遊戯王カードWiki - 《黒羽の宝札》のバックアップ(No.27)

《黒羽(くろはね)の宝札(ほうさつ)/Cards for Black Feathers》 †

通常魔法
手札から「ＢＦ」と名のついたモンスター１体をゲームから除外して発動する。
自分のデッキからカードを２枚ドローする。
このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚する事ができない。
「黒羽の宝札」は１ターンに１枚しか発動できない。

　THE SHINING DARKNESSで登場した通常魔法。
　ＢＦ専用の手札交換カードである。

　除外するタイミングは違うものの、ＢＦが全て闇属性であることを考えると、ほぼ《闇の誘惑》の下位互換である。
　よって、このカードは２枚目以降の《闇の誘惑》と考えてよい。
　しかし特殊召喚封印の制約上、大量展開の起点とする事は不可能である。
　また１ターンに１枚にしか発動できないため手札交換としての速攻性にも劣る。
　厳しい制約が多い現状、ディスアドバンテージにはなるが墓地肥やしもできる《手札断殺》などの方が良い場合もある。

　しかし、仮にもカード・アドバンテージを失わない手札交換の１つには違い無い。
　カード・アドバンテージを重視し、特殊召喚に大きく頼らない《王宮の弾圧》を採用したタイプの【ＢＦ】ならば有力に働くだろう。
　それ以外の【ＢＦ】の場合、使用制限があるため投入するとしても１・２枚が限度だろう。

このような「○○１枚を捨て（除外し）、２枚ドロー」という手札交換カードは過去にも沢山出たが、いかんせんデメリットが目立つ。
似たデメリットを持つ《強欲で謙虚な壺》と見比べても、かなり控えめなスペックである。
あちらはコストが無く、デッキを掘り進める速度まで勝っている。
2009年の世界大会で優勝した【ＢＦ】の専用ドローソースということで、意図的に弱体化させたものと思われる。

《闇の誘惑》に勝る点として、ドローの処理が後に入るためドローをトリガーとするカードをタイミングを逃さず発動できる利点はある。

英語名のＢＦは「Blackwing」と表記されているが、こちらは「ＢＦ」と名のついたカードにしないようにきちんと日本名の「Black Feather」が使われている。
また、イラストが「抜け落ちた羽根」なのも「Feather」が使われている理由だろう。
英語圏では「Wing」は「翼」、「Feather」は「翼から抜けた羽根」と明確に単語で分けられており、逆の使い方はまずありえないのである。
さらに、ドローソースということもあり、海外版特有の高いレアリティが付けられている。

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「クロウvs鉄蔵」戦においてクロウが使用。
アニメでのテキストは以下の通り。
```
手札の「ＢＦ」と名のついたモンスター１体を墓地に送って発動する。
自分のデッキからカードを２枚ドローする。
```
罠カード《くず鉄の落とし穴》によってバウンスされた《ＢＦ－蒼炎のシュラ》を墓地に送り?カードを２枚ドローした。

OCGでは黒羽の部分は「くろはね」と読むが、アニメではクロウは「くろばね」と言っていた。

ＢＦ版の《デステニー・ドロー》といえる効果で、このままOCG化すればどのタイプの【ＢＦ】でも即戦力だっただろう。
OCG化において大幅に弱体化したと言える。

関連カード †

ＢＦ

収録パック等 †

THE SHINING DARKNESS TSHD-JP046 Rare

FAQ †

Ｑ：《黒羽の宝札》にチェーンして《精霊の鏡》を発動することはできますか？
また、できたら、特殊召喚ができなくなるのはどのプレイヤーで、《黒羽の宝札》を発動したプレイヤーはもう一枚《黒羽の宝札》を発動するのが可能になりますか？
Ａ：調整中(10/06/07)

Ｑ：このカードを発動したターン中に特殊召喚を行わないカード（《未来融合－フューチャー・フュージョン》など）を発動することは可能ですか？
Ａ：調整中。(10/05/29)