*《&ruby(とき){時};の&ruby(まじゅつし){魔術師};/Time Wizard》 [#p031eedb]
 効果モンスター
 星2/光属性/魔法使い族/攻 500/守 400
 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動する事ができる。
 コイントスを1回行い、裏表を当てる。
 当たった場合、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
 ハズレの場合、自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊し、
 自分は破壊したモンスターの攻撃力を合計した数値の半分のダメージを受ける。

 [[PREMIUM PACK 1>PREMIUM PACK#y6944992]]で登場した[[光属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[《千年竜》]]の[[融合素材]]にして、[[《黒衣の大賢者》]]の[[召喚条件]]でもある。~

 [[ステータス]]の低い[[モンスター]]だが、[[《シャインエンジェル》]]や[[《見習い魔術師》]]、[[《ディメンション・マジック》]]などに対応する。~
 このため[[フィールド]]に出しやすく、[[効果の発動]]も狙いやすい。~
 [[コイントス]]の失敗も、[[自分]][[フィールド]]上に[[モンスター]]がいない時に使えば受ける[[ダメージ]]は250だけで済むため怖くない。~
 逆に多くの[[全体除去]]のように、混戦状態での巻き返しは不得手だと言える。~
 [[《リミット・リバース》]]にも対応しているので、失敗してもやり直しやすい。~

 あるいは[[デメリット]]を[[《ネフティスの鳳凰神》]]等の[[効果発動>モンスター効果の発動]]の[[トリガー]]に使う事も考えられる。~
 [[《ネフティスの導き手》]]がこの[[カード]]と同じく[[《見習い魔術師》]]に対応するので、その面でも相性が良い。~
 ただし1450の手痛い[[ダメージ]]は覚悟しなければならない。~

 [[破壊]]と[[ダメージ]]は同時扱いのため、[[機皇帝]]の[[召喚条件]]を満たす目的でも使える。~
 成功すれば当然[[全体除去]]もでき、[[【機皇】]]では面白い動きをするかもしれない。~

 [[【ギャンブル】]]や[[【侍BOX】]]の他、[[【魔法使い族】]]や[[【光属性】]]にアクセントをつける目的で採用するのも面白い。~
 [[光属性]]中心の[[【魔法族の里】]]に紛れ込ませてみるのも良いだろう。~
 [[《ガガガシールド》]]を[[使用]]すれば自身の[[効果]]に失敗しても[[破壊]]されなくなり、毎[[ターン]][[効果]]を[[発動]]することも出来る。~
 [[【侍BOX】]]で[[《セカンド・チャンス》]]と併用するのが基本だが、[[《大逆転クイズ》]]を使用したタイプでは普通に投入されることが多い。~

-Vジャンプによるレジェンド[[モンスター]]総選挙の投票結果では全20体中、16位だった。~

-原作・アニメにおいて―~
城之内が表遊戯から譲り受け、「決闘者の王国編」から[[《ベビードラゴン》]]と共に[[デッキ]]に投入していた「[[レアカード]]」。~
原作では[[魔法カード]]であった。~
その[[効果]]は[[《ベビードラゴン》]]との[[コンボ]]で[[フィールド]]上の時を100年進ませるものであり、「城之内vs孔雀舞」戦ではその[[効果]]によって[[《千年竜》]]を呼び出し勝負を決めた。~
[[《ベビードラゴン》]]が存在しない状態では[[ギャンブル]]が発生し成功すると[[相手]]の[[フィールド]]上の時間を100年進ませる、という曖昧なものであった。~
[[《ハーピィ・レディ》]]は老化し全ての[[装備魔法]]・[[フィールド魔法]]の支援を受けられなくなり、[[《真紅眼の黒竜》]]や[[恐竜族]][[モンスター]]は骨になりプレイヤーの[[ライフ]]に[[ダメージ]]が入り、[[《リボルバー・ドラゴン》]]はさび付いたことで攻守ともに下がっている──と[[効果]]が[[モンスター]]によっても色々と異なる。~
[[ギャンブル]]に失敗した際の[[デメリット]]はOCGと同じであるが、[[ダメージ]]はこの[[カード]]が[[魔法カード]]であるためOCG以下である。~
しかし「城之内vsキース」戦では設定が変わり、[[《ベビードラゴン》]]が存在する状態でも[[ギャンブル]]を行っていた。~
あちらの世界では[[レアカード]]としての価値も能力評価もなかなか高いらしく、この[[カード]]で口論する描写も見られた。~
原作での[[効果]]の成功[[確率]]は1/3である。~
[[効果]]名は成功・失敗の判定が「タイム・ルーレット」、[[効果]]成功時が「タイム・マジック」。~
バトルシティ編では、参加条件の1つのアンティ(賭け札)が[[レアカード]]
である必要があり、グールズのレアハンターに奪われた[[《真紅眼の黒竜》]]の替わりにこの[[カード]]を充てて城之内は参戦した。~

-Vジャンプによるレジェンド[[モンスター]]総選挙の投票結果では全20体中、16位だった。~

--原作の[[デュエル]]における出番は「城之内vsキース」戦で終わりだが、アニメではその後もたびたび登場する。~
「城之内vs遊戯」戦ではその[[効果]]で[[《ブラック・マジシャン》]]を弱体化させたと思われたが、[[《黒衣の大賢者》]]への進化条件を満たす結果となってしまった。~
デュエルクエスト編では時を戻している。~
アニメの話だが「城之内vsエスパー絽場」戦において城之内が「(時の魔術師の効力で)1000年経てば〜」といった発言をしていることから、時を進める[[効果]]は100年限定では無いのかもしれない。~
また、ドーマ編においては「城之内vs孔雀舞」戦で《ヘルモスの爪》と[[融合]]することによって、《タイムマジック・ハンマー》なる[[装備カード]]となって[[《魔導ギガサイバー》]]に装備された。~
その[[効果]]は「[[攻撃]]時に各[[相手]][[モンスター]]を頭上に現れた数字分だけ、未来の[[ターン]]に飛ばす」という強力なものであった。~
ただこの時は使い手の城之内ですら[[効果]]を理解しきれていなかったようで出た当初はその見た目から対戦[[相手]]の孔雀舞に咎められていた。~
[[《魔導ギガサイバー》]]が《タイムマジック・ハンマー》で[[攻撃]]した際は[[相手]][[モンスター]]ではなく[[相手]][[フィールド]]にハンマーを叩きつけており、そこに空いた次元の穴に舞の[[モンスター]]が吸い込まれるという描写があった。~

--「城之内vs遊戯」の回想シーンでは[[通常モンスター]]のフォーマットとなっていた。~

--元々の持ち主であった遊戯も、小説版オリジナル「遊戯vsサイバー海馬」戦にて使用した。~

--遊戯王Rの「城之内vsキース」戦において登場。~
成功率を上げるために《確率変動》との[[コンボ]]を狙うが、キースの[[魔法カード]]《カード・ヘキサチーフ》により[[発動]]を防がれることで[[フィールド]]に固定され、[[《邪神イレイザー》]]の[[攻撃力]]を上げる手助けをする事となってしまった。~

--アニメ5D'sの「クロウvsレオ」戦においてレオが使用。~
なお、ここでは[[効果]]がOCGと同様になっていた。~
レオが幼い頃に父から貰った形見の[[カード]]であり、「超[[レアカード]]」とされていた。~
[[効果]]により[[《BF−アーマード・ウィング》]]を[[破壊]]し、総[[攻撃]]に繋げた。~
この時も[[効果]]は成功率1/3のルーレットで表現されていた。~

---アニメDMにあったこの[[モンスター]]の「タイム・マジック!」の音声が無かった。~

-コナミのゲーム作品において―~
初期のゲーム作品(DM1、DM2、真DM)には[[効果モンスター]]が存在せず、この[[カード]]も[[通常モンスター]]として収録されていた。~
そのため、[[《千年竜》]]を[[ドラゴン族]]とこの[[カード]]の[[融合]]で召喚できる[[モンスター]]にする事で、原作[[効果]]を再現していた。~
OCGで[[《千年竜》]]が[[融合モンスター]]なのはこの名残である。~
DM3や4では、[[自分]]の場の[[《ベビードラゴン》]]を[[《千年竜》]]に成長させるという[[効果]]を得た。~
DM4では[[《ベビードラゴン》]]が優秀な[[下級モンスター]]として活躍出来るので、手軽に[[最上級モンスター]]を出せるこの[[効果]]も中々の使いどころがあった。~
[[《山》]]と併せて使うことで、大抵の[[モンスター]]を倒すことが出来た。~
DM8では[[《ブラック・マジシャン》]]を[[《黒衣の大賢者》]]に進化させる[[効果]]が追加されたが、そちらはほとんど[[攻撃力]]が変わらないためそこまで意味が無い。~
このゲームでは強力な[[カード]]を入れるとすぐにコストオーバーしてしまうため、[[《ベビードラゴン》]]に[[効果]]を発動するだけで[[《千年竜》]]が作れるこの[[カード]]は中盤の[[必須カード]]だった。~
なお、真DM2では[[攻撃力]]2400未満の[[ドラゴン族]]を全て[[《千年竜》]]にする
[[リバース]]効果となっている。~
--カプセルモンスターGBには頑固なお爺さんとして登場した。~
--フォルスバウンドキングダムでは、仲間にする時に時間を戻してくれる。~
通常[[攻撃]]は相手[[モンスター]]をマヒさせ、必殺技は味方の行動ポイントを1つずつ増やす事ができるほか、レベル3魔法も使えるようになる。だが[[ライフ]]、[[ステータス]]が共に低いのが難点。~
この[[モンスター]]と[[種族]]が同じでこちらよりライフ、[[ステータス]]が共に高く、相手[[モンスター]]全員をマヒさせる事ができる[[《暗黒の眠りを誘うルシファー》]]の存在が痛い。~
ただ、あちらは入手が遅めで、レベル1魔法までしか使えないので、結局お世話になり続けることも十分考えられる。~
[[攻撃]]名は「タイム・マジック」、超必殺技の名前は「ヘイスト・スペル」。~

--DMにはオリジナルの[[テキスト]]が存在し、「時間を自由に操る魔術師 どうみても弱いがかなり役に立つ」と書かれている。~
ほぼどのゲームでも、その[[テキスト]]の通り大活躍してくれる。~

**関連カード [#d59f5ec2]
-[[《千年竜》]]

-[[《黒衣の大賢者》]]

-[[《サンド・ギャンブラー》]]

-[[《伝説の賭博師》]]

―《時の魔術師》の姿が見られる[[カード]]
-[[《エクスチェンジ》]]DL2-136版、BE1-JP170版

**収録パック等 [#abdf1721]
-[[PREMIUM PACK 1>PREMIUM PACK#y6944992]] &size(10){[[Secret]]};
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-00 &size(10){[[Secret]]};
-[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-07
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-005 &size(10){[[Super]]};
-[[STRUCTURE DECK−城之内編− Volume.2]] SJ2-013
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP038 &size(10){[[Super]]};
-[[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]] DT05-JP004
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP033 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#uf5ee44b]
Q:[[《地獄の扉越し銃》]]を[[チェーン]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]した時点では[[自分]]が[[ダメージ]]を受けるかどうか確定していないため、[[《地獄の扉越し銃》]]を[[発動]]できません。

Q:[[《我が身を盾に》]]や[[《スターダスト・ドラゴン》]]等を[[チェーン]]できますか?~
A:はい、[[コイントス]]がどちらだったとしても[[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[破壊]]することが確定しているため、[[チェーン]]できます。(09/04/22)

Q:[[破壊]]と[[ダメージ]]は同時扱いですか?~
A:同時扱いです。(09/08/22)

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