遊戯王カードWiki - 《魂の共有－コモンソウル》のバックアップ(No.67)

《魂(たましい)の共有(きょうゆう)－コモンソウル/Common Soul》 †

永続魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を選択して発動する。
自分の手札の「Ｎ（ネオスペーシアン）」と名のついたモンスター１体を、
選択したモンスターのコントローラーのフィールド上へ特殊召喚する。
選択したモンスターの攻撃力は、この効果で特殊召喚した
「Ｎ（ネオスペーシアン）」と名のついたモンスターの攻撃力分アップする。
このカードがフィールド上から離れた時、このカードの効果で特殊召喚した
「Ｎ（ネオスペーシアン）」と名のついたモンスター１体を手札に戻す。

　POWER OF THE DUELISTで登場した永続魔法。
　手札からネオスペーシアンを特殊召喚でき、選択したモンスターにそのネオスペーシアンの攻撃力分の単体強化を行う。

　永続魔法となっているのはフィールドから離れた時のバウンス処理のためであり、役割としては通常魔法・装備魔法的なカードである。
　メインデッキに入るネオスペーシアンは全て召喚条件のない下級モンスターなので、このカード分手札消費の効率が悪くなってしまう。
　しかし《クロス・ポーター》によるサーチなどでネオスペーシアンは手札に溜まりやすいので、フィールドに複数のネオスペーシアンを並べるのには役立つだろう。

　永続効果による強化も上乗せされるので、《Ｎ・フレア・スカラベ》を特殊召喚すると、その上昇値分も含めて選択したモンスターの攻撃力は上昇する。
　永続魔法やフィールド魔法による上昇分もこれと同様に加算される。
　《終末の騎士》や《マスマティシャン》から《クロス・ポーター》を介してサーチしたネオスペーシアンを特殊召喚すれば《終末の騎士》と《マスマティシャン》は並の下級モンスターには負けない攻撃力になる。
　また、《Ｎ・アクア・ドルフィン》を特殊召喚すれば手札破壊も成功させやすく、《マスマティシャン》ならばネオスペーシアンと同じレベル３なのでエクシーズ召喚に繋げられる。

　相手の場にネオスペーシアンを特殊召喚できることは、覚えておいて損は無いだろう。
　《Ｎ・グロー・モス》を送りつければ自分がドローすることができる。
　羊トークン等を利用すれば大量のドローブーストも可能だが、モンスターを引いた場合、攻撃力０のモンスターが攻撃表示のまま複数残ることになり大変危険である。
　《スピリットバリア》等で回避できるが、そこまでして狙うほどの価値があるかは疑問が残る。

　この他、大量にカードをセットした後相手の場に《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》等を特殊召喚。
　それを効果の対象に指定し、《Ｎ・フレア・スカラベ》を特殊召喚する。
　その後、《洗脳解除》でもろとも奪い返すことで、《Ｎ・フレア・スカラベ》の効果を能動的に利用できる。

特殊召喚は、発動したチェーンブロックの効果解決時のみ。
１枚で複数回の特殊召喚を行うことはできない。

変わったところでは《氷結界の虎王ドゥローレン》等に代表されるようなモンスターを送りつけることで、《Ｎ・ブラック・パンサー》でコピーしてバウンスして使いまわすのも面白いかもしれない。
ただバウンスと特殊召喚を繰り返すだけでは遅延行為とみなされるが、魔法カードを何度も発動できるので、魔力カウンターを乗せられるカードがあれば魔力カウンターを乗せられるだけ乗せる等の芸当も可能。
自分のフィールド魔法の《魔法都市エンディミオン》、さらに《神聖魔導王エンディミオン》があれば無限に魔法カードをサルベージすることもできる。

特殊召喚時点での攻撃力分アップするので、その後ネオスペーシアンの攻撃力が変化しても、選択したモンスターの攻撃力は変わらない。

なお、｢Ｎ(ネオスペーシアン)｣と名のついたモンスター１体が対象となる。
よって《Ｘ・Ｅ・Ｎ・Ｏ》には使えない。
仮に使えたとしてもほとんど意味がない気もするが。

原作・アニメにおいて―
アニメGXの「十代vsエド」（３戦目）で十代が初使用。
上記の《Ｎ・フレア・スカラベ》とのコンボを使用している。
また「十代vsエックス」戦でも使用されており、エックスの場の《トラップ・スルーザー》を対象に《Ｎ・グロー・モス》（アニメ効果）を召喚し、デッキ破壊を行うという奇策を披露した。
「十代vs岩丸」戦や「十代vsズール」戦でも十代が《Ｎ・フレア・スカラベ》とコンボで使用。
それぞれ《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》と《放浪の勇者フリード》を対象に発動し、攻撃力アップを狙った。