》]]
-[[《切り込み隊長》]]

-[[《オオアリクイクイアリ》]]

-[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#kf3ae658]
-[[【天変地異コントロール】]]

**収録パック等 [#ae85f275]
-[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP122 &size(10){[[Ultra]]};
-[[SHADOW OF INFINITY]] SOI-JP002 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};

**FAQ [#l10e69d2]
Q:[[《スライム増殖炉》]]が[[表側表示]]で存在する状態で[[《スライム増殖炉》]]を[[墓地]]へ送ってこのカードを[[特殊召喚]]することは可能ですか?~
A:いいえ、[[《スライム増殖炉》]]を[[墓地]]へ送って[[特殊召喚]]を行うこと自体できません。(07/09/05)

Q:[[戦闘]]で[[相打ち]]になった場合、相手ライフに[[ダメージ]]を与える[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[フィールド]]に存在していないので[[発動]]しません。(08/11/26)~

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