通常魔法 フィールド上に表側表示で存在する機械族モンスターを全て破壊する。
Vol.4で登場した通常魔法。
機械族モンスターのみを全体除去する効果を持つ。
相手モンスターの種族に依存する効果である為、安定性の低いカードである。
《DNA改造手術》とコンボすることで、確実に全体除去を行うことができるようになる。
ただし、《ライトニング・ボルテックス》の方が、コンボする必要がなく、相手モンスターのみを全体除去できる為、そちらを優先する場合が多い。
機械族対策カードはこのカード以外にも多く存在し、除去カードに関しては他に3種類もある。
《システム・ダウン》は場と墓地の機械族を全て除外できるが、ライフコストが必要となる。
《電磁蚊》はリバースモンスターなために相手ターンの除去が可能だが、代わりに発動タイミングはやや遅い。
上記の2つはなんとか差別化は可能であるが、問題となるのは《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》である。
融合モンスターなのでメインデッキを圧迫せず、除去に関してもコストで墓地へ送るので破壊耐性を無視でき、攻撃力の高いモンスターを特殊召喚できてしまう。
しかも上記のカードと違って任意の機械族を除去できる上、場には高ステータスのモンスターを残せて、場合によっては直接攻撃も狙える。
さらには必要なモンスターである《サイバー・ドラゴン》も汎用性が高く、どのデッキでも無理なく採用できてしまう点も大きい。
以上の点から、残念ながらこのカードが優先的に採用されるようなメリットは無いに等しく、よっぽど【機械族】メタに拘ることがなければ使う機会はまず訪れない。
ペンデュラムモンスターは《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の融合素材として墓地へ送ることはできないのでこちらにも一応利点はある。
ただ【クリフォート】なら《システム・ダウン》で除外した方が再利用も防げる。