魂縛門(こんばくもん)

フィールド魔法
自分フィールドにセットされた魔法・罠カードが効果で破壊されたターン、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこのカードを発動できる。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分の墓地に「Z−ONE」が存在し、
自分のLPの数値より低い攻撃力を持つモンスター1体のみが召喚・反転召喚・特殊召喚された場合に発動する。
そのモンスターを破壊し、自分は800ダメージを受ける。
その後、相手に800ダメージを与える。

 ANIMATION CHRONICLE 2021で登場するフィールド魔法

 自分のライフポイントよりも低い攻撃力モンスターを強制的に破壊し続ける、極めて強力な制圧効果を持つ。
 初期値の半分である4000ですらほとんどのモンスター破壊でき、展開の起点となる下級モンスターはギリギリまで封じ込めてしまう。
 しかし、破壊のたびにバーンが発生し、ライフポイントが減ると破壊範囲も狭くなっていってしまう欠点を持つ。
 とはいえ、ライフ回復ができなくなるようなデメリットは無いため、回復と併用すればいくらでもフォローすることができる。
 相手除去モンスター効果に依存していた場合、場持ちもよくなり、ライフさえ持続する限り完封もできる。

 とはいえ、お互いのあらゆるモンスターを無差別に破壊し続けるため、このカードが機能している限り、自分もモンスターを展開できない欠点がある。
 他のバーンカードと併用することで先に相手ライフがなくなるようにする等、モンスターに依存しない構築が必要となるか。
 また、Sin《龍の鏡》からの《F・G・D》等、フィールドの下準備無しで自分ライフより攻撃力の高いモンスターを出す手段とは相性が良い。
 2体以上同時の特殊召喚には対応しないため、自分がペンデュラム召喚を軸にするという回避法もある。

 しかし、最大の問題はその条件にある。
 「自分フィールドモンスターが存在しない」「自分裏側表示魔法・罠カード破壊された」ターンにしかカードの発動ができず、効果の発動はさらに「墓地《Z−ONE》」という条件を満たす必要がある。
 モンスターについては、初手や、構築段階でこのカードを前提にモンスターをあまり展開しない構築ならば、整えやすい。
 墓地《Z−ONE》モンスターに比べると落とす手段が限られる上、これと言って他に墓地に落とすメリットも無い。
 魔法・罠カード破壊は、破壊されたターン中にしか発動できないため、相手ターン破壊に対応するには《メタバース》等が必要。
 しかし、仮に《メタバース》を用いても、そちらが先に破壊されると不成立となるため、やはり自分ターン破壊し整える必要があるだろう。
 単純に使うとアドバンテージを失うため、破壊された時に発動する魔法・罠カード等、コンボを前提に考えるべきか。

関連カード

収録パック等