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 通常魔法
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):このターンの自分メインフェイズに相手がモンスターの効果を発動している場合、
 以下の効果から1つを選択して発動できる。
 ●自分はデッキから2枚ドローする。
 ●相手フィールドのモンスター1体を選び、エンドフェイズまでコントロールを得る。
 ●相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んでデッキに戻す。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1249306270294736896
 ●自分は2枚ドローする。
 ●相手フィールドのモンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで得る。
 ●相手の手札を確認し、その中から1枚を選んでデッキに戻す。

 [[RISE OF THE DUELIST]]で登場する[[通常魔法]]。~
 [[相手]]が[[モンスター効果の発動]]をした[[ターン]]に[[ドロー]]・[[コントロール奪取]]・[[ピーピング]][[ハンデス]]のいずれかを行う[[効果]]を持つ。~
 [[RISE OF THE DUELIST]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[相手]]が[[モンスター効果の発動]]をした[[ターン]]に2枚の[[ドロー]]・[[コントロール奪取]]・[[ピーピング]][[ハンデス]]のいずれかを行う[[効果]]を持つ。~

 [[自分]][[メインフェイズ]]に[[相手]][[モンスター]]が[[効果]]を[[発動]]するという、受動的な[[発動条件]]となっている。~
 しかし、[[《増殖するG》]]等の[[手札誘発]]、[[召喚・特殊召喚に成功した]]タイミングで[[発動]]できる[[効果]]、[[無効]][[効果]]持ち等、該当するものは多岐に渡るため、決して難しい[[発動条件]]ではない。~
 [[強制効果]]を持つ[[モンスター]]を[[相手]]に[[送りつけ]]るのも有用で、[[《サイレント・ウォビー》]]は相性がいい。~
 とはいえ、[[相手]]の行動を妨害する[[制圧]][[モンスター]]の展開や[[手札誘発]]の採用が常態化した現[[環境]]では、[[発動]]機会は高い確率で訪れる。~

 [[発動]]できる[[効果]]は[[《強欲な壺》]]・[[《心変わり》]]・[[《強引な番兵》]]と、どれも強力かつ[[汎用性]]も高いものばかり。~
 しかも3つの中から選択出来るので、[[発動条件]]さえ満たせれば[[腐る]]事はまずない。~
 [[発動]]できる[[効果]]は[[《強欲な壺》]]・[[《心変わり》]]・[[《強引な番兵》]]とほぼ同じで、どの[[効果]]も強力かつ[[汎用性]]が高い。~
 先攻1[[ターン]]目では[[《強引な番兵》]][[効果]]を使うことで、2枚目の[[手札誘発]]や反撃の要になる[[カード]]を排除して状況を盤石にできる。~
 それ以降は[[耐性]]持ち[[モンスター]]等を[[《心変わり》]]で対処、[[《強欲な壺》]]で行動の選択肢を広げる、間に合っていれば[[《強引な番兵》]]で見えない危険を排除、と有効な行動を選ぶのは容易。~

-3つの[[禁止カード]]の[[効果]]を[[内蔵]]しているが、2つ目の[[効果]]のみ元の[[《心変わり》]]と異なり[[対象をとらない効果]]に変更されている。~
//[[効果処理時]]に[[効果]]を選択する都合上、[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]だと処理に支障が出るからだろう。~
//また、第11期現在における[[対象]][[耐性]]の増加も考慮されたのかもしれない。~
//複数の効果から1つを選ぶタイプの効果で「選択して」とある場合は選ぶのは発動時
 しかし、[[相手]]が[[メインフェイズ]]に行動するのはこちらの[[マストカウンター]]を防ぐためであることが多いので、これらの[[効果]]を使用してなお挽回できなかったり、この[[カード]]を防げる[[効果]]を温存されることも有り得る。~
 また、先攻で[[相手]]の初手に[[手札誘発]]がなかったり、[[デュエル]]中盤以降の消耗戦で[[腐る]]確率も無視できるほどではない。~
 [[1ターンに1枚>1ターンに1度]]しか[[発動]]できないため、特に複数枚[[手札]]に来ると[[腐り>腐る]]やすい。~
 [[手札誘発]]の対策であれば[[《墓穴の指名者》]]や[[《抹殺の指名者》]]で直接[[無効]]にした方が良い状況になることも多いので、[[デッキ]]との相性や[[環境]]に応じて選択したい。~

-[[イラスト]]において、将軍が上げている軍配には「天地人」の漢字の意匠がなされている。~
「&ruby(てんちじん){天地人};」は「天と地と人」を表し、そこから転じ「世界形成の要素」「宇宙に存在するあらゆる万物」「三才」「三つの物の順序や成績の序列」などを示す意味となる。~
[[カード名]]もそれに因んでおり、[[OCG]]の往来の[[禁止カード]]を網羅する奇抜な[[効果]]となっている。
 [[強制効果]]を持つ[[モンスター]]が[[相手]][[フィールド]]にいれば、その[[効果]]が[[発動]]するように仕向けて[[発動条件]]を満たすのもいい。~
 [[《サイレント・ウォビー》]]や[[《暗黒界の導師 セルリ》]]のように、[[送りつけ]]た上で[[強制効果]]が[[発動]]する[[モンスター]]も相性がいい。~
 もっとも、[[《サイレント・ウォビー》]]の場合は[[相手]]に1枚[[ドロー]]させているため、枚数的には[[ディスアドバンテージ]]が発生する点には留意したい。~

//-原作・アニメにおいて―~
-[[TCG]]の[[Rise of the Duelist]]の商品情報ページで「[[《Pot of Greed》>《強欲な壺》]]、[[《Change of Heart》>《心変わり》]]、[[《The Forceful Sentry》>《強引な番兵》]]から選んで[[相手]]の[[モンスター効果]]に対して応酬する[[通常魔法]]」と紹介されている。~
// https://www.yugioh-card.com/en/products/bp-rotd.html

-[[禁止カード]]を経験している3つの[[カード]]の[[効果]]を[[内蔵]]しているが、2つ目の[[効果]]のみ元の[[《心変わり》]]と異なり[[対象をとらない効果]]に変更されている。~

--複数の[[禁止カード]]の[[効果]]を[[内蔵]]した[[カード]]は、[[《風林火山》]]・[[《禁忌の壺》]]に続く3枚目。~
この内[[《強欲な壺》]]は3枚全てに共通して[[内蔵]]されており、あちらの[[汎用性]]の高さが窺える。~

-[[カード名]]は日本の歴史物語「&ruby(おおかがみ){大鏡};」のエピソードの1つ「&ruby(さんせん){三船};の&ruby(さい){才};」に由来すると考えられる。~
藤原道長が舟遊びをした際、3つの船にそれぞれ和歌・管弦・漢詩に優れた人々を乗せ技を競わせた。~
大納言&ruby(ふじわらのきんとう){藤原公任};は、和歌・管弦・漢詩のいずれも一流であったため、道長は彼にどの船に乗るのか選ぶ権利を与え、彼は和歌の船を選び優れた歌を披露したという。~
平安時代を代表する文化人の1人である公任の多才ぶりを示すエピソードである。~
--この[[カード]]も3つの優れた[[効果]]の中から1つの[[効果]]を選ぶという点で再現している。~

--[[英語名]]はTで始まる単語3つで韻を踏みつつ、日本語名とほぼ同じ意味となるように工夫されている。~

-[[イラスト]]において、将軍が掲げている軍配には「&ruby(てんちじん){天地人};」の漢字の意匠がなされている。~
「天地人」は天と地と人、つまり宇宙の万物を意味する言葉であり、この3つの働きを「三才」と呼ぶ。~
また、天地人は「松竹梅」のように3つのものの順序や序列を示す言葉としても使われており、3つの[[効果]]から選べる事を意識しているとも取れる。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画OCGストラクチャーズの「ストロング十九vsサイキック天道」戦においてサイキック天道が使用。~
十九が[[《増殖するG》]]の[[効果]]を[[発動]]していた事で[[発動条件]]を満たし、[[《大騎甲虫インヴィンシブル・アトラス》]]を[[コントロール奪取]]した。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《強欲な壺》]]
-[[《心変わり》]]
-[[《強引な番兵》]]

-[[《禁忌の壺》]]
-[[《風林火山》]]

//―[[イラスト]]関連
//カードのイラストに描かれているカードが存在した場合、そのカードをリンク
-[[《三戦の号》]]

―《三戦の才》が見られる[[カード]]
-[[《三戦の号》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[RISE OF THE DUELIST]] ROTD-JP062 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Secret]],[[Prismatic Secret>Secret#PS]]};
-[[RARITY COLLECTION −QUARTER CENTURY EDITION−]] RC04-JP064 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Collectors]],[[Secret]],[[Ex-Secret>Secret#ES]],[[Quarter Century Secret>Secret#QCSE]]};
-[[TACTICAL-TRY DECK 終撃竜サイバー・ドラゴン]] TT01-JPA18

//**FAQ [#faq]
**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:
Q:このカードの[[発動]]に対し、[[《灰流うらら》]]を発動できますか?~
A:3つの『●』の内、『●自分はデッキから2枚ドローする』を選択して《三戦の才》が[[発動]]された場合に限り、[[《灰流うらら》]]の効果を[[チェーン]]して[[発動]]することができます。(21/05/10)~

Q:[[自分]]が《三戦の才》を、「●相手フィールドのモンスター1体を選び、エンドフェイズまでコントロールを得る」[[効果]]を選択して[[発動]]し、[[相手]]は[[チェーン]]して[[《I:Pマスカレーナ》]]の(1)の「このカードを含む自分フィールドのモンスターをリンク素材としてリンク召喚する」[[効果]]を[[発動]]しました。~
  それにより、[[《I:Pマスカレーナ》]]の[[効果]]の処理で[[《S:Pリトルナイト》]]が[[リンク召喚]]され、《三戦の才》の[[効果]]の処理で[[自分]]はその[[《S:Pリトルナイト》]]の[[コントロール]]を得ました。~
  この場合、どちらの[[プレイヤー]]が[[《S:Pリトルナイト》]]の[[リンク召喚成功>リンク召喚に成功した]]時の(1)の[[誘発効果]]を[[発動]]できますか?~
A:一連の[[チェーン]]処理後(その[[《S:Pリトルナイト》]]の[[誘発効果]]を[[発動]]可能なタイミング)における[[コントローラー]]である、[[自分]]が[[発動]]できます。(23/10/18)~
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=24016

Q:[[相手]][[メインフェイズ]]中、[[相手]]の《三戦の才》の「[[モンスター]]の[[コントロール]]を得る[[効果]]」に[[《ゴーティスの妖精シフ》]]の(3)の[[効果]]を[[チェーン]]しました。~
  [[シンクロ召喚]]した[[《最果てのゴーティス》]]の[[コントロール]]が[[相手]]の《三戦の才》によって移りましたが、この場合[[《最果てのゴーティス》]]の(2)の[[効果]]は[[発動]]できますか?~
A:ご質問の場合、[[《最果てのゴーティス》]]の(2)の[[効果]]は[[お互い]]に[[発動]]できません。(23/10/30)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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//タグの記述は、必要になったタイミングで他のページを参考に追加してください
//※※重要※※
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//タグはテキストを含む全ての正確な情報が出てから1日経過した後で記述すること。一部でも不明な場合は記述しない。
//現在、タグが正常に削除されない不具合が存在するため、「テキスト不明」「英語名未表記」などの後で削除する必要があるような情報はタグにしない。
//効果等が全て明らかになるまでタグは入力しないようお願いします。コメントアウトにしてもタグとしての機能がなくなるわけではありませんので、COではなく「記述しない」ようお願いします。
//海外新規カードには、タグをつけないでください
&tag(《三戦の才》,魔法,通常魔法);