*《&ruby(カオス・エンペラー・ドラゴン){混沌帝龍}; −&ruby(しゅうえん){終焉};の&ruby(ししゃ){使者};−/Chaos Emperor Dragon - Envoy of the End》 [#y41c1f97]
 効果モンスター(禁止カード)
 星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
 このカードは通常召喚できない。
 自分の墓地の光属性と闇属性モンスターを1体ずつゲームから除外して特殊召喚する。
 1000ライフポイントを払う事で、
 お互いの手札とフィールド上に存在する全てのカードを墓地に送る。
 この効果で墓地に送ったカード1枚につき相手ライフに300ポイントダメージを与える。 

 [[混沌を制す者]]で登場した、[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 自身を[[手札]]から[[特殊召喚]]する[[召喚ルール効果]]、[[お互い]]の[[手札]]と[[フィールド上のカード]]を全て[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[相手]][[ライフ]]に[[ダメージ]]を与える[[起動効果]]を持つ。

 [[カオスモンスター>カオス]]の一体であり、軽い[[召喚条件]]と高い[[攻撃力]]、強力な[[モンスター効果]]を併せ持つ。~
 これらに加え、続けて別の[[モンスター]]も[[通常召喚]]できる事から、現役当時の[[環境]]では覆しようのない制圧力を持っていた。~

 [[モンスター効果]]は、1000の[[ライフコスト]]で、[[お互い]]の[[手札]]と[[フィールド上のカード]]全てを[[墓地へ送る]]という、凄まじいもの。~
 「[[墓地へ送る]]」ために[[《スターダスト・ドラゴン》]]や[[《我が身を盾に》]]等の[[破壊]]を防ぐ[[カード]]や、[[《ヂェミナイ・デビル》]]等[[手札]]を[[捨てる]][[効果]]を防ぐ[[カード]]では無力化できず、[[モンスター効果]]自体を[[無効]]にするしかない。~
 さらに、当時は[[優先権]]を行使して[[モンスター]]の[[起動効果]]が使用できたため、[[《奈落の落とし穴》]]等で[[効果]]を止めることはできなかった。~
 [[《王宮の弾圧》]]等でこの[[カード]]の[[特殊召喚]]自体を妨害するという数少ない方法はあったものの、この[[カード]]が登場した当時は[[モンスター効果]]を[[無効]]にする[[カード]]が[[《スキルドレイン》]]しか存在せず、[[特殊召喚]]に成功すればもはや止めることのできない[[エンドカード>フィニッシャー]]として君臨していた。~

 この[[モンスター効果]]では自身も[[墓地へ送る]]事になるものの、[[墓地へ送る]][[カード]]を考えれば、そこから様々な[[コンボ]]へ持ち込む事ができる。~
 もっとも活躍したのが、[[《クリッター》]]や[[《黒き森のウィッチ》]]を[[墓地へ送る]]というもの。~
 これらを[[墓地へ送る]]事で[[《八汰烏》]]を[[サーチ]]し、[[通常召喚]]する。~
 そして[[攻撃]]を行うだけで、[[相手]]は[[手札]]も[[フィールド上のカード]]もないまま[[ドローロック]]され、反撃の手段を失う。~
 [[自分]]の[[デッキ切れ]]さえ起きなければ、そのまま勝利できてしまう。~

 [[リセット]][[効果]]には[[バーン]][[効果]]も付与されており、4枚以上を[[除去]]すれば[[ライフコスト]]より大きな[[ダメージ]]を与えられる。~
 [[効果]]の適用範囲からすれば充分な[[ダメージ]]倍率を有しており、[[相手]]のライフポイントが少なければ引導[[火力]]にもなりうる。~

-その強力さ故に遊戯王OCGにおける一種の「暗黒期」を作りだし、登場してからすぐの[[03/07/01>禁止・制限カード/2003年7月1日]]の改訂にて[[制限カード]]に、[[04/09/01>禁止・制限カード/2004年9月1日]]で[[禁止カード]]となった。~
対となる[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]よりも1年早く[[禁止カード]]指定を受けている。~
[[デッキ]]を選ばず採用でき、ゲーム性を失いかねないが故の[[禁止カード]]化であった。~
現[[環境]]では、[[墓地へ送られた]]事を[[トリガー]]にする[[カード]]や、[[手札]]が存在しなくても動く事のできる[[デッキ]]が多いため、この[[モンスター効果の発動]]を許しても十分な対策は行える。~
[[《ネクロ・ガードナー》]]や[[《ダンディライオン》]]等は、その代表例だろう。~

--初登場から68日で[[制限>制限カード]]、[[制限>制限カード]]から428日(登場から496日)で[[禁止>禁止カード]]に指定されたことになる。~
//これで算出→http://www.benricho.org/nenrei/date-diff.html
この記録は5年後、[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]に塗り替えられる事になった。~

-このように「最強の[[禁止カード]]」との呼び声が高いが、早々に制限入りしたためか入手はしやすい。~
[[BOOSTER PACK COLLECTORS TIN 2004>パックパッケージ#oabdf774]]で再録されており、さらに海外では[[Duelist Pack:Kaiba]]に収録されているのも一因である。~
一時は対をなす[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]よりも手に入りやすかったが、現在はあちらも再録が繰り返されたため、[[カードナンバー]]や[[レアリティ]]に拘りがなければあちらの方が入手しやすい。~

-原作・アニメにおいて―~
「KCグランプリ編」における「海馬vsジーク・ロイド」戦で海馬が使用。~
[[墓地]]の[[《青眼の白龍》]]と[[《漆黒の闘龍》]]を[[除外]]して[[特殊召喚]]され[[モンスター効果]]を[[発動]]、海馬の[[《魂の解放》]]で[[除外]]された。~
その後[[《次元融合》]]で再び[[特殊召喚]]され、その[[攻撃力]]の高さを活かして《ワルキューレ・ブリュンヒルデ》と[[相打ち]]し、さらに[[フィールド]]から離れて[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げ、[[《青眼の白龍》]]の三連[[攻撃]]に繋げた。~
アニメでもその凶悪な[[効果]]をいかんなく発揮し、改めて視聴者にその力を認識させた。~
[[効果]]名は「セメタリー・オブ・ファイヤー」。~

--戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中に入っていた[[カード]]の1枚でもある。~

--アニメGXでは「十代vs神楽坂」戦において、神楽坂が[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]を使用する際に三沢がこの[[カード]]について解説している。~
その強力さ故、GXの世界でも[[禁止カード]]に指定されているようだ。~
また、万丈目準の兄・長作がこの[[カード]]を所持していることが確認できる。~
「十代vs影丸」戦では双六の店のショーケースに並んでいるのが確認できるが、[[三幻魔]]の魔力により、力を吸収され白くなっていた。~

--アニメ5D's第5期OPの冒頭部分でこの[[カード]]が登場している。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#f46e6141]
-[[カオス]]

-[[リセット]]

-[[《海竜神−ネオダイダロス》]]
-[[《裁きの龍》]]
-[[《邪神イレイザー》]]
-[[《終焉の王デミス》]]
-[[《天魔神 ノーレラス》]]
-[[《破壊竜ガンドラ》]]

-[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]

-[[《原初の種》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#hfda22f0]
-[[混沌を制す者]] 306-056 &size(10){[[Secret]]};
-[[BOOSTER PACK COLLECTORS TIN 2004>パックパッケージ#oabdf774]] BPT-J02 &size(10){[[Ultimate]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP056 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#i5e1f5b0]
Q:[[自分]]の[[フィールド]]に[[《黒き森のウィッチ》]]又は[[《クリッター》]]がいた場合、その[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、[[フィールド]]上から[[墓地へ送る]]ので[[効果]]は[[発動]]します。~

Q:1000[[ライフポイント]]払うのは[[コスト]]ですか?~
A:[[コスト]]です。(10/07/07)
 
//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。