*《&ruby(しそ){始祖};&ruby(しんちょう){神鳥};シムルグ》 [#nba6b881]
*《&ruby(しそ){始祖};&ruby(しんちょう){神鳥};シムルグ/Simorgh, Bird of Ancestry》 [#top]
 効果モンスター
 星８/風属性/鳥獣族/攻2900/守2000
 このカードが手札にある場合通常モンスターとして扱う。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 風属性モンスターの生け贄召喚に必要な生け贄は１体少なくなる。
 風属性モンスターのみを生け贄にしてこのカードの生け贄召喚に成功した場合、
 相手フィールド上のカードを２枚まで持ち主の手札に戻す。
//英語名未表記カード　英語名を表記したらこの部分は削除
　※[[テキスト]]中の「[[生け贄]]」・「[[生け贄召喚]]」はそれぞれ「[[リリース]]」・「[[アドバンス召喚]]」を指す。~

　[[LIGHT OF DESTRUCTION]]で登場した[[風属性]]・[[鳥獣族]]の[[最上級モンスター]]。~
　[[手札]]の中では[[通常モンスター]]として扱うという、なかなか斬新な[[効果]]を持つ。
　[[手札]]では[[通常モンスター]]として扱う[[分類されない効果]]、[[アドバンス召喚に成功した]]時に[[相手]][[フィールドのカード]]を２枚まで[[バウンス]]する[[誘発効果]]、[[風属性]]の[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]を減らす[[永続効果]]を持つ。~

　だが[[【通常モンスター】]]で活躍出来るかというと疑問が残る。~
　[[手札]]の中でしか[[通常モンスター]]として扱われないため[[《正統なる血統》]]で[[蘇生]]できず、[[《絶対魔法禁止区域》]]で[[耐性]]を持たせることもできない。~
　さらに[[風属性]]の[[通常モンスター]]のうち[[【通常モンスター】]]に投入されるのは[[《サファイアドラゴン》]]と[[《サイバティック・ワイバーン》]]程度である。~
　[[手札]]の[[通常モンスター]]への[[サポートカード]]はそれなりにあるが、[[《ウィンドフレーム》]]と[[《決戦の火蓋》]]以外はこの[[カード]]の[[生け贄召喚]]時の[[効果]]が活かせないうえ、この２枚は[[【通常モンスター】]]でも採用されづらい。(前者は特に。)~
　後半の[[効果]]を使えない状況でも、[[《古のルール》]]で[[特殊召喚]]し、他の[[風属性]][[上級モンスター]]の[[召喚]]サポートとして使うことは可能である。
　[[手札]]では[[通常モンスター]]扱いということで、[[《古のルール》]]で[[特殊召喚]]可能で、その後の他の[[風属性]][[上級モンスター]]の[[召喚]]サポートとして使える。~
　他方で、[[フィールド]]では[[通常モンスター]]としては扱われないため、[[【通常モンスター】]]では共有できるサポートが限られ、採用は難しい。~

　しかし[[風属性]]の[[最上級モンスター]]には[[《神鳥シムルグ》]]に始まり、[[《ハーピィズペット竜》]]や[[《ストーム・シューター》]]など、単体では不安が残る[[モンスター]]も多い。~
　[[風属性]]の[[上級モンスター]]の中で優秀な[[《風帝ライザー》]][[《疾風鳥人ジョー》]]は[[生け贄召喚]]が前提。~
　逆に言えば[[相手]]にこれらの[[モンスター]]を[[生け贄召喚]]させずに[[効果]]を封じる事もできる。
　[[テキスト]]からは読み取りにくいが、[[リリース]]を減らす[[効果]]はこの[[カード]]の[[コントローラー]]のみに[[適用]]される。~
　[[《古のルール》]]で[[特殊召喚]]した自身の[[効果]]で必要な[[リリース]]を減らし、自身を[[リリース]]して２体目を[[アドバンス召喚]]し、[[バウンス]][[効果]]を使う事もできる。~
　[[《スケイルモース》]]や[[《神鳥シムルグ》]]などを[[リリース]]を軽減して[[召喚]]できることは有用である。~
　他方で[[アドバンス召喚]]が前提の[[《風帝ライザー》]]との相性が悪い。~

　やはり[[【風属性】]]や[[【鳥獣族】]]の切り札として使うことになるだろう。~
　高いステータスとこれらの[[デッキ]]で発揮される[[除去]]能力は正に[[フィニッシャー]]と呼ぶにふさわしい。
　[[風属性]][[モンスター]]のみを[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]すれば、[[相手]][[フィールドのカード]]を２枚まで[[バウンス]]できる。~
　ただ、[[風属性]][[モンスター]]のみを[[リリース]]しなければならず、[[最上級モンスター]]であるため[[リリース]]が２体必要など、条件が厳しい。~
　さらに、[[リリース]]する[[属性]]が限定されておらず、[[ペンデュラム召喚]]時にも同様の[[効果]]を[[発動]]できる[[《魔妖仙獣 大刃禍是》]]の存在もある。~

-「特定の領域において[[通常モンスター]]として扱う」という[[効果]]はどことなく[[デュアル]]を思わせる。~
もっともあちらは「[[フィールド]]上で[[表側表示]]」及び「[[墓地]]」において[[通常モンスター]]として扱うため、似て非なる[[効果]]である。~
普通にデュアルでもよかった気がするが、生贄を減らす効果とのシナジーの無さからこうなったものと思われる。確かに、[[《ハーピィズペット竜》]]や[[《ストーム・シューター》]]は重さの割りに単体攻撃力が[[《風帝ライザー》]]より低く、[[《暴風小僧》]]を入れると[[《シルフィード》]]同様[[《ゴッドバードアタック》]][[《ハーピィの狩場》]]に乗らないため使いづらかった。だが前述のように風属性・鳥獣族の天才児[[《風帝ライザー》]]や[[《疾風鳥人ジョー》]]の効果が使えないのは痛い。
　この[[カード]]が真価を発揮するのはやはり[[【シムルグ】]]だろう。~
　[[リリース]]を軽減できる[[《神鳥の霊峰エルブルズ》]]を併用することで、少ない消費で[[アドバンス召喚]]可能。~
　また、[[アドバンス召喚]]を重視する[[【シムルグ】]]においては、[[リリース]]を軽減する[[永続効果]]も活用できる。

-[[《ウィンドフレーム》]]の[[効果]]を生かせる唯一の[[モンスター]]である。~
[[《ウィンドフレーム》]]を生かすために誕生したのか、はたまた[[《ウィンドフレーム》]]がこの[[カード]]を前提にデザインされていたのか。~
上記のように[[手札]]でのみ[[通常モンスター]]として扱うことの戦略的な意味の薄さを考えれば前者が有力だろう。~
だがその計画性の無さゆえ(？)の[[《ウィンドフレーム》]]の攻撃力を活かしてこのカードを展開すれば、[[《風帝ライザー》]]や[[《疾風鳥人ジョー》]]なしの風属性・鳥獣族デッキも考えられる。
-「特定の領域において[[通常モンスター]]として扱う」という[[効果]]は[[デュアル]]に似ている。~
もっともあちらは「[[フィールド]]で[[表側表示]]」及び「[[墓地]]」において[[通常モンスター]]として扱う。

-[[《神鳥シムルグ》]]関連のカードだけあってこのカードも[[《魔封じの芳香》]]と併用可能。
//そんなにシナジーしますか？
-[[手札]]で[[通常モンスター]]であることで活用できる[[カード]]は以下の通りである。
--[[《ウィンドフレーム》]]
--[[《鬼ゴブリン》]]
--[[《ジェムエレファント》]]
--[[《ドラコニアの海竜騎兵》]]
--[[《魔神アーク・マキナ》]]

-[[《ダーク・シムルグ》]]といいこの[[カード]]といい[[KONAMI]]のカードディレクターはシムルグに余程の思い入れがあるのだろうか？~
[[ストラクチャーデッキ−烈風の覇者−]]の看板[[モンスター]]でありながら、タクティクスを要するため認知度が低かった、[[《神鳥シムルグ》]]が[[ダーク化>《ダーク・シムルグ》]]して登場と情報が出た時は「何故シムルグが？」と驚いた人も少なくないだろう。~
おそらくシムルグが選ばれた理由は３つ。�‘嘘覆任△�[[リバイアサン>《海竜神−ネオダイダロス》]]との扱いの不均等。(これで三枚ずつに並んだといえる)��[[【風属性】]][[【鳥獣族】]]のフィニッシャーで、展開可能な分野として。��[[《風帝ライザー》]]の限定的メタ。(制限カードとなったため追い打ちと言えるが)
また、三種類のシムルグはそれぞれが[[シナジー]]の関係にある。~
《始祖神鳥シムルグ》の[[バウンス]][[効果]]で[[相手]]の[[伏せカード]]を[[除去]]しつつ、[[《神鳥シムルグ》]]の[[生け贄]]を減らす。~
さらに[[《ダーク・シムルグ》]]の[[効果]]で[[相手]]に[[セット]]をさせず、[[《神鳥シムルグ》]]の[[効果]]で[[ダメージ]]を与えるという流れを作ることが可能。
--[[《氷河のアクア・マドール》]]（[[公開]]する[[カード]]として）
--[[《コスモブレイン》]]（[[特殊召喚]]の条件として）

--[[《始祖竜ワイアーム》]]（[[融合素材]]として）
--[[《フルメタルフォーゼ・アルカエスト》]]（[[融合素材]]として）

--[[《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》]]（[[《スター・ブラスト》]]等で[[レベル]]を下げ、[[《たつのこ》]]等による[[シンクロ素材]]として）
--[[《蒼眼の銀龍》]]（[[《スター・ブラスト》]]等で[[レベル]]を下げ、[[《たつのこ》]]等による[[シンクロ素材]]として）

--[[《リンク・スパイダー》]]（[[《スター・ブラスト》]]等と併用）

--[[《悪魔への貢物》]]（[[《スター・ブラスト》]]等と併用）
--[[《古のルール》]]
--[[《高尚儀式術》]]
--[[《大熱波》]]
--[[《ツーマンセルバトル》]]（[[《スター・ブラスト》]]等と併用）
--[[《凡骨の意地》]]
--[[《光の霊堂》]]

--[[《決戦の火蓋》]]
--[[《凡人の施し》]]

-大会で使える中では[[《ウィンドフレーム》]]の[[効果]]を生かせる唯一の[[モンスター]]である。~
[[《ウィンドフレーム》]]を生かせるように誕生したのか、元々あちらがこの[[カード]]を前提にデザインされていたのかは不明。~
上に挙げた[[カード]]の内、この[[カード]]の登場時点で使用できたのが10枚にも満たなかった点を鑑みると前者が有力だろう。~

-[[《神鳥シムルグ》]]関連の[[カード]]だけあってこの[[カード]]も[[《魔封じの芳香》]]と相性が良い。~

-《始祖神鳥シムルグ》・[[《ダーク・シムルグ》]]・[[《神鳥シムルグ》]]とは、それぞれが[[シナジー]]の関係にある。~
まず、《始祖神鳥シムルグ》の[[バウンス]][[効果]]で[[相手]]の[[伏せカード]]を[[除去]]しつつ、[[《神鳥シムルグ》]]の[[リリース]]を減らす。~
さらに[[《ダーク・シムルグ》]]の[[効果]]で[[相手]]に[[セット]]をさせず、[[《神鳥シムルグ》]]の[[効果]]で[[バーン]][[ダメージ]]を与えるという流れを作ることが可能である。~

-「[[シムルグ]]」については該当ページを参照。~

-７年９ヶ月もの間、[[鳥獣族]]の中で最大の[[攻撃力]]を誇っていたのだが、ついにその座を[[《ＲＲ−サテライト・キャノン・ファルコン》]]に明け渡す事となった。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~
-コナミのゲーム作品において―~
遊戯王マスターデュエルでは[[フィールド]]で[[風属性]]として「も」扱う[[《絶神鳥シムルグ》]]を[[リリース]]した場合にも[[アドバンス召喚]]時の[[効果]]が[[発動]]する。

-神話・伝承において―~
｢シムルグ｣については[[《神鳥シムルグ》]]参照。~
**関連カード [#card]
-[[シムルグ]]

**関連カード [#z78c50c3]
-[[《神鳥シムルグ》]]
-[[《ダーク・シムルグ》]]
//-[[《アビス・ソルジャー》]]
-[[《インヴェルズ・モース》]]
-[[《魔妖仙獣 大刃禍是》]]
//-[[《トルネード・バード》]]
//-[[《爆風トカゲ》]]
//-[[《ペンギン・ソルジャー》]]
//-[[《ペンギン・ナイトメア》]]
-[[《ミスト・ウォーム》]]

-[[《疾風鳥人ジョー》]]
-[[《歯車街》]]
//-[[《コストダウン》]]
//-[[《伝説の都 アトランティス》]]

-[[《ペンギン・ナイトメア》]]
-[[《爆風トカゲ》]]
-[[《アビス・ソルジャー》]]
//-[[《暴風小僧》]]

-[[《ペンギン・ソルジャー》]]
-[[《トルネード・バード》]]
-[[《白き霊龍》]]

-[[《コストダウン》]]
-[[《伝説の都 アトランティス》]]
**[[アドバンス召喚]]に必要な[[リリース]]が１体少なくなる[[風属性]][[モンスター]]一覧 [#list]
―[[上級モンスター]]~
#taglist(風属性^星5~~6^通常モンスター);
#taglist(風属性^星5~~6^効果モンスター-特殊召喚モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター)
―[[最上級モンスター]]~
#taglist(風属性^星7~~12^通常モンスター);
#taglist(風属性^星7~~12^効果モンスター-特殊召喚モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター)

**収録パック等 [#h031405b]
//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[LIGHT OF DESTRUCTION]] LODT-JP039 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#if023462]
Ｑ：この[[カード]]の[[風属性]]の[[生け贄]]を減らす[[効果]]によって[[手札]]にある[[レベル]]５・６の[[風属性]][[モンスター]]を[[生け贄]]なしで[[召喚]]できますか？~
Ａ：はい、[[生け贄]]なしで[[召喚]]を行います。(08/02/23)
**FAQ [#faq]
Ｑ：[[通常モンスター]]扱いとなる[[効果]]の分類は何ですか？~
Ａ：特に分類はありません。(08/03/22)~
　　→[[分類されない効果]]

//Ｑ：[[通常モンスター]]扱いとなる[[効果]]の分類は何ですか？~
//Ａ：(裁定待ち)
Ｑ：[[《凡骨の意地》]]で[[ドロー]]した時、追加[[ドロー]]できますか？~
Ａ：できます。(08/03/22)

//Ｑ：[[《凡骨の意地》]]で[[ドロー]]したとき、追加[[ドロー]]できますか？~
//Ａ：(裁定待ち)
Ｑ：この[[カード]]の[[風属性]]の[[リリース]]を減らす[[効果]]によって[[手札]]にある[[レベル]]５・６の[[風属性]][[モンスター]]を[[リリース]]なしで[[通常召喚]]できますか？~
Ａ：はい、[[リリース]]なしで[[通常召喚]]を行います。(08/02/23)

//質問した日付を(05/01/01)のような形式でＡ：の最後に追加してください。
//質問だけの投稿はお止めください。
//未発売カードに限り、(Ａ：発売をお待ちください)とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。~
Ｑ：[[表側表示]]で存在するこの[[カード]]１体を[[リリース]]して[[レベル]]７以上の[[風属性]][[モンスター]]を[[召喚]]できますか？~
Ａ：できます。(08/04/12)

Ｑ：《始祖神鳥シムルグ》が[[フィールド]]に２体以上存在する時、[[レベル]]７以上の[[風属性]][[モンスター]]を[[リリース]]なしで[[召喚]]できますか？~
Ａ：《始祖神鳥シムルグ》が２体存在する場合でも、[[アドバンス召喚]]を行うために[[リリース]]する[[モンスター]]は、１体のみ少なくなります。~
　　よって、《始祖神鳥シムルグ》が２体存在する場合でも、[[レベル]]７以上の[[風属性]][[モンスター]]を[[アドバンス召喚]]する為には、[[モンスター]]を１体[[リリース]]する必要があります。(08/10/03)

Ｑ：《始祖神鳥シムルグ》が[[フィールド]]に存在する時、[[《レベル変換実験室》]]で[[レベル]]５または６になった[[風属性]][[モンスター]]を[[リリース]]なしで[[召喚]]できますか？~
Ａ：《始祖神鳥シムルグ》が存在する場合、[[《レベル変換実験室》]]の[[効果]]によって、[[レベル]]５または６になっている[[風属性]][[モンスター]]を、[[リリース]]なしで[[召喚]]できます。(08/10/03)

Ｑ：《始祖神鳥シムルグ》が[[フィールド]]に存在する時、[[《死皇帝の陵墓》]]で[[レベル]]７以上の[[風属性]][[モンスター]]を[[通常召喚]]する場合、払う[[ライフポイント]]は1000ですか、2000ですか？~
Ａ：1000です。（09/08/22）

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でＡ：の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『Ａ：（発売をお待ちください）』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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