混沌空間(カオス・ゾーン)/Chaos Zone》

フィールド魔法
モンスターがゲームから除外される度に、
1体につき1つこのカードにカオスカウンターを置く。
1ターンに1度、自分フィールド上のカオスカウンターを4つ以上取り除く事で、
取り除いた数と同じレベルを持つ、
ゲームから除外されているモンスター1体を選択し、
自分フィールド上に特殊召喚する。
フィールド上のこのカードが相手の効果によって墓地へ送られた時、
このカードに乗っていたカオスカウンターの数以下のレベルを持つ
光属性または闇属性のモンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。

 ストラクチャーデッキ−ドラゴニック・レギオン−で登場したフィールド魔法
 除外されたモンスターの枚数分カオスカウンターを置く効果カオスカウンターに関連したモンスター帰還サーチ効果を持つ。

 どのような場所からカード除外されてもカオスカウンターを置く事ができる。
 他の2つの効果カウンターの個数に比例して影響力が変化し、帰還には最低でも4つのカオスカウンターが必要である事から、一度に複数のモンスター除外できる《魂の解放》等を利用して積極的にカオスカウンターを稼ぎたい。

 また、除外のカウントおよび帰還対象には相手モンスターも含まれるため、全体除外カードとの相性に優れる。
 ただし《マクロコスモス》の影響下では、後半のサーチ効果も使用できないので注意。
 【次元ビートダウン】では《異次元の生還者》などを除外されたままの状態から復帰させる用途でも利用できる。
 ただ元々あちらの安定性が低く、このカード自体が完全なコンボ要員となってしまうため、手札事故には注意しなければならない。

 1度に10枚ものカード除外できる《ネクロフェイス》とのコンボは強力。
 運が絡むとはいえ自分相手問わずデッキ内の闇属性光属性を間接的にサーチする事が可能である。
 選択肢が増えるだけでも強力であり、上手くいけば最上級モンスター帰還も可能になるため、《封印の黄金櫃》で積極的に除外を狙うべきだろう。
 《ネクロフェイス》自身を帰還させ、再び除外することもできる。
 魔法・罠カード除外されると威力は落ちるが、これを計上できる《黄金のホムンクルス》帰還させフィニッシャーとする事もできる。

 帰還効果を活用する限り、このカード除去された時に多くのカウンターが載っていることは少ないので、サーチ対象は主に低レベルのものになる。
 汎用性の高い《エフェクト・ヴェーラー》《バトルフェーダー》を採用しておけば不発にはなりにくい。

 単純に帰還を行うならば、手札コストがかかるとはいえ《D・D・R》のほうが汎用的である。
 1ターンに1度の制限とカオスカウンターを貯める手間から、繰り返し利用できる点はあまりあてにならない。
 サーチ効果の存在から魔法・罠除去には多少強いが、帰還を狙う場合や他のカード除外を行う際にチェーンして除去されるだけでタイミングを逃す
 能動的に利用する事もできないため、この点で優位性を主張するのは難しい。
 アドバンテージ面に不安があり、手札コストメリットに変え難いデッキであれば優先する意義はあるか。

 【ヘル・サターン1キル】では《天空の聖域》サーチカードを共有できる利点があるが、除外を行うタイミングを考慮すれば扱いは難しい。
 属性が合致しない【除外海産物】でも扱いにくく、かといって【カオス】では別途墓地を肥やす必要があることからやはり優先しがたい。
 【次元斬】では即座に帰還できないためさらに速度を落とす事になり、コンセプトの一つである1:1交換の足を引っ張りかねない。
 採用の際はやはり上記の《ネクロフェイス》のような、スムーズに除外帰還を成立させられるような構築を選びたい。

 なお一度に3体ものカード除外できる【速攻の黒い忍者】では、全ての効果をフルに活用できるため好相性である。
 《忍者マスター HANZO》《忍法 超変化の術》闇属性エクシーズ召喚を用いる事で、《速攻の黒い忍者》や、《忍法 超変化の術》リクルート先である《ヴェルズ・サラマンドラ》墓地コストを捻出可能。
 《忍者マスター HANZO》帰還させれば《速攻の黒い忍者》サーチでき、簡単にアドバンテージを回復できる。
 また《速攻の黒い忍者》墓地コストとして能動的に墓地へ送る事のできる《D.D.クロウ》も、カオスカウンターを稼げるだけでなく、被破壊時は少ないカオスカウンターサーチできるので、全体除去から墓地を利用した1ターンキルへと移行する流れを抑止できる。

 ほか、主力がレベル4に集中し《ヴェルズ・サラマンドラ》《ヴェルズ・サンダーバード》《ヴェルズ・ケルキオン》除外が行える【ヴェルズ】でも、除外を利用した戦術を利用できる。
 ただこちらは帰還しただけでアドバンテージを稼げるものや、少ないカオスカウンターサーチできる高相性のものが少ないため、《闇次元の解放》などとの競合も考える必要がある。

 霊獣を使うデッキでも、霊獣融合モンスター融合召喚特殊召喚を繰り返すことでカオスカウンターを稼げ、レベル4の霊獣帰還させることも容易になる。
 ただし、後半のサーチ効果とのかみ合わせは悪く、光属性闇属性汎用性の高いカードを入れておきたい。

関連カード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:カオスカウンターが置かれる際にチェーンブロックが作られますか?
A:いいえ、作られません。(11/12/10)

Q:《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》効果裏側表示モンスター除外した場合、カオスカウンターは置かれますか?
A:はい、その場合モンスター表側表示の状態で除外されカオスカウンターは置かれます。(11/12/16)

Q:《D−HERO デビルガイ》効果裏側表示モンスター除外した場合、そのカード裏側表示のまま除外されますがその場合にカオスカウンターは置かれますか?
A:いいえ、置かれません。(11/12/13)

Q:装備魔法永続魔法扱いでフィールド上に存在するモンスター除外された場合にカオスカウンターは置かれますか?
A:いいえ、置かれません。(11/12/15)

Q:モンスター扱いでフィールド上に存在する罠カード除外された場合にカオスカウンターは置かれますか?
A:いいえ、置かれません。(11/12/15)

Q:《マクロコスモス》が存在する時にエクシーズ素材の状態のモンスターを取り除いて除外された場合にカオスカウンターは置かれますか?
A:いいえ、置かれません。(11/12/15)

Q:特殊召喚する効果除外されているモンスター1体を対象に取りますか?
A:はい、取ります。(11/12/10)

Q:特殊召喚する効果カオスカウンターを取り除くのはコストですか?
A:はい、コストです。(11/12/10)

Q:このカードの効果自分相手除外されているモンスター特殊召喚できますか?
A:はい、できます。(11/12/10)

Q:ダメージステップ中にこのカード相手効果によって墓地へ送られた時でも手札に加える効果発動できますか?
A:はい、できます。(11/12/10)