*《&ruby(さよ){朔夜};しぐれ》 [#top]
*《&ruby(さよ){朔夜};しぐれ/Ghost Mourner & Moonlit Chill》 [#top]
 チューナー・効果モンスター
 星3/風属性/アンデット族/攻   0/守1800
 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):相手がモンスターを表側表示で特殊召喚した場合、
 このカードを手札から捨て、その表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターの効果はターン終了時まで無効化され、
 このターン中に対象の表側表示モンスターがフィールドから離れた場合、
 そのコントローラーは対象のモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1210168382735163392

 [[ETERNITY CODE]]で登場する[[風属性]]・[[アンデット族]]の[[下級モンスター]]の[[チューナー]]。~
 [[相手]]の[[特殊召喚に成功した]][[モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]にし、その[[モンスター]]が[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]際に[[ダメージ]]を与える[[効果]]を持つ。~
 [[ETERNITY CODE]]で登場した[[風属性]]・[[アンデット族]]の[[下級モンスター]]の[[チューナー]]。~
 [[特殊召喚に成功した]][[相手]][[モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]にし、その[[モンスター]]が[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]際に[[ダメージ]]を与える[[誘発効果]]を持つ。~

 [[モンスター効果]]を[[無効]]にする[[手札誘発]]としては[[《エフェクト・ヴェーラー》]]・[[《無限泡影》]]が存在する。~
 それらと比べて[[バーン]]が発生する点、[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]も[[対象にとれる>対象をとる(指定する)効果]]点はその両方より優れている点である。~
 また[[《エフェクト・ヴェーラー》]]に対する利点として、[[発動]]タイミングが[[相手]][[メインフェイズ]]に限定されていない点。~
 そして[[捨てて>捨てる]][[発動]]であり、[[墓地へ送れない>墓地へ送る]]状況でも[[発動]]可能である点で優れる。~
 それらと比べて[[バーン]]が発生する点、[[自分]][[フィールド]]に出された[[相手]]の[[モンスター]]も[[対象にとれる>対象をとる(指定する)効果]]点はその両方より優れている点である。~
 [[《エフェクト・ヴェーラー》]]に比べると、[[発動]]が[[相手]][[メインフェイズ]]に限定されていない点、[[捨てて>捨てる]][[発動]]なので[[墓地へ送れない>墓地へ送る]]状況でも[[発動]]可能である点で優れる。~
 [[《無限泡影》]]と比べた場合の利点は[[フィールド]]に関係なく[[手札]]から[[発動]]できる点である。~
 その両方と比べてこの[[カード]]が劣る点が、[[発動]]できるのが[[相手]]が[[特殊召喚に成功した]]場合に限られる点である。~

 [[相手]][[ターン]]に[[発動]]する場合、[[特殊召喚]]の多くは[[メインフェイズ]]に行われるため、[[発動]]タイミングで[[《エフェクト・ヴェーラー》]]に優位性があるとは言い難い。~
 [[通常召喚]]した[[モンスター]]に対応してない点も厳しく、[[《魔界発現世行きデスガイド》]]のように[[通常召喚]]から展開する[[モンスター]]を止められない。~
 [[相手]][[ターン]]に[[発動]]する場合、[[特殊召喚]]の多くは[[メインフェイズ]]に行われるため、[[発動]]タイミングで[[《エフェクト・ヴェーラー》]]に対する優位性があるとは言い難い。~
 [[通常召喚]]した[[モンスター]]に対応していない点も厳しく、[[《魔界発現世行きデスガイド》]]のように[[通常召喚]]から展開する[[モンスター]]を止められない。~
 さらに[[発動]]タイミングが制限されているため、あちらのように[[効果の発動]]に[[チェーン]]して[[コスト]]を無駄に払わせるような使い方も難しい。~
 また、[[フィールド]]を離れやすい展開用の[[モンスター]]は基本的に[[ステータス]]が低めなものが多く、それに対して[[発動]]したのでは大きな[[ダメージ]]は期待できない。~
 よって、大きな[[バーン]][[ダメージ]]を期待する場合、大型[[モンスター]]に対して[[発動]]することになる。~
 だが、その場合、この[[効果]]を[[無効]]にできる[[効果]]を持つ[[モンスター]]が既に[[フィールド]]にいたり、[[特殊召喚]]された[[モンスター]]自体がこの[[効果]]に対する[[耐性]]を持っている事も珍しくないだろう。~
 ただ展開用の[[モンスター]]でも1000程度の[[攻撃力]]を持つものは少なくないため、終盤になればそれらに対して[[発動]]するだけでも[[相手]]の展開を大きく阻害できる可能性もある。~
 また、[[フィールド]]を離れやすい展開用の[[モンスター]]は基本的に[[ステータス]]が低いものが多く、それに対して[[発動]]したのでは大きな[[ダメージ]]は期待できない。~
 よって、大きな[[バーン]][[ダメージ]]を期待する場合は大型[[モンスター]]に対して[[発動]]することになるが、その場合は別途[[除去]]手段も必要になる。~
 昨今では悠長に本命の登場を待っていると途中で[[カウンター]][[効果]]を持つ[[モンスター]]を[[特殊召喚]]されたり、そもそも本命にしたい[[モンスター]]自体が[[耐性]]・[[カウンター]][[効果]]を持っていたりと、[[除去]]はおろかこの[[カード]]の[[効果]]すら通らなくなるケースも珍しくない。~
 ただ展開用の[[モンスター]]でも1000程度の[[攻撃力]]を持つものは少なくないため、終盤になればそれらに対して[[発動]]するだけでも[[相手]]の展開を大きく阻害できる可能性はある。~
 以上の通り、[[相手]][[ターン]]における妨害札として見ると[[《エフェクト・ヴェーラー》]]・[[《無限泡影》]]に見劣りしがちであるため、[[自分]][[ターン]]であっても[[相手]]が[[特殊召喚]]を行えば[[フィールド]]に関係なく[[発動]]できる点を活かしたい。~

 [[相手]][[ターン]]と比べて[[特殊召喚]]される頻度は少ないが、[[自分]][[ターン]]にも[[相手]]が[[特殊召喚]]を行えば[[フィールド]]に関係なく[[発動]]できる。~
 [[自分]][[ターン]]に[[相手]]が[[特殊召喚]]する[[モンスター]]は制圧力のある[[モンスター]]であることが多く、その[[効果]]を[[無効]]にすることで優位にゲームを進めやすくなるだろう。~
 また上述の素材用[[モンスター]]と異なり[[ステータス]]が高いことも多いため、[[効果]]を[[無効]]にしたその[[モンスター]]を[[除去]]すれば引導[[火力]]にもなりうる。~
 頻度は高くないものの、[[自分]][[ターン]]に[[相手]]が[[特殊召喚]]する[[モンスター]]といえば各種[[アーティファクト]]、[[シンクロチューナー]]などを介して繰り出される[[シンクロモンスター]]など、[[除去]]・[[制圧]][[効果]]を持ったものがほとんどであり、それを[[無効]]にすることで優位にゲームを進めやすくなるだろう。~
 こちらが[[フィールド]]に[[カード]]を置いて動き出した後に[[特殊召喚]]されることも多いため、これらの[[モンスター]]への[[メタ]]としての確実性は[[《無限泡影》]]に勝るといえる。~
 また、上述の素材用[[モンスター]]と異なり[[ステータス]]が高いことも多いため、[[効果]]を[[無効]]にしたその[[モンスター]]を[[除去]]すれば引導[[火力]]にもなりうる。~

 このように[[相手]][[ターン]]の妨害としてだけみると[[《エフェクト・ヴェーラー》]]・[[《無限泡影》]]に劣りやすいため、[[自分]][[ターン]]でも[[発動]]できる点を活かしたい。~
 [[【相剣】]]や[[【勇者トークン】]]など[[トークン]]を使用する[[デッキ]]なら[[《トークンコレクター》]]対策としても機能する。~

-[[ダメージ]]はこちらから[[除去]]を仕掛ける・[[戦闘破壊]]するの他、[[相手]]が[[シンクロ素材]]・[[リンク素材]]に使う場合などにも発生する。~
ただし[[エクシーズ召喚]]の素材は[[フィールド]]を[[離れる]]扱いでないためダメージが生じないので注意。
 [[フリーチェーン]]で[[発動]]できる[[除去]][[カード]]を併用すれば、[[破壊]][[耐性]]や[[除外]][[耐性]]を[[無効]]にして[[除去]]と[[バーン]]を両立できるため、抜群の相性を誇る。~
 特筆すべきは[[《破壊輪》]]で、[[自分]]も[[ダメージを受ける]]が、[[相手]][[モンスター]]の倍の[[攻撃力]]分の[[ダメージ]]を与えることが可能。~

-[[ダメージ]]は[[チェーンブロック]]を作らず、こちらから[[除去]]を仕掛ける・[[戦闘破壊]]する他、[[相手]]が[[シンクロ素材]]・[[リンク素材]]に使う場合などにも発生する。~
ただし[[エクシーズ召喚]]の素材は[[フィールド]]を[[離れる]]扱いでないため[[ダメージ]]が生じないので注意。~
あまり無いだろうがその時点での[[コントローラー]]が[[バーン]]を受けるため、[[モンスター]]を[[送りつけ]]られると[[自分]]が[[ダメージ]]を喰らってしまう。~

-2022年秋の[[環境]]では、[[メタ]]として注目を集めており、採用率が高くなっている。~
トップメタである[[【ティアラメンツ】]]が[[自分]]の[[ターン]]に[[モンスター]]を展開する上、[[【クシャトリラ】]]のエースである[[《クシャトリラ・アライズハート》]]が[[墓地へ送られる>墓地へ送る]][[カード]]を無差別に[[除外]]するため、この[[カード]]の比較対象となる[[《エフェクト・ヴェーラー》]]が全く刺さらないのが一因だと考えられる。~
また、この[[カード]]と[[メインデッキ]]の[[クシャトリラ]]とで[[《フルール・ド・バロネス》]]を[[シンクロ召喚]]できる点も評価を上げている。

-「&ruby(さよしぐれ){小夜時雨};」は、夜に降る時雨(晩秋から初冬にかけての期間で降雨を繰り返す小雨)の事で、冬の季語でもある。~
--「&ruby(さく){朔};」は「旧暦における月の一番最初の日」もしくは、「新月」(地球から見た月と太陽の方向が同じになり、月からの反射光がほとんど見えなくなる状態)を意味する。 ~
それを踏まえてか、[[イラスト]]では[[モンスター]]が欠けた月を仰ぎ見ている姿が描写されている。~
また、この[[カード]]の情報がTwitterにて初公開された2019年12月26日は、2019年最期の新月の日であった。 
--「&ruby(さく){朔};」は「旧暦における月の最初の日」もしくは、「新月」(地球から見た月と太陽の方向が同じになり、月からの反射光がほとんど見えなくなる状態)を意味する。~
それを踏まえてか[[イラスト]]では、[[モンスター]]が新月と思しき月を仰ぎ見ている姿が描写されている。~
また、この[[カード]]の情報がTwitterにて初公開された2019年12月26日は、奇しくも2019年最後の新月の日であった。~

--名前は雨に由来するが、[[水属性]]ではなく[[風属性]]となっており、この[[カード]]の登場で[[妖怪少女>シリーズカード#Yokai]]は[[神属性]]をのぞく、全[[属性]]が揃った。~
--名前は雨に由来するが、[[水属性]]ではなく[[風属性]]である。~
[[妖怪少女]]はいずれも異なる[[属性]]に設定されており、この[[カード]]の登場時点で[[風属性]]しか残っていなかったことが理由だろう。~
---この[[カード]]の登場により、[[妖怪少女]]は[[神属性]]以外の全[[属性]]が揃った。~

-[[英語名]]は、それぞれ「Ghost(幽霊)」「Mourner(哀悼する者・悲しむ者)」「Moonlit (月明かり)」「Chill(冷え・寒気)」を指す。~
//直訳で「寒空の月明かりの下で悲しむ幽霊」となるが、下記にもある通り、当モンスターは英語版では幽霊であると明言されている。

-[[RARITY COLLECTION−PREMIUM GOLD EDITION−]]では[[妖怪少女]]が新規[[イラスト]]で再録されたが、登場時期の関係からこの[[カード]]のみ再録されなかった。~
翌年の[[PRISMATIC ART COLLECTION]]ではこの[[カード]]に新規[[イラスト]]を加えた上で改めて6体全てが再録された。~

--この新[[イラスト]]では、水面に浮かぶ三日月を屈伸し見下ろしている場面になっているが、自身が幽霊であるためか当人の姿は反映していない。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[妖怪少女>シリーズカード#Yokai]]
-[[妖怪少女]]

-[[《エフェクト・ヴェーラー》]]

//―《朔夜しぐれ》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ETERNITY CODE]] ETCO-JP036 &size(10){[[Super]],[[Secret]],[[20th Secret>Secret#SE20th]]};
-[[PRISMATIC ART COLLECTION]] PAC1-JP035 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]],[[Prismatic Secret>Secret#PS]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:
**FAQ [#faq]
***(1)の効果について [#faq1]
Q:[[表側表示]]で[[特殊召喚]]した[[通常モンスター]]を[[対象]]にしてこの[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、[[攻撃力]]が0でなければ[[発動]]できます。(20/01/10)~

Q:[[表側表示]]で[[特殊召喚]]した[[攻撃力]]0で[[通常モンスター]]扱いの[[デュアルモンスター>デュアル]]を[[対象]]にしてこの[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(20/01/10)~

Q:[[効果]]を受けた[[《アポピスの化神》]][[トリッキートークン]]が[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]場合に[[ダメージ]]は発生しますか?~
A:はい、それぞれ1600、2000の[[ダメージ]]を与えます。(20/12/27)~

Q:[[効果]]を受けて[[攻撃力]]0の[[《ワイトキング》]]が[[《進化する人類》]]を[[装備]]して[[元々の攻撃力]]が1000になっています。~
  [[フィールド]]を[[離れた>離れる]]場合に[[ダメージ]]は発生しますか?~
A:いいえ、[[ダメージ]]は生じません。(20/12/27)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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//タグの記述は、必要になったタイミングで他のページを参考に追加してください
//※※重要※※
//タグ記述のルールはページ作成時に消さない!
//タグはテキストを含む全ての正確な情報が出てから1日経過した後で記述すること。一部でも不明な場合は記述しない。
//現在、タグが正常に削除されない不具合が存在するため、「テキスト不明」「英語名未表記」などの後で削除する必要があるような情報はタグにしない。
//効果等が全て明らかになるまでタグは入力しないようお願いします。コメントアウトにしてもタグとしての機能がなくなるわけではありませんので、COではなく「記述しない」ようお願いします。
//海外新規カードには、タグをつけないでください
&tag(《朔夜しぐれ》,モンスター,チューナーモンスター,効果モンスター,星3/風属性/アンデット族/攻0/守1800);