儀式魔法 手札の儀式モンスター1体を選び、 そのカードとレベルの合計が同じになるように デッキから通常モンスターを墓地へ送る。 その後、選んだ儀式モンスター1体を特殊召喚する。
STRIKE OF NEOSで登場した儀式魔法。
通常モンスターをデッキから墓地へ送ることで手札から儀式モンスターを儀式召喚する効果を持つ。
儀式召喚には基本的にその儀式モンスター専用の儀式魔法を使用する必要があるが、全ての儀式モンスターの儀式魔法として使用でき、複数の儀式モンスターの共存も無理なく達成できる。
このカードの最大の特長は、儀式召喚の負担となるリリースが必要なく2枚の手札消費で儀式召喚でき、墓地アドバンテージも獲得できる。
ただし、墓地へ送るモンスターは通常モンスターに限定される上に、レベルの合計が一致しなければならないため、専用の儀式魔法とは異なるデッキ構築が求められる。
このカードを採用するにあたり、このカードで墓地へ送る通常モンスターに何を採用するかは課題となる。
複数の通常モンスターを採用するという事は、それだけデッキパワーの低下に繋がるためである。
仮に特殊召喚したい儀式モンスターがレベル8である場合は、ステータスの高いレベル4通常モンスターを複数採用するのが最も安定性が高い。
レベル2を4体やレベル1を8体墓地へ送る場合、墓地アドバンテージの枚数が多い反面、戦力低下につながる。
儀式モンスターと同じレベルの通常モンスター1体を墓地へ送ることも考えられるが、高レベル通常モンスターの場合は手札事故が起きやすくなるためデッキのバランスへの配慮が必要になる。
同レベルの通常モンスターを採用する場合、レベル8儀式モンスターは《トレード・イン》、レベル7儀式モンスターは《七星の宝刀》を採用すれば手札事故の軽減になる。
儀式召喚した時に墓地へ送った通常モンスターを無駄にしないために他のカードで利用するのもいい。
墓地に送った通常モンスターは《思い出のブランコ》や《トライワイトゾーン》等で蘇生できる。
《闇の量産工場》ならば2体のサルベージが可能であり、ハンド・アドバンテージを軽減できる。
墓地の通常モンスターによって強化される《ライカン・スロープ》・《覚醒戦士 クーフーリン》にとっては墓地肥やしとなる。
【エクゾディア】や【ワイト】・【岩石族】といったデッキにおいては、墓地にモンスターを送るための手段として使える。
《白竜の聖騎士》を召喚する際にドラゴン族の通常モンスターを墓地に送り、《龍の鏡》による《F・G・D》の融合召喚を補助することもできる。
【儀式天魔神】では墓地に送った光属性天使族と闇属性悪魔族の通常モンスターを、カオスや天魔神の召喚コストにできる。
レベル8の強力な儀式モンスターには天魔神の召喚コストとなるモンスターが多数存在するため、非常に相性が良い。
【デミスドーザー】では《甲虫装甲騎士》・《ネオバグ》等を墓地に送り、それらを除外する事で《デビルドーザー》を即時召喚することもできる。
《神光の宣告者》を儀式召喚した後、《闇の量産工場》や《補充要員》でコストとなる天使族を確保することも可能。
レベルの低い儀式モンスターを降臨させる場合は、レベルの低い通常モンスターを複数投入する必要がある。
《サクリファイス》を降臨させる際に墓地へ送る対象には《ワイトキング》の糧となる《ワイト》や多数の守備力2000以上の壁モンスターが存在する。
レベル1で守備力2100を誇る《大木炭18》やチューナーである《ガード・オブ・フレムベル》を投入することで、デッキバランスは取りやすくなる。
《精霊術師 ドリアード》の場合は、場持ちの良いレベル3の通常モンスターが少なく、エレメントモンスターとのコンボも狙いにくいのが難点となる。
《神光の宣告者》や《終焉の王デミス》などの偶数レベルの儀式モンスターを用いるデッキでは、《レスキューラビット》を投入するのもいい。
両者が同レベルの通常モンスターを共有するため組み込みやすく、エクシーズ召喚も無理なく行う事ができる。
Q:このカードで特殊召喚された儀式モンスターは儀式召喚扱いとなり、その後墓地から蘇生することができますか?
A:はい、できます。
Q:このカードで墓地へ送るのはコストですか?
A:いいえ、効果です。
Q:《マクロコスモス》適用中に発動できますか?
A:はい、できます。通常モンスターは除外されますが、儀式モンスターは特殊召喚されます。
Q:自分のデッキに通常モンスターが存在しない、または同じレベルになるように通常モンスターを墓地へ送れなかったとき、効果は不発となりデッキをシャッフルしますか?
A:はい、通常モンスターを同じレベルになるよう墓地へ送れない場合は不発となります。
Q:儀式モンスターのレベルを《コストダウン》で下げた場合、墓地へ送る通常モンスターのレベル合計は変化した数に合わせますか?
A:変化した値に合わせます。(12/02/09)