通常罠 次の効果から１つ、または両方を選択して発動する事ができる。 ●相手モンスターが攻撃をした時に発動する事ができる。 その攻撃モンスター１体を守備表示にする。 ●このカードは攻撃力５００ポイントアップの装備カードとなり、 自分フィールド上に存在するモンスター１体に装備する。
遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記 付属カードで登場した通常罠。
１枚で２種類の効果を持ち、どちらか１つではなく「片方」もしくは「両方」使用できる珍しいカード。
一つ目は、相手の攻撃宣言時に発動できる、相手の攻撃モンスターを守備表示にする効果。
二つ目は、自分のモンスターの攻撃力をアップする装備カードとなる効果。
特筆すべきは、どちらか片方または両方の効果を使える点。
「２種類の効果のうちどちらか」を使えるカードはそれなりにあるが、「両方を使える」カードはあまり無い。
一つ目の効果を使う場合は、攻撃力を500ポイントアップするだけでは対応できないモンスターに対しての戦闘破壊の補助となる。
相手のバトルステップに発動し、攻撃モンスターを守備表示にすることで攻撃をしのぐのである。
そして、守備表示にしたモンスターを返しの自分のターンで倒すのが理想。
二つ目の効果を使う場合は、攻撃力を500ポイントアップする事で戦闘で破壊できるモンスターに対してとなる。
相手もしくは自分のダメージステップに発動し、攻撃力を500アップすることで戦闘で相手モンスターを破壊できる。
ダメージステップ中ならば《サイクロン》等を発動されず、その後も装備カードとしてフィールド上に残る。
両方の効果を使う場合は、一つ目の効果を使う場合と同じ状況の場合になる。
両方ともメリット効果であるが、相手の攻撃の際に攻撃力を500ポイントアップさせる効果だけを使って相手モンスターの攻撃力を上回れば、相手を戦闘破壊することが出来る。
相手モンスター守備表示にさせる効果まで使ってしまうとこのような迎撃が不可能になるので使い分けよう。
このように状況に応じて相手の攻撃表示モンスターに対応できるため、汎用性は高い。
《炸裂装甲》や《万能地雷グレイモヤ》と異なり、自分のターンに相手モンスターを攻撃する時にも使える利点もある。
しかし、バトルフェイズで使うのが基本となるのでメインフェイズで魔法・罠カードを破壊する効果を使われると脆い。
罠カードであるためにセットしなければならず、《突進》のように引いてすぐ自分のダメージステップで発動することもできない。
また、《人造人間−サイコ・ショッカー》や《王宮のお触れ》といった効果を無効にするカードが存在するのも無視はできない。
もっとも、これらの弱点は攻撃宣言に対応する《炸裂装甲》・《万能地雷グレイモヤ》にも言えることである。
自分のフィールド上にモンスターがいることが必要であり、上記二枚のように単体で相手モンスターを破壊できないのが最大の欠点。
このカードが使われた【鎖ビート】では《大嵐》対策に《神の宣告》、《王宮のお触れ》対策に《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》等がいた。
このデッキでは《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》のサーチ効果がこのカードの発動を大きく助けていたのである。