《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
Vol.2で登場した通常魔法。
墓地のモンスター1体を対象にとって発動し、そのモンスター1体を特殊召喚する効果を持つ。
遊戯王OCGを象徴する、強力な蘇生カードである。
ノーコストかつ一切のデメリットがない完全蘇生、通常魔法故の速攻性、対象をお互いの墓地から選択可能、特殊召喚の表示形式は自由と他の蘇生カードよりも格段に性能が高い。
相手の墓地からリリース要員・融合素材・シンクロ素材・エクシーズ素材を確保する事もでき、このことから通常そのデッキでは特殊召喚できないモンスターをエクストラデッキに用意しておくこともある。
弱点といえば、ほとんどの蘇生カードに共通する《D.D.クロウ》や《リビングデッドの呼び声》などのチェーンくらいである。
ごく一部のコンボデッキや、極端に相性が悪いデッキを除けば、ほとんどのデッキに投入し得る汎用性の高いカードである。
- ルール上、相手の墓地を確認する事には問題はないが、ルール以前のマナーとして触れる前には相手の了承を得るようにしたい。
- 日本語版の特徴的なイラストは、エジプトの幸運のお守り等に使われる「アンク」と呼ばれる輪つき型十字架である。
「アンク」とは、古代エジプト語で「生命」を意味する神聖文字の1つである。
ちなみに、千年アイテムの一つ「千年錠」もこれをモチーフにしている。
- ルビが「ぼち」ではなく、「はかば」となっている物がある。
- 原作・アニメにおいて―
「遊戯王」という作品を象徴すると言っても過言ではない魔法カード。
記念すべき原作最初のデュエル「遊戯vs海馬」戦で、遊戯が祖父の《青眼の白龍》を奪還するために用いたのが初登場。
以来、その強さゆえに多くのキャラクターがデッキに投入し、物語を盛り上げるのに大きく貢献した。
原作最後のデュエルである「戦いの儀」の「遊戯vsアテム」戦でも、遊戯からアテムへのメッセージを込めて使用され、勝敗を分けるカードとなった。
初回のデュエルと最後のデュエルのクライマックスを彩っているカードであり、「遊戯王」のデュエルは「《死者蘇生》に始まり、《死者蘇生》で幕を閉じた」と言える。
- 原作とアニメ・OCGでデザインが全く変わっていない珍しいカード。
ただし、カラー版の原作と東映版では色は黄色だった。
- 原作では、遊戯・海馬・舞・マリク・イシズ・パンドラが使用した。
アニメでは、更に、城之内・バクラ・ラフェール・ヴァロン・レオン・グリモも使用した。
尚、城之内は遊戯・海馬と同等の決闘数を誇るが、原作ではRまで見てもこのカードを使用していない。
- アニメGXでは、1年目は十代・カイザー亮・迷宮兄弟が頻繁に使用していたが、放映開始時に既に禁止カードだったからか、1年目の中盤以降は出番がなくなっていった。
その後は、2年目の「十代vsフランツ」戦でフランツのデッキに投入されている事が確認できる。
また、デュエルでこそ使用してはいないが、翔が神棚に1枚、頭に3枚括り付けて神頼みをしていた。
漫画GXでは、「吹雪vsクロコダイル」戦で吹雪が使用した。
- アニメ5D'sの本編では1度も登場していないが、アニメ公式サイトの特殊召喚をテーマにしたデュエルワンポイントレッスンでは、遊星が龍亞に勧めている姿を見る事ができる。
また、「コントロールを得る」の回(09/03/04)では、龍可が制限カードと断言している。
漫画5D'sでは、「ジャックvsレクス・ゴドウィン」戦で、ジャックが使用した。
- アニメ・漫画ZEXALでは、放送開始前に制限復帰したからか、デュエルの山場を盛り上げる切り札として度々活躍している。
アニメでは、遊馬・カイト・V・ミザエル・影の巨人・璃緒・鉄男が、Dチーム・ゼアルでは凌牙が使用した。
- アニメ第7話で確認できる遊馬のデッキには最低でも2枚入っている事が確認できる。
現実では上記の通り、10年以上準制限カードに戻った事はない。
- アニメARC-Vのストロング石島のCMで、このカードが確認できる。
- TAG FORCE 2および3では、「深淵からの訪問者」という厳しいミニゲームで地下100階まで到達しなければ手に入らない。
2では禁止カードであり復帰の可能性すら考えられもしなかった時期なのでともかく、3では制限カードに復帰しているので、プレイヤー泣かせとなっている。
一応、ドローパンの「具無しパン」を食べると一定の確率で入手できるのだが、それでも手に入れにくい事に変わりはない。
関連カード †
―メタカード
―《死者蘇生》のマークが見られるカード
―名前関連
収録パック等 †
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