《斬機帰納法》 †
永続罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのサイバース族モンスターの攻撃力は500アップする。
(2):自分フィールドに「斬機」モンスターが存在する場合、
魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送り、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
デッキビルドパック ミスティック・ファイターズで登場する永続罠。
サイバース族を全体強化する効果、自身をコストに相手フィールドのカードを破壊する効果を持つ。
(1)はサイバース族の全体強化。
斬機は全体的に攻撃力が心もとないため、それを補助できる。
また、カードの発動はダメージステップでもできるのでコンバットトリックとしても扱える。
コード・トーカー等、サイバース族には上がった攻撃力を活かせるモンスターも多い。
(2)は斬機モンスターが存在する場合の除去。
斬機は相手ターンで動けるモンスターが存在しないのでフリーチェーンで除去ができるこのカードは防御手段として大いに役立つ。
《炎斬機ファイナルシグマ》は耐性により残りやすいので発動がしやすくなる。
このカードは斬機シンクロモンスターからサーチできるので【サイバース族】でもそれらと合わせて活躍ができる。
- 「帰納」とは、個別的・特殊的な事例から一般的・普遍的な規則・法則を見出そうとする論理的推論の方法のこと。
斬機は数学関連の用語がモチーフであることから、数学においてある法則が全ての自然数(プラスの整数)について成り立つことを証明するための代表的な手法「数学的帰納法」がモチーフだと思われる。
これは、「1の時に成り立つ」「ある数kの時に成り立つ場合、その次のk+1の時にも成り立つ」の2つを共に証明するというもの。
これにより、「1の時に成り立つので2の時にも成り立つ」→「2の時に成り立つので3の時にも成り立つ」→…を延々と繰り返し、全ての自然数について成り立つことが証明できる。
- なお、数学的「帰納」法という名前がつけられているが、数学的帰納法を用いた証明は帰納ではなく、純粋に自然数の構造に依存した演繹論理の一種である。
帰納は前提が真であっても結論が真であるという保証はないが、演繹は前提が真であれば結論も真であり、前提が間違っていたり適切でなかったりすれば誤った結論が導き出される。
数学的帰納法という名前は、次々と命題の正しさが"伝播"されていき、任意の自然数に対して命題が証明されていく様子が帰納のように見えるため、このように名付けられた。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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