遊戯王カードWiki - 《斬機マルチプライヤー》のバックアップ(No.12)

《斬機(ザンキ)マルチプライヤー/Mathmech Multiplication》 †

効果モンスター
星４/地属性/サイバース族/攻 500/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分フィールドのサイバース族・レベル４モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルをターン終了時まで８にする。
(2)：このカードが墓地へ送られた場合、
ＥＸモンスターゾーンの自分のサイバース族モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで倍になる。

　デッキビルドパックミスティック・ファイターズで登場した地属性・サイバース族の下級モンスター。
　レベル４・サイバース族１体のレベルを８にする起動効果、墓地へ送られた場合にエクストラモンスターゾーンのサイバース族の攻撃力を倍にする誘発効果を持つ。

　(1)はサイバース族のレベル変更。
　自身も変更できるが、メインデッキの斬機は全てレベル４のためエクシーズ召喚に繋げることはできない。
　基本的にはシンクロ召喚のレベル調整用で、特にレベル12の《炎斬機ファイナルシグマ》を下級斬機２体で出す際に使う効果である。
　このカードをリクルートできる《斬機ナブラ》と合わせて、ランク８を出すための採用も検討できるか。

　(2)はエクストラモンスターゾーンのサイバース族の強化。
　強化値は倍と高く、戦闘ダメージを倍にできる《炎斬機ファイナルシグマ》ならば攻撃力2000以下のモンスター相手に１ターンキルが成立する。
　その他連続攻撃できる《シューティングコード・トーカー》・《ベクター・スケア・デーモン》、自身の攻撃力分のダメージを与えられる《ファイアフェニックス＠イグニスター》が狙い目。
　２回攻撃を付与する《斬機ナブラ》・《アップデートジャマー》との相性もいい。

レベル４のサイバース族については《ＳＩＭＭタブラス》を参照。

「マルチプライヤー」は掛け算を表す「Multiplication」からだろう。
その名の通り、(1)はレベルを、(2)は攻撃力を２倍にする効果を持つ。
（ただし、(1)の効果はチェーンされて対象のモンスターのレベルが４以外になっても８にするので厳密には倍加ではない）
イラストでは双剣を「×」のように掲げており、各所に×のようなマークが存在する。

原作・アニメにおいて―
漫画OCGストラクチャーズの「尚磨vsダーク黒田」戦においてダーク黒田が使用。
《斬機刀ナユタ》の効果でデッキから墓地へ送り、(2)の効果で《炎斬機ファイナルシグマ》を強化する算段だった。
しかし、《幽麗なる幻滝》によってフィールドのモンスターを全て墓地へ送られたことで直接攻撃に切り替えられてしまったため、コンボは失敗に終わった。