*《&ruby(しりょうあやつ){死霊操};りしパペットマスター/Puppet Master》 [#s6f930c5]
 効果モンスター
 星6/闇属性/悪魔族/攻   0/守   0 
 このカードがアドバンス召喚に成功した時、2000ライフポイントを払う事で
 自分の墓地に存在する悪魔族モンスター2体を選択して特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃する事はできない。

 [[「遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説」攻略本下巻 付属カード>書籍付属カード#a1c64c84]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[アドバンス召喚]]に成功した時、[[悪魔族]][[モンスター]]2体を[[蘇生]]させる[[誘発効果]]を持つ。

 [[悪魔族]]を[[特殊召喚]]する[[カード]]は希少であり、しかもこの[[カード]]は一切の制限なく[[悪魔族]]2体を[[完全蘇生]]させることができる。~
 [[《闇の侯爵ベリアル》]]や[[《グリード・クエーサー》]]などの重すぎる[[悪魔族]]を大量展開できるのはほぼこのカードだけである。~
 しかし、[[発動]]には高い[[ライフコスト]]を要求され、[[蘇生]]した[[モンスター]]はその[[ターン]][[攻撃]]できないという[[デメリット]]が課せられる。~
 おまけに[[モンスター効果]]が[[発動]]するのは[[アドバンス召喚]]時のみであり、実質的に[[攻撃表示]]で[[召喚]]する必要があるため、[[攻撃力]]0を1[[ターン]]晒すこととなる。~
 [[ライフ]]消費が激しい上に速攻を仕掛けられず、[[【悪魔族】]]にただ突っ込むだけでは活躍は望みがたい。

 使用法としては[[《マックス・テレポーター》]]と同じ感覚で[[シンクロ召喚]]の補助に使うのが有効である。~
 [[シンクロ召喚]]に使用してしまえば攻撃制限も外れ、またこの[[カード]]も[[シンクロ素材]]にしてしまえば[[攻撃力]]0を晒す危険性もなくなる。~
 [[《氷結界の龍 トリシューラ》]]などの定番[[シンクロモンスター]]を出すだけでも十分強いが、自身が高レベルの[[悪魔族]]である点を生かし[[《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》]]などの[[シンクロ素材]]に制限がある[[モンスター]]を出しても面白い。~
 [[《ダーク・スプロケッター》]]と[[《E−HERO ヘル・ゲイナー》]]を[[蘇生]]して[[《デーモン・カオス・キング》]]か[[《天刑王 ブラック・ハイランダー》]]を[[シンクロ召喚]]すれば、相手の[[カード]]を[[破壊]]しつつ[[2回攻撃]]を叩き込める。~
 上級[[魔轟神]]の[[シンクロ召喚]]も容易だが、[[魔轟神]]は元より大量展開が得意なのでわざわざこのカードを使う意義は薄いだろう。

 その他、変わった所では[[《幻魔皇ラビエル》]]の[[特殊召喚]]を補助するのに向いている。~
 低[[ステータス]]ゆえに[[サポートカード]]が多彩であるが、[[アドバンス召喚]]しないと[[効果]]を使えないため、実用的なのは[[《クリッター》]]と[[《悪夢再び》]]くらいだろう。~
 [[《ヘルウェイ・パトロール》]]と併せて使えば[[リリース]]要員を確保でき、[[手札]]で腐りがちなこの[[カード]]も[[リリース]]や[[シンクロ素材]]に利用できる。~
 かつては自身を[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の媒体とし、[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]と[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]の媒体も[[蘇生]]して[[ウイルス]][[カード]]三種類同時使用という夢の様なコンボが存在したが、「今は昔」の話である。~

-[[《レベル・スティーラー》]]を絡めると、[[召喚]]が難しくなかなかお目にかかれない[[シンクロモンスター]]を[[召喚]]できる。~
以下はいずれもこの[[モンスター]]の[[レベル]]を1下げて[[《レベル・スティーラー》]]を[[特殊召喚]]した場合に[[召喚]]できる[[シンクロモンスター]]の組み合わせである。
--この[[カード]]+[[《スーパイ》]]=[[《月影龍クイラ》]]
--この[[カード]]+[[《レベル・スティーラー》]]+[[レベル]]2[[魔轟神]]=[[《カオス・ゴッデス−混沌の女神−》]]
--このカード+レベル3チューナー=[[《スターダスト・ドラゴン》]]、[[《レベル・スティーラー》]]+[[レベル]]1[[チューナー]]=[[《フォーミュラ・シンクロン》]]、その二体をシンクロ=[[《シューティング・スター・ドラゴン》]]

-[[《E−HERO マリシャス・デビル》]]とは相性がいい。~
このカードの[[レベル]]が6なので、[[蘇生]]した[[《E−HERO マリシャス・エッジ》]]と共に[[《E−HERO マリシャス・デビル》]]の[[融合素材]]を調達できる。~
さらに、[[シンクロ素材]]にした場合と同様、この[[ターン]][[攻撃]]できない[[デメリット]]も、[[攻撃表示]]のこのカードが[[フィールド]]上に残ってしまうことも回避できる。

-長らく[[絶版]]であったが、[[DUEL TERMINAL −インヴェルズの侵略!!−]]にて再録された。~
OCGでの登場から再録までほぼ8年も要している。~
再録された理由としては、「[[アドバンス召喚]]時に[[ライフコスト]]を払って[[効果]][[発動]]」という性質から[[インヴェルズ]]との[[シナジー]]が見込めるためだと思われる。~
とはいえ初期ライフ4000の[[DUEL TERMINAL]]で2000ライフ支払った上で[[攻撃力]]0のこのカードを残すのはほぼ自殺行為である。~
おまけに[[インヴェルズ]][[デッキ]]は[[シンクロ召喚]]をまず行わないため[[攻撃力]]0をカバーする方法が乏しく、[[インヴェルズ]]の[[上級モンスター]]は[[特殊召喚]]しても[[バニラ]]、上級[[インヴェルズ]]の[[効果]][[発動]]のための[[ライフコスト]]は不足、と極端に相性が悪い。

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「闇獏良vs闇マリク」戦にて闇獏良が使用。~
原作では[[ライフコスト]]が1000ポイントであり、3体の死霊[[モンスター]]を[[蘇生]]できた。~
[[攻撃力]]が0ではあるが、原作では[[表側守備表示]]で[[モンスター]]を[[通常召喚]]する事が可能である。~
原作では[[《ダーク・ネクロフィア》]]・[[《首なし騎士》]]・[[《ゲルニア》]]を[[蘇生]]させたが、[[《ラーの翼神竜》]]によって4体とも倒されている。~
アニメでは[[《首なし騎士》]]・[[《死霊伯爵》]]・[[《ゴブリンゾンビ》]]が[[蘇生]]され、その3体を[[生け贄]]に[[《エクスチェンジ》]]で[[手札]]に持った[[《ラーの翼神竜》]]を[[召喚]]している。~

--OCGでは8000[[ライフ]]制のためか、4000[[ライフ]]制の原作と比べると[[ライフコスト]]が倍になっている。~
OCG化に合わせて何らかの数値が倍にされた[[カード]]には[[《インフェルニティ・デストロイヤー》]]や[[《ボーガニアン》]]が存在する。

-コナミのゲーム作品において―~
DM8時の[[効果]]は、[[墓地]]に[[《ゲルニア》]]がいる時のみ[[発動]]可能で、[[《ダーク・ネクロフィア》]]・[[《首なし騎士》]]・[[《ゲルニア》]]を場に[[特殊召喚]]することができる。~
[[効果]]が[[発動]]した後はこのシリーズにのみ存在する「[[捨てる]]」で[[墓地に送って>墓地に送る]]しまった方がこの[[カード]]自体の扱いに困らない。

**関連[[カード]] [#x565ed97]
-[[《ガーディアン・トライス》]]
-[[《墓守の長》]]

-[[《モザイク・マンティコア》]]

-[[《百獣王 ベヒーモス》]]

**収録パック等 [#g13f2de2]
-[[「遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説」攻略本下巻 付属カード>書籍付属カード#a1c64c84]] GB7-B02 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −インヴェルズの侵略!!−]] DT10-JP004

**FAQ [#m8ddbfb3]
Q:発動[[コスト]]を払って[[墓地]]の[[悪魔族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]しないという事はできますか?~
A:いいえ、[[効果]]を[[発動]]した場合、対象を選択し[[モンスター]]を[[特殊召喚]]しなければなりません。(10/02/12)

Q:この[[効果]]に[[《D.D.クロウ》]]を[[チェーン]][[発動]]され、選択した[[モンスター]]2体のうち1体を[[除外]]されました。~
[[除外]]されなかったもう1体の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:できます。(10/09/08)