*《&ruby(さじん){砂塵};の&ruby(おおたつまき){大竜巻};/Dust Tornado》 [#ye2be767]
 通常罠
 相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
 その後、自分の手札から魔法・罠カード1枚をセットできる。

 [[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[相手]]の[[魔法・罠カード]]1枚を[[破壊]]し、[[自分]]の[[魔法・罠カード]]を1枚[[セット]]する[[効果]]を持つ。

 [[《サイクロン》]]に次ぐ、汎用[[魔法・罠除去]]の代表格。~
 この[[カード]]への[[伏せ除去]]に[[チェーン]]すれば[[アドバンテージ]]を稼げ、「[[エンドサイク]]」ならぬ「エンド砂塵」も可能。~
 [[環境]]によっては[[永続カード]]対策として、[[サイドデッキ]]のみならず、[[メインデッキ]]から積まれる場合もある。

 [[《サイクロン》]]と比較すると[[罠カード]]故の遅効性、[[自分]][[フィールド上のカード]]に使用できない事等の短所がある。~
 しかし、あちらにはない[[魔法・罠カード]]を[[セット]]する[[効果]]を備える。~
 これにより、[[相手]][[ターン]]に[[罠カード]]を[[セット]]でき、[[《血の代償》]]等といった[[デッキ]]の核となる[[カード]]を安全に[[発動]]できる。~
 また[[《マインドクラッシュ》]]等の[[手札破壊]]に[[チェーン]]して[[魔法・罠カード]]を守る事も可能。~
 [[魔法・罠カード]]を[[キーカード]]とする[[デッキ]]にはありがたい副次[[効果]]である。~
 この他、[[セット]]が「[[破壊]]した後」に行われる事を利用して、[[破壊]]した[[《歯車街》]]等の[[タイミングを逃す]]事も可能である。~

-[[セット]][[効果]]では《砂塵の大竜巻》が[[セット]]してあった[[魔法&罠カードゾーン]]に[[セット]]できず、その時空いている[[魔法&罠カードゾーン]]に[[セット]]する。~
ゆえに、[[魔法&罠カードゾーン]]が埋まった状態だと[[セット]]できない。~
ただし[[フィールドカードゾーン]]は、[[自分]]の[[フィールド魔法]]あるなしに関わらず、[[フィールド魔法]]の[[セット]]が可能。(10/10/04)~

-登場時から[[《サイクロン》]]というほぼ[[上位互換]]が存在していたため、[[《サイクロン》]]をフル投入してまだ足りない時に使用されていた。~
[[《サイクロン》]]が[[制限カード]]であった時代は[[メインデッキ]]から採用されることもあったが、現在は[[無制限カード]]に戻っている。~
また[[フリーチェーン]]への強さから、[[《サイクロン》]]と明確な住み分けができている[[《ナイト・ショット》]]も登場している。~
このため、[[サイドデッキ]]に採用する機会も減ってしまった。~
今後このカードを使用する際は、自分の[[魔法・罠カード]]を[[セット]]する効果を最大限に活用する必要があるだろう。~
今後この[[カード]]を使用する際は、自分の[[魔法・罠カード]]を[[セット]]する効果を最大限に活用する必要があるだろう。~
[[《リビングデッドの呼び声》]]・[[《血の代償》]]・[[《諸刃の活人剣術》]]といった攻め札として利用する[[罠カード]]が主な候補である。

-今まで[[制限改訂]]とは無縁の[[カード]]の中では収録された回数が一番多い。~
その数は[[STARTER DECK(2012)]]でついに22回に到達している。~

-遊戯王OCG公式サイトにおける「かーどビング通信」にて、[[【スクラップ】]]のサンプルレシピに採用されている。~
しかし、収録パックが[[BE1>BEGINNER'S EDITION 1]]と書いてあるが、同じサンプルレシピに載っている[[《No.39 希望皇ホープ》]]と同じ[[ST11>STARTER DECK(2011)]]で入手する事もできる。~

-原作・アニメにおいて―~
[[《サイクロン》]]と同じく、そのシンプルな[[効果]]から[[デュエル]]の構成に組み込みやすく、何度も使用されている。~
「バトルシティ編」のアニメ版「遊戯vsレアハンター」戦において遊戯が使用したのが初登場。~
レアハンターが使用した[[《光の護封剣》]]を[[破壊]]し、総[[攻撃]]を仕掛けた。~
アニメ版では、その後も遊戯の[[デッキ]]に投入されていたようである。~
その後の「ドーマ編」のグリモ戦では、[[《オレイカルコスの結界》>《The Seal of Orichalcos》]]を[[破壊]]しようとしたが、「オレイカルコスの力以外によっては[[破壊]]されない」[[効果]]により失敗に終わった。~

--アニメGXの「万丈目準vs長作」戦において長作が使用。~
[[《暗黒の扉》]]を[[破壊]]して総[[攻撃]]を仕掛けようとした。~
「エドvsチャンピオン・DD」戦ではDDが使用。~
何故か[[《D−HERO Bloo−D》]]の[[直接攻撃]]時に[[発動]]し、[[時計カウンター]]が貯まる前の[[《幽獄の時計塔》]]を[[破壊]]しようとした。~
その結果、エドの[[《エターナル・ドレッド》]]によって[[時計カウンター]]が4つ乗った状態の[[《幽獄の時計塔》]]を[[破壊]]する形になった。~

--アニメ5D'sの「遊星vs鷹栖」戦において遊星が場に[[セット]]した。~
しかし[[エンドサイク]]を狙った鷹栖の[[速攻魔法]]《サイキック・サイクロン》に[[破壊]]されてしまい、[[発動]]することはなかった。~
「クロウvsセキュリティ」戦ではセキュリティが使用。~
先攻1[[ターン]]目で[[セット]]されクロウの行動の妨害を狙ったが、[[発動]]する事なく[[《デルタ・クロウ−アンチ・リバース》]]によって[[破壊]]されてしまった。~
「vsイェーガー」(1戦目)ではクロウが使用。~
イェーガーの[[《不協和音》]]を[[破壊]]しようとしたが[[《宮廷のしきたり》]]によって阻まれてしまった。~
また、マルコが最低2枚所持していることが確認できる。

--強力な[[カード]]なのだが、アニメでは[[発動]]できなかったり逆利用されたりと、いわゆる「かませ犬」役の傾向にある。

--「遊戯vsグリモ」戦以降、登場しているこの[[カード]]の[[テキスト]]にはルビがない。~
アニメDMのドーマ編以降、アニメに登場する[[カード]]は全て[[世界統一フォーマット>テキスト]]に統一されたが、「遊戯vsグリモ」戦の時点ではこの[[カード]]は3期のレギュラーパックに再録されていなかった。~
よって、アニメスタッフが世界統一フォーマットのこの[[カード]]をアニメ[[オリジナルカード]]と同様の形式で制作しアニメに登場させたのだが、アニメ[[オリジナルカード]]には基本的にルビが振られないため、この[[カード]]も同様にルビなしでアニメに登場した。~
アニメに登場する《砂塵の大竜巻》にルビがないのは、この時作成した画像を使いまわしているからである。

--「遊馬vs風也」戦にて遊馬がこのカードの完全[[下位互換]]の[[罠カード]]《仕込みサイクロン》を使用している。~
--「遊馬vs風也」戦にて遊馬がこの[[カード]]の完全[[下位互換]]の[[罠カード]]《仕込みサイクロン》を使用している。~

-コナミのゲーム作品において―~
TAG FORCEシリーズでは[[タッグデュエル]]をメインとしているので、[[魔法・罠カード]]を[[セット]]する[[効果]]をより活用できる。~
[[相手]][[ターン]]に[[セット]]された[[魔法・罠カード]]を[[エンドフェイズ]]に[[破壊]]しつつ、パートナーに使ってもらいたい[[魔法・罠カード]]を[[セット]]できるからだ。~
この方法ならば、たとえ[[メインフェイズ]]に[[《大嵐》]]を[[発動]]されても《砂塵の大竜巻》が[[破壊]]されるだけで済む。~
[[タッグデュエル]]という特性上、[[制限カード]]であっても2人分の最大2枚が[[相手]]タッグの[[デッキ]]に採用されているので警戒しておいて損はない。~
--真DM2では、「場の全ての[[鳥獣族]]を破壊する」という[[鳥獣族]]への[[メタ]][[効果]]をもった[[魔法カード]]となっている。

**関連カード [#q94f924c]
-[[《サイクロン》]]

-[[《一陣の風》]]
-[[《ツイスター》]]
-[[《トルネード》]]

-[[《突風》]]
-[[《猛吹雪》]]

//-[[《砂塵の悪霊》]]

-[[《荒野の大竜巻》]]

**収録パック等 [#j19ababa]
//2000
-[[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]] CA-11
//2001
-[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-34
-[[プロモカード]] PC1-003
//2002
-[[DUELIST LEGACY Volume.1]] DL1-099 &size(10){[[Rare]]};
//2003
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-041
-[[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]] SK2-032
//2004
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP075 &size(10){[[Rare]]};
-[[ストラクチャーデッキ−アンデットの脅威−]] SD2-JP024
//2005
-[[ストラクチャーデッキ−灼熱の大地−]] SD3-JP027
-[[ストラクチャーデッキ−海竜神の怒り−]] SD4-JP026
//2006
-[[ストラクチャーデッキ−烈風の覇者−]] SD8-JP029
-[[STARTER DECK(2006)]] YSD-JP035
//2007
-[[STARTER DECK(2007)]] YSD2-JP032
-[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP032
//2008
-[[DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−]] DT01-JP046
//2009
-[[STARTER DECK(2009)]] YSD4-JP034
//2010
-[[STARTER DECK(2010)]] YSD5-JP032
//2011
-[[GOLD SERIES 2011]] GS03-JP016 &size(10){([[Gold]])};
-[[STARTER DECK(2011)]] YSD6-JP033
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP068 &size(10){[[Super]]};
-[[デュエリストボックス2012]] DB12-JP035
//2012
-[[STARTER DECK(2012)]] ST12-JP033

**FAQ [#r102a230]
Q:[[相手]]の出した[[フィールド魔法]]カードも[[除去]]できますか?~
A:はい、できます。

Q:[[破壊]]できなかった場合は、[[セット]]できませんか?~
A:はい、[[破壊]]できなかった場合は、[[セット]]できません。(08/05/30)

Q:《砂塵の大竜巻》で[[セット]]する[[効果]]を使用した場合は、[[破壊]]の後に別の処理が入る扱いですか?~
A:はい、そうです。つまり、[[破壊]]が条件の[[任意効果]]は[[タイミングを逃す]]ことになります。(08/05/30)

Q:《砂塵の大竜巻》で[[セット]]する[[効果]]を使用しなかった場合は、[[破壊]]した[[《歯車街》]]の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、できます。(10/07/30)

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//質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。