*《&ruby(たましい){魂};の&ruby(かいほう){解放};/Soul Release》 [#ace8fc5b] 通常魔法 お互いの墓地のカードを合計5枚まで選択し、 そのカードをゲームから除外する。 //最新テキストはGS2012より [[Vol.5]]で登場した[[通常魔法]]。~ [[自分]]か[[相手]]、または[[お互い]]の[[プレイヤー]]の[[墓地]]の[[カード]]を[[除外]]する[[効果]]を持つ。~ 現在の主な使い道は2つに大別できる。~ 1つ目は、[[相手]]の[[墓地]]からの[[除外]]。~ [[《ネフティスの鳳凰神》]]・[[《黄泉ガエル》]]等の[[自己再生]][[効果]]持ちや[[《D−HERO ダッシュガイ》]]等の[[墓地]]で[[効果を発動>モンスター効果の発動]]する[[モンスター]]、[[蘇生]]されたくない切り札クラスの[[モンスター]]が狙い目となる。~ また、[[【ライトロード】]]や[[【インフェルニティ】]]等、[[墓地アドバンテージ]]の利用を中核にする[[デッキ]]は多くあるため、それらに対する[[メタカード]]として機能する。~ [[除外]]された[[カード]]を[[墓地に戻す]]だけの[[《異次元からの埋葬》]]が[[制限カード]]となっていることを考えれば、この[[カード]]の5枚[[除外]]がいかに強力な阻害[[効果]]を持つかは理解できるであろう。~ [[魔法・罠カード]]の[[除外]]もできるが、[[魔法・罠カード]]は[[モンスター]]に比べると[[墓地]]に落ちた時点で既に再利用の手段が少ないため、[[モンスター]]の[[除外]]を優先したほうがいいだろう。 2つ目は、[[自分]]の[[墓地]]からの[[除外]]。~ [[墓地]]に落ちた[[アタッカー]]や[[キーカード]]を[[除外]]し、[[《異次元からの帰還》]]等での[[帰還]]を補助できる。~ 他にも[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]・[[《カオス・エンド》]]等の[[除外]]された[[カード]]の枚数を参照する[[効果]]や[[ダークモンスター>リメイク]]・[[《異次元の境界線》]]等の[[墓地]]を参照する[[効果]]の補助にもなる。~ 特に[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]は、この[[カード]]1枚が[[攻撃力]]2000アップの[[強化]]に変わる。~ [[【ネクロフェイス】]]や[[【ダークモンスター】]]等では、上記の役割を存分に果たせるため、採用を検討できる。 しかし、この[[カード]]の最大の利点は「1枚でどちらの使い道にも対応できる」という点だろう。~ [[自分]]の[[墓地]]から[[キーカード]]を[[除外]]した上で[[相手]]の[[キーカード]]の再利用を止める、といった使い方が可能な点は評価できる。~ [[発動]]に規制がかからず、[[除外]]する[[カード]]枚数も5枚まで任意に決定できるのも利点。~ 直接[[フィールド]]に関与しない[[カード]]でありながら、有効に働く局面も少なくない。~ [[除外]][[効果]]メインの[[デッキ]]ならば攻守両面で変則的な動きをする[[キーカード]]として働いてくれる。~ また、[[自分]][[フィールド]]上に[[《魂吸収》]]が[[発動]]中の状態でこの[[カード]]を[[発動]]すれば、最大2500の[[ライフ回復]][[カード]]と化す。 だが普通に使うだけでは[[ディスアドバンテージ]]に繋がるので乱用は避けたい。~ また、現[[環境]]では[[カード]]を[[墓地へ送った]]後、その[[ターン]]中に[[効果]]を使用する場合が多くなってきている。~ [[デュエル]]の高速化に対応できないこともままあり、そのため[[相手]][[ターン]]に使用でき[[無効]]化もされにくく、さらに[[相手]]の行動に対しピンポイントの[[メタ]]として打てる[[《D.D.クロウ》]]を採用した方が良い場合もある。~ [[除外]]できる枚数自体では勝っているが、[[除外]]した[[カード]]全てが[[相手]]を困らせるわけではないため、単純に5枚の[[アドバンテージ]]にはならない。~ それらの[[カード]]が最初から[[墓地]]にないものとして戦略を立てられてしまうため、その働きは奇襲性のある[[《D.D.クロウ》]]とは大きく異なる。 -[[対象]]を取ってから[[発動]]される[[効果]]である。~ [[対象]]の内1枚が[[《D.D.クロウ》]]等で[[除外]]される等して[[墓地]]に存在しなくなった場合は[[不発]]ではなく、[[墓地]]に残った他の対象にされたカードを全て[[除外]]する。 -[[墓地]]に存在する[[モンスター]]の数が重要な[[【ダムドビート】]]の[[メタ]]の一つ。~ しかし、[[墓地]]が肥えすぎてしまった時のために[[【ダムドビート】]]側が使用する事もある。 -[[墓地]]に存在するカードを[[除外]]する、[[墓地]][[除外]]の開祖である。~ 始祖は[[《墓掘りグール》]]なのだが、「対・再利用」が本格化したのはこの[[カード]]からである。~ 当時は[[《ファイバーポッド》]]による[[リセット]]が基本戦術であり、[[コントロール]]系の[[デッキ]]において[[相手]]の[[制限カード]]を削るために採用された。~ [[【現世と冥界の逆転】]]においては一人二役をこなす重要な[[カード]]であった。 -ちなみに、[[Vol.5]]での[[テキスト]]は以下の通り。~ 自分・相手の墓地からそれぞれ5枚までのカードを取り除く。 これらのカードはそのデュエル中使用できない。 これでは最大で10枚[[除外]]できるようにも解釈できる。 -[[カード名]]は「開放」ではなく「解放」である。 -体色で若干分かりにくいものの、[[イラスト]]はオールヌードの女性である。~ 他の[[カード]]と違い乳首まで描かれており、[[《水の踊り子》]]より過激に見える。~ 外国版では露出の規制により布を纏っている。 -原作・アニメにおいて―~ アニメオリジナル「遊戯vsレベッカ」戦で初登場。~ 遊戯がレベッカの[[《シャドウ・グール》]]の弱体化を目的に[[発動]]しようとするが……。~ その後、同じくアニメオリジナルの「KCグランプリ編」、「海馬vsジーク・ロイド」戦で海馬が使用。~ 海馬はそれ以前には[[墓地]]の[[カード]]を[[除外]]するために[[《魂粉砕》]]を使用しているが、こちらの方が強いと判断したようである。~ その後も「海馬vs闇バクラ」戦で海馬が使用し、活路を開いた。 ~ また「遊戯vsアテム」の決戦前夜において遊戯が[[デッキ]]作りのためテーブルに置いた[[カード]]の内の1枚。 --アニメGXでは十代がこの[[カード]]の[[罠カード]]版ともいえる、《ヒーローズルール1 ファイブ・フリーダムス》を使用している。~ --漫画GXでは「十代vs三沢」(2戦目)において十代が使用。~ [[自分]]の[[墓地]]の5枚の[[カード]]を[[除外]]し、[[《平行世界融合》]]へと繋げた。 **関連カード [#h70617d8] -[[《ディメンション・ポッド》]] -[[《D.D.クロウ》]] -[[《墓掘りグール》]] -[[《ロスト》]] **収録パック等 [#ade333f1] -[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP140 -[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP166 -[[DUELIST LEGACY Volume.2]] DL2-133 &size(10){[[Rare]]}; -[[暗黒魔竜復活−REVIVAL OF BLACK DEMONS DRAGON−]] RB-58 &size(10){[[Rare]]}; -[[Vol.5]] -[[プロモカード]] PC2-010 -[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP021 -[[GOLD SERIES 2012]] GS04-JP011 &size(10){([[Gold]])}; **FAQ [#y63d4a14] Q:[[お互い]]の[[墓地]]にカードが5枚以上いないとこの[[カード]]を使うことはできませんか?~ A:いいえ。どちらかの[[墓地]]に1枚以上カードが存在している状態で、[[発動]]することができます。