*《死のマジック・ボックス/Mystic Box》 [#ob811811]
*《&ruby(し){死};のマジック・ボックス/Mystic Box》 [#top]
 通常魔法
 自分と相手フィールド上から1体ずつモンスターを選択する。
 選択した相手モンスター1体を破壊し、
 選択した自分モンスター1体のコントロールを相手に移す。
 (1):自分及び相手フィールドのモンスターを1体ずつ対象として発動できる。
 その相手のモンスターを破壊する。
 その後、その自分のモンスターのコントロールを相手に移す。

 自分のモンスターを相手に移すことで、単体除去効果を発揮する魔法カード。~
 相手に渡すモンスターさえいれば、追撃をすることもできるため悪いカードではない。~
 [[PREMIUM PACK 4>PREMIUM PACK#PP4]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[相手]][[モンスター]]1体を[[破壊]]し、[[自分]][[モンスター]]1体を[[コントロール転移]]させる[[効果]]を持つ。~

 しかし、コントロールを渡すモンスターの確保に頭が痛む。~
 《スケープ・ゴート》の羊トークンや、無限コスト《黄泉ガエル》を用いない限りは確実に損をするためだ。~
 《洗脳解除》と併用すれば、(自分のフィールド上にモンスターが必要だが)表示形式を問わない単体除去カードとなる。~
 単なる[[モンスター除去]]として使用すると2枚の[[ディスアドバンテージ]]となってしまう。~
 そのため、基本的に以下のような[[カード]]との[[コンボ]]を狙って使用することになる。
+[[《黄泉ガエル》]]や[[羊トークン]]を[[攻撃表示]]で[[送りつけ]]て[[戦闘破壊]]することで、[[直接攻撃]]相当の[[戦闘ダメージ]]を与える。
+[[《ピラミッド・タートル》]]などの[[リクルーター]]を[[送りつけ]]て[[戦闘破壊]]することで、[[除去]]と同時に[[自分]][[フィールド]]に[[モンスター]]を展開する。
+[[《洗脳解除》]]下で使用する、または[[スピリットモンスター>スピリット]]を[[送りつけ]]ることで、実質的に汎用[[単体除去]]として機能させる。
+[[《大盤振舞侍》]]や[[《悪魔の調理師》]]等を[[送りつけ]]て[[反射ダメージ]]を受けることで、大量[[ドロー]]を狙う。
+[[《アメーバ》]]や[[《G・コザッキー》]]等を[[送りつけ]]て[[バーン]][[ダメージ]]を与える。
+[[《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》]]等を[[送りつけ]]て[[デメリット]][[効果]]を押し付ける。
+[[《黒蠍盗掘団》]]を[[送りつけ]]て[[攻撃力]]1000未満の[[モンスター]]3体で[[自爆特攻]]し、[[デッキ]]から[[《ジャックポット7》]]3枚を[[墓地]]に送って[[特殊勝利]]を狙う。

 ある意味では、準制限カードである《強制転移》の下位互換とも見ることができる。~
 相手モンスターを奪える訳では無いが、比較して相手のモンスターも選択できるのが利点か。~
 《ピラミッド・タートル》等のリクルーターを送りつけて破壊できれば、まさにこのカードは単体除去として機能したことになる。~
 また、【暗黒界】ならば《メタモルポット》系を送りつけるのにも使えない訳ではない。 
 [[効果の対象]]となる[[相手]][[モンスター]]を[[自分]]が選択できるのが[[《強制転移》]]には無い強みだが、[[効果の対象]]となる事への[[耐性]]持ちも増加しており、一長一短の要素になりつつある。~
 全体的には[[《強制転移》]]に見劣りするとはいえ、[[送りつけ]][[効果]]の中では使いやすく、[[送りつけ]]に特化した[[デッキ]]なら2番手として十分採用できるだろう。~

 …と、ここまで長所を述べてきたが、このカードの最大の問題は損失の多さ。~
 こちらは2枚のカードを消費し、相手の損害は1枚なのである。~
 【侍ターボ】で《大盤振舞侍》を送りつける等、発動後に劇的な変化を望めない限りは、投入も発動も見合わせるべきだろう。~
 また、当然ながら発動できるタイミングを選ばなくてはならない汎用性の狭さも大きな難。~
-[[相手]][[モンスター]]と[[自分]][[モンスター]]両方を[[対象]]に指定する。~
//--[[効果処理時]]にどちらか(あるいは両方)が[[フィールド]]に存在しない場合、[[不発]]となる。~
//--片方が[[《禁じられた聖槍》]]や[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]などで[[無効]]化される場合、もう片方の処理だけを行う。(FAQ参照)
//下記FAQと矛盾しているのでCO

-スピリットモンスターと併用した場合、表示形式を問わない対象を取る[[除去]]魔法に変貌する。~
通常召喚の機会は失うものの、つまりは《ならず者傭兵部隊》とほぼ同じ働きができる、と言うことになる。~
【スピリット】を組むのならば、《強制転移》と共に必須カードとなるだろう。~
なお、【フェンリルハンデス】でも主に《黄泉ガエル》や《ラージマウス》を送り飛ばすために採用を検討できる。~
-ホログラムの印刷・加工を扱っている株式会社オーテックの「パターンホログラムについて」のページのサンプル写真の4番目にこの[[カード]]が写っている。~
//http://www.net-otec.com/hologram/pattern.html

-デッキに入れるなら、《アメーバ》や《グリグル》、《G・コザッキー》のことも思い出してあげよう。~
-下記の原作・アニメでの演出から、モチーフはマジックショーにおける、「箱に剣を刺しても箱の中の人間が無事であるマジック」と「箱の中に閉じ込められたマジシャンがいつの間にか別の場所に脱出しているマジック」の掛け合わせと思われる。~

-原作・アニメにおいて―~
原作では《ブラック・マジシャン》専用のコンボカードであり、「単体除去に加え追撃をする」壊れカード。~
迷宮兄弟との変則タッグデュエルにおいて初登場。《地雷蜘蛛》の奇襲により窮地に立たされた城之内を救った。~
《地雷蜘蛛》を[[除去]]しつつ瞬間移動。そのまま《ブラック・マジシャン》で《迷宮の魔戦車》に追撃を放っている。~
その後も海馬戦やペガサス戦等で登場。闇遊戯が使う、強力なコンボとして印象に強い。~
「決闘者の王国編」における[[タッグデュエル]]「遊戯&城之内vs迷宮兄弟」戦で遊戯が使用したのが初登場。~
[[《地雷蜘蛛》]]を[[除去]]しつつ[[《ブラック・マジシャン》]]を瞬間移動させ、そのまま[[《迷宮の魔戦車》]]も[[戦闘破壊]]する事で城之内の窮地を救った。~
その後も「vs海馬」戦や「vsペガサス」(2戦目)、アニメ版「D・D・M」の[[《ブラック・マジシャン》]]の[[効果]]として登場。~
またアニメDMでは「遊戯vs城之内(洗脳)」戦において遊戯の[[手札]]にあることが確認できる。~

**関連カード [#me01472d]
--原作では[[《ブラック・マジシャン》]]専用の[[コンボ]][[カード]]であり、「[[単体除去]]に加え追撃可能」という、[[OCG]]版[[《ディメンション・マジック》]]のような[[効果]]を持つ[[カード]]。~
また、[[破壊]][[対象]]の[[モンスター]]と場所を入れ替える[[効果]]もあり、[[OCG]]ではこれをそのまま[[テキスト]]化したと考えられる。~

---ソリッドビジョン上の演出としては、まず[[《ブラック・マジシャン》]]と[[破壊]][[対象]]の位置にそれぞれ[[イラスト]]の箱が現れ、[[《ブラック・マジシャン》]]の位置の箱に無数の剣が刺さる。~
その後、剣が刺さった箱が開かれると[[《ブラック・マジシャン》]]ではなく[[破壊]][[対象]]の[[カード]]が[[串刺しとなって>破壊]]おり、残った箱から[[《ブラック・マジシャン》]]が現れる(これにより[[《ブラック・マジシャン》]]の場所が入れ替わる)。~

**関連カード [#card]
-[[《亜空間ジャンプ装置》]]
-[[《鹵獲装置》]]
-[[《王座の侵略者》]]

-[[《強制転移》]]
-[[《シエンの間者》]]

-[[《死者への手向け》]]
-[[《死者への供物》]]

**収録パック等 [#a0d6a911]
―《死のマジック・ボックス》が見られる[[カード]]
-[[《恐楽園の死配人 <Arlechino>》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【モンスター転移】]]
-[[【スピリット】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PREMIUM PACK 4>PREMIUM PACK#PP4]] P4-05 &size(10){[[Ultra]]};
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編−]] YU-29
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-027
-[[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]] SD6-JP030
-[[PREMIUM PACK 4>PREMIUM PACK#i4aa035c]] P4-05
-[[DUEL TERMINAL −魔轟神復活!!−]] DT04-JP045
-[[決闘王の記憶−決闘者の王国編−]] 15AY-JPA25
-[[ストラクチャーデッキ−武藤遊戯−]] SDMY-JP025
-[[遊戯王デュエルリンクス レジェンドデッキガイド 闇遊戯VS海馬瀬人 付属カード>書籍付属カード#LINKS]] LG01-JP013 

**FAQ [#od6b3f45]
Q:《死のマジック・ボックス》で相手側に《引きガエル》を移したあと破壊すれば、効果でドローは可能ですか?~
A:表側表示で戦闘破壊された場合であればドロー可能です。なお、ドローするのは《引きガエル》の元々の持ち主となります。
**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

//Q:《死のマジック・ボックス》で[[相手]]側に[[《引きガエル》]]を移したあと[[破壊]]すれば、[[効果]]で[[ドロー]]は可能ですか?~
//A:[[表側表示]]で[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]された場合であれば[[ドロー]]可能です。なお、[[ドロー]]するのは[[《引きガエル》]]の元々の[[持ち主]]となります。
//これ引きガエルの側に書くべき裁定では?

Q:[[相手]][[モンスター]]の[[破壊]]と[[自分]][[モンスター]]の[[コントロール]]を移すのは同時に行われる扱いですか?~
//A:いいえ、[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]した後に[[自分]]の[[モンスター]]の[[コントロール]]を[[相手]]に移す[[一連の効果]]です。(11/07/24)~
//《ユベル》がタイミングを逃すことも追確認済み。(11/07/24)~
//A:はい、同時に行われる扱いとなります。(13/11/10)
A:同時の扱いではありません。(16/06/18)
//DBより

Q:[[自分]]の[[フィールド]]に[[《不意打ち又佐》]]のみが存在している場合、[[発動]]可能ですか?~
A:「[[コントロール]]を変更する事ができない[[モンスター]]」は「[[相手]]に[[コントロール]]を移す[[対象]]」に選択できないため、[[発動]]できません。

Q:[[自分]]の[[フィールド]]に[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]のみが存在している場合、[[発動]]可能ですか?~
A:「[[魔法>魔法カード]]の[[効果を受けない]][[モンスター]]」を「[[効果の対象]]」に選択する事は可能です。~
  また、この場合[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]は[[適用]]し、[[コントロール]]を移動しません。(11/07/24)
//《絶対魔法禁止区域》[[適用]]中[[通常モンスター]]も同様の裁定

//Q:この[[カードの効果]]で[[破壊]]できない[[モンスター]]([[《宮廷のしきたり》]]で保護されている[[罠モンスター]]等)を[[相手]][[モンスター]]として選択して[[発動]]する事は出来ますか?~
//A:はい、可能です。~
//  その場合、[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]できませんが[[自分]]の[[モンスター]]の[[コントロール]]は[[相手]]に移ります。(11/07/24)~
//裁定変更された模様
//相手の場の《絶対魔法禁止区域》[[適用]]中[[通常モンスター]]、[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]も同様の裁定

Q:この[[カードの効果]]で[[モンスター]]を[[破壊]]できなかった場合、[[コントロール]]を移す処理は行われますか?~
A:[[モンスター]]を[[破壊]]できなかった場合、[[コントロール]]を移す処理は行われません。(13/11/16)

Q:この[[カード]]の[[対象]]となった[[自分]][[モンスター]]が[[効果処理時]]に[[フィールド]]上に存在しなかった場合、[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]する処理は行われますか?~
//A:いずれか一方でも存在しない時、処理が行えないため[[破壊]]・[[コントロール転移]]のいずれも処理を行えない[[不発]]となります。(11/07/24)
A:行われます。(16/06/19)

Q:[[効果処理時]]に[[対象]]に選択した[[相手]][[モンスター]]の[[コントロール]]が[[自分]]に移った場合、その[[モンスター]]を[[破壊]]して、[[コントロール]]を移す[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:いいえ、[[適用]]されません。(14/03/09)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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