*《&ruby(ブラック・エクスキューショナー){黒魔導の執行官};/Dark Eradicator Warlock》 [#uc092968]
 効果モンスター
 星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に存在する「ブラック・マジシャン」1体を
 リリースした場合のみ特殊召喚する事ができる。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 自分または相手が通常魔法カードを発動する度に、
 相手ライフに1000ポイントダメージを与える。

 [[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]]で登場した、[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[通常召喚]]できず、[[《ブラック・マジシャン》]]を[[リリース]]した時のみ[[特殊召喚]]できる[[召喚ルール効果]]と、[[通常魔法]]が[[発動]]する度に[[相手]]に[[ダメージ]]を与える[[永続効果]]を持つ。~

 数値の大きい強力な[[バーン]]な[[効果]]を持つが、[[召喚制限]]の多さ、進化形態にも関わらず[[《ブラック・マジシャン》]]と同じ[[ステータス]]なのがかなりの欠点となっている。~
 [[蘇生]]や[[《ディメンション・マジック》]]での[[特殊召喚]]に対応していないのは少々厳しい。~

 使用の際は[[《ブラック・マジシャン》]]を[[召喚]]するためのギミックを多数用意する必要がある。~
 とは言え[[《ブラック・マジシャン》]]の[[特殊召喚]]自体は容易であり、タイムラグはあるが[[魔導書]]利用時に無理なく組み込める[[《魔導召喚士 テンペル》]]、[[《ダイガスタ・エメラル》]]に繋がる[[《召喚僧サモンプリースト》]]など、[[火力]]となる[[通常魔法]]を活用できるものも多い。~
 また、[[カード名]]を[[《ブラック・マジシャン》]]に変更できる[[《E・HERO プリズマー》]]を使うことにより、簡単に[[特殊召喚]]することが出来る。~
 問題はこの[[カード]]を[[サーチ]]する手段が少ない点であり、[[《封印の黄金櫃》]]や[[《強欲で謙虚な壺》]]だとタイムラグが大きくなってしまう点。~
 一切の[[耐性]]がないため[[特殊召喚]]した[[ターン]]内に削れる分だけの[[ダメージ]]を与えたい所だが、この点が[[デッキ]]としての安定性を欠く要因となっている。~

 [[魔導書]]や関連[[モンスター]]、[[HERO]]による[[エクシーズ召喚]]など相性の良い[[モンスター]]を利用した戦術は広がっているため、これらを軸にしつつ隙あらば狙うといった構築が無難か。~
 この[[カード]]自身を3枚積みにして[[バーン]]に特化させるのも手であるが、複数体を並べる事は困難であり[[手札事故]]も怖い。~
 この場合は[[ディスアドバンテージ]]は負うが、[[《打ち出の小槌》]]を利用する事が考えられる。~

 [[相手]]が[[発動]]した[[通常魔法]]でも[[バーン]]が発生するため。これを使うのを渋らせる事もできる。~
 しかし[[効果]]の解決時に[[フィールド]]に残っている必要があるため、[[《ブラック・ホール》]]等には注意が必要。~
 拘束力を求めるなら[[《ガガガシールド》]]と組み合わせるのも有効だろう。~

 純粋に[[ダメージ]]を与えるために[[特殊召喚]]するのであれば、最低2枚の[[カード]]を消費する事を念頭におくこと。~
 [[《火炎地獄》]]や[[《デス・メテオ》]]では1枚につき2000の[[効果]][[ダメージ]]を与えられるが、この[[カード]]に消費した分を[[火力]]に換算すると3枚以上[[発動]]しなければ元は取れない。~
 無論、2500の[[攻撃力]]で[[攻撃]]すればそれ以上の[[ダメージ]]ともなるが、直接[[火力]]の採用意義を考えると効率・安定性で劣る。~

 [[《トゥーンのもくじ》]]や[[《グリモの魔導書》]]を使うのも有効である。~
 [[《トゥーンのもくじ》]]を2枚使った後、[[《無欲な壺》]]で[[《トゥーンのもくじ》]]2枚を[[デッキ]]に戻して[[サーチ]]を繰り返せば、6000もの[[ダメージ]]を与えられる。~

 [[《闇の誘惑》]]といった[[手札交換]]カードとは最高の[[シナジー]]を期待できる。~
 [[通常魔法]]を使いつつも[[手札]]が減らないので[[相手]]に[[バーン]][[ダメージ]]だけ与えることが可能なのである。~
 [[《デステニー・ドロー》]]・[[《トレード・イン》]]といった他の[[手札交換]]カードを共有できる[[【D−HERO】]]に投入し、[[《ファントム・オブ・カオス》]]でコピーして狙ってみるのもいいだろう。~
 [[《ブラック・マジシャン》]]を入れた[[【ダイヤモンドガイ】]]でも[[サポートカード]]をいくつか共有できる。

 [[攻撃力]]が[[《ブラック・マジシャン》]]と変わらない点はマイナスだが、[[レベル]]が変わらない点は[[メリット]]として働く。~
 [[《思い出のブランコ》]]で[[ダメージ]]を与えつつ[[《ブラック・マジシャン》]]を[[蘇生]]することで[[《No.11 ビッグ・アイ》]]に繋ぎ[[コントロール奪取]]が狙えるので、[[エクストラデッキ]]には是非これを用意したい。~

-[[効果]]の標的は[[通常魔法]]だけなので注意。~

-[[ダメージ]]を与えるタイミングは、[[発動]]した[[魔法カード]]の効果解決した後。~
故に、[[魔法カード]]の効果によって勝敗が決まった場合、このカードの効果は[[適用]]されない。~
[[永続効果]]であるため、この[[ダメージ]]は[[チェーンブロック]]を作らない。

-[[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]]の新規[[カード]]で唯一[[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]]に再録されなかった。~
[[特殊召喚]]に必要となる[[《ブラック・マジシャン》]]自体が入っていないので、仕方の無いところだろう。~
また、第4期[[ストラクチャーデッキ]]の看板[[モンスター]]は[[トーナメントパック]]に再録されているのも理由の一つだろうか。

-日本名の「ブラック(Black)」は「黒人」を意味する俗語でもあるため、英語版では[[《ブラック・ホール》]]に至るまで「Dark」に直されていた時期があった。~
現在はそのような傾向はないが、このカードは[[《ブラック・マジシャン/Dark Magician》>《ブラック・マジシャン》]]の派生のため、名前が「Dark」となっている。~
また「エクスキューショナー(Executioner)」には「死刑執行人」という残酷な意味がある。~
そのため、[[英語名]]は「Dark Eradicator Warlock(闇の抹殺魔法使い)」と変更された。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sのチーム・サティスファクション時代の回想シーンにおいてマジシャンズ・フォーのリーダーが使用。~
鬼柳の[[《ジェネラルデーモン》]]に[[攻撃]]するが、[[《ヘイト・バスター》]]によって[[破壊]]されてしまった。~

--アニメでの出番は、上記のいわゆる「チョイ役」しか無く、使用者も遊戯ではない。~
[[《ブラック・マジシャン》]]の派生[[カード]]の中ではかなり扱いが悪い。~
[[ライフポイント]]4000制のアニメでは危険すぎる効果故だろう。

//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#a20a0398]
-[[《ブラック・マジシャン》]]

-[[《連弾の魔術師》]]

-[[《暗黒の呪縛》]]

-[[《霞の谷の執行者》]]

―《黒魔導の執行官》の姿が見られる[[カード]]
-[[《マジックブラスト》]]

**このカードを使用する主なデッキ [#wc48f102]
-[[【ブラック・マジシャン】]]

**収録パック等 [#z93e8a6b]
-[[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]] SD6-JP001 &size(10){[[Ultra]]};
-[[トーナメントパック2009 Vol.2]] TP10-JP001 &size(10){[[N-Parallel]]};

//**FAQ
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。