*《&ruby(たましい){魂};を&ruby(けず){削};る&ruby(しりょう){死霊};/Spirit Reaper》 [#q640a53e] 効果モンスター(制限カード) 星3/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200 このカードは戦闘によっては破壊されない。 魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、 このカードを破壊する。 このカードが相手プレイヤーへの直接攻撃に成功した場合、 相手はランダムに手札を1枚捨てる。 [[新たなる支配者]]で登場した[[闇属性]]・[[アンデット族]]の[[下級モンスター]]。~ [[戦闘]]によって[[破壊されない]][[永続効果]]と[[ランダム]]に[[手札破壊]]する[[誘発効果]]を持つ。~ また、[[カードの効果]]の[[対象]]になった時に自身を[[破壊]]する[[永続効果]]も持つ。 [[守備表示]]にしておけば、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を防ぎながら、[[生け贄召喚]]にも使用可能。~ 何よりも1回[[攻撃]]を通すたびに[[手札破壊]]できる点が非常に優秀。~ [[戦闘で破壊>戦闘破壊]]されないことで[[フィールド]]に長く留まり、[[手札破壊]]するチャンスも十分にある。~ 攻守ともに使える[[カード]]だと言える。 利点が多く、また強力なのだが、あまりのステータスの低さがネックとなる。~ [[貫通]][[効果]]を持つ[[モンスター]]の[[攻撃]]や、[[手札破壊]]後の反撃で大[[ダメージ]]を喰らう危険性も秘めている。~ 低ステータスは[[サーチ]]がしやすく、[[《落とし穴》]]や[[《奈落の落とし穴》]]に引っ掛からない、という利点でもあるのだが。 [[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]を受ければ[[破壊]]される[[永続効果]]も持つ。~ この[[効果]]のお陰で[[モンスター除去]]でなくとも[[破壊]]することができ、[[墓地]]に落とす手段は多い。~ 頻繁に防御に用いられる[[速攻魔法]]で[[破壊]]されてしまう点は、やはり多少の難。~ 主に警戒すべきは[[《収縮》]]や[[《エネミーコントローラー》]]、[[《突進》]]等。~ いうまでもなく、[[相手]]に[[装備魔法]]を装備させられた場合も一発で「アウト」である。~ [[裏側守備表示]]となる[[《月の書》]]・[[《砂バク》]]等の[[効果]]では、[[表側表示]]でなくなるため、[[破壊]]されない。~ 何よりも、[[《早すぎた埋葬》]]や[[《リビングデッドの呼び声》]]等、半[[蘇生]][[カード]]を使えないのは比較的大きな[[デメリット]]。~ これらの2枚は、[[発動]]後[[対象]]をとり続けるため、[[発動]]したとしても[[蘇生]]した直後に[[墓地]]へと舞い戻ることとなる。~ しかし、逆にいえば[[《洗脳−ブレインコントロール》]]や[[《精神操作》]]等で奪われないという局所的な[[メリット]]ともなる。 [[【トマハン】]]等[[手札破壊]][[デッキ]]は勿論、普通の[[デッキ]]でも十分に活躍を期待できる能力を持っている。~ 攻防共に任せられる、[[汎用性]]の高い優秀な[[モンスター]]であることは間違いない。 -その[[汎用性]]の高さから[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限カード]]に指定された。 -「[[戦闘破壊]]されない事([[モンスター]]が[[戦闘ダメージ]]が受けない)」と「[[戦闘ダメージ]]を受けない事」は全く別。~ [[間違えやすい>間違えやすいルール#h8f43e1e]]が[[モンスター]]も[[破壊されない]]だけで[[ダメージ計算]]は通常と同じく行う。 -ちなみに、「自身を[[破壊]]する[[効果]]」は[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ではないし、[[チェーンブロック]]を作らない。~ よって、[[《早すぎた埋葬》]]で[[蘇生]]し、[[自壊]]する前に[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の媒体にすることは不可能である。~ また、この「自身を[[破壊]]する[[効果]]」はその[[効果]]を処理後に起動するので、例えば[[《強奪》]]をされた際は[[対象]]にされて即座に[[破壊]]ではなく、[[効果]]を適用し、一度[[相手]][[フィールド]]上に[[コントロール奪取]]された後に[[破壊]]という手順となる。~ //ややこしい効果の時にこの手順を参考にして欲しい。 -[[裏側守備表示]][[モンスター]]を[[攻撃]]、それが《魂を削る死霊》だったとする。~ この場合、[[ダメージステップ]]に[[《収縮》]]を[[発動]]したとしても、その《魂を削る死霊》が[[自壊]]するのは[[ダメージ計算]]の後である。 -[[フィールド魔法]]や[[《勇気の旗印》]]などの影響を受けても、もちろん[[自壊]]しない。 -この[[カード]]の[[自壊]][[効果]]が適用される条件は、2つある。 --[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在するこの[[カード]]が[[効果]]の[[対象]]になる。 --この[[カード]]を[[対象]]とした[[効果]]の処理終了時に[[表側表示]]で存在している。 -~ つまり、それ以外のケースでは[[自壊]]しない。~ 例えば、[[《月の書》]]でこの[[カード]]を[[対象]]にした場合、[[自壊]]を処理しようとする時には[[裏側表示]]なので[[破壊]]されない。~ [[《因果切断》]]や[[《振り出し》]]の場合も、[[自壊]]処理しようとする時には[[フィールド]]を離れているので[[墓地]]には送られない。~ [[対象]]にとった瞬間に即[[破壊]]されるわけではないので注意。~ 逆に、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]が[[不発]]になっても、[[発動]]が[[無効]]にならなければこの[[カード]]は[[破壊]]される。~ 例えば、[[《王宮のお触れ》]]の[[発動]]中に[[《炸裂装甲》]]等で[[対象をとられた>対象をとる(指定する)効果]]場合、[[《炸裂装甲》]]の[[効果]]による[[破壊]]はできないが、この[[カード]]の[[永続効果]]により[[破壊]]される。 -このように強力な[[カード]]だが、[[ストラクチャーデッキ]]にたびたび収録され、入手は比較的容易。~ //場面によっては、入手が難しい[[《マシュマロン》]]以上の働きをしてくれる。 //手に入りやすいこととカードの有用性は別問題なのでは? -原作・アニメにおいて―~ 「王の記憶編」において、盗賊王バクラの部下として登場している。~ 姿は多少異なるが、不老不死で[[モンスター]]から[[攻撃]]を受けても消滅しないことから、この[[カード]]の原型と考えることもできる。 **関連カード [#oa268d6f] -[[《マシュマロン》]] -[[《ジェルエンデュオ》]] -[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]] -[[《首領・ザルーグ》]] -[[《白い泥棒》]] -[[《朽ち果てた武将》]] -[[《地獄将軍・メフィスト》]] -[[《ナイトメアを駆る死霊》]] -[[《ナイトメア・ホース》]] **収録パック等 [#q2a5638d] -[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP024 &size(10){[[Rare]]}; -[[新たなる支配者]] 301-024 -[[ストラクチャーデッキ−アンデットの脅威−]] SD2-JP006 -[[ストラクチャーデッキ−暗闇の呪縛−]] SD12-JP010 -[[ストラクチャーデッキ−巨竜の復活−]] SD13-JP009 **FAQ [#t28e3d36] Q:[[《強制転移》]]でこの[[カード]]を選んだ場合、この[[カード]]は[[破壊]]されますか?~ A:いいえ。[[《強制転移》]]は対象をとらない効果です。 Q:[[《早すぎた埋葬》]]でこの[[カード]]を[[蘇生]]することは可能ですか?~ A:[[蘇生]]はできます。ただし[[《早すぎた埋葬》]]が装備された時、[[破壊]]されます。 Q:[[《生者の書−禁断の呪術−》]]でこの[[カード]]を[[蘇生]]することは可能ですか?~ A:はい。[[《生者の書−禁断の呪術−》]]や[[《ダークファミリア》]]ならば[[蘇生]]し、その後も場に残ることができます。 Q:[[表側表示]]のこの[[カード]]に[[《月の書》]]を使用した場合、この[[カード]]は[[破壊]]されますか?~ A:いいえ。[[効果]]が処理し終わった時点で[[裏側守備表示]]のため、[[破壊]]されません。 Q:[[裏側守備表示]]のこの[[カード]]に[[《太陽の書》]]を使用した場合、この[[カード]]は[[破壊]]されますか?~ A:いいえ。「[[効果]]の[[対象]]になった」時この[[カード]]は「[[裏側守備表示]]」で存在しているため、[[破壊]]されません。 Q:[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在するこの[[カード]]に対して[[発動]]された[[装備魔法]]に対して[[カウンター罠]]を[[発動]]した時、この[[カード]]は[[破壊]]されますか?~ A:いいえ。「[[発動]]を[[無効]]」にした場合、《魂を削る死霊》を[[対象]]としたこと自体も打ち消されます。 Q:[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在するこの[[カード]]に対して[[発動]]された[[装備魔法]]に[[チェーン]]して[[《サイクロン》]]を[[発動]]、この[[装備魔法]]を[[破壊]]した場合、この[[カード]]は[[破壊]]されますか?~ A:はい。「[[発動]]を[[無効]]にしたわけではない」ので、[[装備魔法]]が《魂を削る死霊》を[[対象]]としたことには変わりないためです。~ 逆順処理で[[《サイクロン》]]で[[破壊]]、[[装備魔法]][[不発]]後、《魂を削る死霊》も[[破壊]]されます。 Q:自身を[[破壊]]する[[効果]]は、[[チェーンブロック]]を作りますか?~ A:いいえ。[[チェーンブロック]]を作りません。 Q:この[[カード]]を[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の媒体にできますか?~ A:はい、できます。 Q:[[《スピア・ドラゴン》]]などの[[貫通]][[ダメージ]]の[[効果]]を受けた場合[[破壊]]されますか?~ A:いいえ、[[破壊]]されません。 Q:[[《ペンギン・ソルジャー》]]などの[[バウンス]][[効果]]で[[対象]]にされた場合[[破壊]]されますか?~ A:[[バウンス]][[効果]]処理し終わった時点で[[手札]]に存在するため、[[破壊]]されません。 Q:[[《強者の苦痛》]]などによって[[攻撃力]]が0になった《魂を削る死霊》が[[直接攻撃]]に成功した時、相手の[[手札]]を[[捨てる]][[効果]]は[[発動]]しますか?~ A:[[戦闘ダメージ]]を与えることができない為、[[手札]]を[[捨てる]][[効果]]は[[発動]]しません。(08/05/27) Q:[[《邪帝ガイウス》]]の[[効果]]で[[除外]]及び[[ダメージ]]を与えることはできますか?~ A:はい、できます。~ [[《邪帝ガイウス》]]の[[効果]]処理後には[[除外]]されて、[[フィールド]]上に存在しなくなるので[[自壊]]しません。~