効果モンスター 星4/闇属性/戦士族/攻1500/守 0 (1):自分・相手のバトルフェイズにこのカードを手札から捨て、 自分フィールドの「カオス・ソルジャー」モンスターまたは「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1500アップし、 このターンそのモンスターと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ元々の攻撃力になる。 (2):自分・相手のエンドフェイズにこのカードが墓地に存在する場合、 自分の墓地からこのカード以外の光属性モンスターと闇属性モンスターを1体ずつ除外して発動できる。 このカードを手札に加える。
レイジング・テンペストで登場する闇属性・戦士族の下級モンスター。
カオス・ソルジャーまたは暗黒騎士ガイア1体の攻撃力を上げる効果、墓地の光属性と闇属性をコストにサルベージできる効果を持つ。
(1)の効果はカオス・ソルジャー及び暗黒騎士ガイア専用の強化。
上昇量だけでなく、直接攻撃時にも効果がある点、複数枚同時に使用できる点、相手の強化を打ち消せる点など、《オネスト》などと比較して一際抜きん出た性能を誇る。
《開闢の騎士》の効果を得た《超戦士カオス・ソルジャー》に使えば、連続攻撃とバーン効果により1ターンキルも難しくない。
《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》すらも殴り倒せ、破壊できればバーンや連続攻撃も適用可能になる。
しかし、あちらの効果によりダメージステップ中は発動できないため、攻撃される前に発動せねばならず、相手ターン中は牽制しかできない。
効果対象となるカオス・ソルジャー及び暗黒騎士ガイアがいずれも最上級モンスターであるため、下級モンスターにも使える《オネスト》などよりも腐る可能性が高い。
特に、儀式モンスターを除くカオス・ソルジャーのモンスターには光属性が多く、競合は十分に発生しうる。
元々連続攻撃を持ち光属性の《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》の場合、儀式モンスターよりも展開しやすい。
暗黒騎士ガイアは自己特殊召喚や妥協召喚に長けるため、無理に儀式召喚を狙わずこれらでビートダウンできると考えれば、使える機会は多いだろう。
最大の難点は、自身が暗黒騎士ガイアを大きくサポートできるにも関わらず、レベルが1ではなく4である点にある。
《超戦士カオス・ソルジャー》を使う場合は《超戦士の儀式》・《カオス・フォーム》等の兼ね合いで、「レベル合計がちょうど8」が重要になる。
そのため、暗黒騎士ガイアをリリースに含む7+1を狙い、《開闢の騎士》等のレベル4をあえてはずす構築とする場合も多い。
かと言って、このカードも含め4+4を狙う形をとると、強化できる対応範囲が大きく狭まってしまう。
採用する場合、《カオス・ソルジャー》や暗黒騎士ガイアを主軸とするデッキに採用するか、「《ダーク・バースト》などの対象になる強化専用カード」として考えた方が良いだろう。
(2)の効果は光属性と闇属性をコストにした自己サルベージ。
(1)の効果を使いまわせるが、《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》などとはコストが競合してしまうため、墓地の消費が激しくなるのが欠点。
【カオス・ソルジャー】は除外することでアドバンテージを得られるカードは多いが、墓地肥やしには長けていないので何度も発動しているとジリ貧になってしまう。
無理にこの効果に頼らずとも、《悪夢再び》や《戦士の生還》にも対応しているため、非常にサルベージしやすい。
《超戦士の萌芽》と相性がよく、強化対象のカオス・ソルジャーと自己サルベージ用の墓地コストを同時に揃えられる。
その際、サルベージコストに《開闢の騎士》と《宵闇の騎士》を用いることでカオス・ソルジャー儀式モンスターと《超戦士の萌芽》をサーチしつつこのカードを手札に加えられるため、実質手札消費なしで再び儀式召喚が可能となる。
―手札から墓地へ送ってモンスターの攻撃力を変動させるカードは《オネスト》を参照
―《混沌の使者》の姿が見られるカード