*《&ruby(じげん){次元};の&ruby(さ){裂};け&ruby(め){目};/Dimensional Fissure》 [#o4b60b60]
 永続魔法
 墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かずゲームから除外される。


 [[ENEMY OF JUSTICE]]で登場した[[永続魔法]]。~
 [[モンスター]]を[[除外]]し[[自分]]・[[相手]]を問わず、[[墓地]]に[[モンスター]]を溜め込ませない。~
 何の前触れもなく出現し、[[墓地]]に影響を受ける[[カード]]をことごとく無力化する。~
 [[ENEMY OF JUSTICE]]では [[《閃光の追放者》]]・[[《マクロコスモス》]]等[[除外]]カードが大きなプッシュを受けている。~

 [[《魂吸収》]]との[[コンボ]]を1[[ターン]]目から行えば、[[破壊]]されない限り、[[デュエル]]中はかなりの[[ライフ]]を[[回復]]可能である。~
 [[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]の[[攻撃力]]は飛躍的に[[強化]]され、[[《次元融合》]]での複数[[特殊召喚]]も強力。~
 [[除外]]ギミックを必要とする専用[[デッキ]]では大活躍をする。~

 この[[カード]]で影響を受ける[[カード]]はあまりにも多い。~
 まず、「[[墓地に送る]]」「[[墓地に捨てる]]」といった[[コストを払う]][[カードの発動]]ができなくなる。~
 さらに、「[[墓地に送った]]」「[[墓地に送られた]]」時に[[発動]]する[[効果の発動]]もできなくなる。~
 なお、[[墓地]]が明記されていない「[[捨てる]]」が[[コスト]]の場合は[[発動]]できる。~
 自身の[[効果]]で、[[墓地]]に送られた[[ターン]]の終了時に[[フィールド]]上に戻る[[《スターダスト・ドラゴン》]]なども[[自己再生]]不可に出来る。

 また、早い[[ターン]]で[[フィールド]]上に出た場合、[[墓地]]に[[カード]]が溜まらないために使えなくなる[[カード]]もある。~
 [[蘇生]]カードや[[サルベージ]]カード、[[墓地]]の[[カード]]を[[コスト]]にした[[カード]]を[[発動]]できなくなるのである。~
 このようにほぼ全ての[[墓地]]を利用する[[カード]]を封じこめることができるのである。~

 登場時から、当時の[[デッキ]]の多くが大きな影響を受けた。~
 特に致命的だったのが[[【カオス】]]、[[【黄泉帝】]]、[[【雑貨貪欲ターボ】]]。~
 [[【カオス】]]は完全に切り札を封じられ、[[【黄泉帝】]]系列は[[生け贄]]を確保できなくなる。~
 [[【雑貨貪欲ターボ】]]にいたってはただの【雑貨】に成り果てる、といった具合である。~

 [[シンクロ召喚]]は裁定が例外的なので注意が必要。~
 「[[シンクロ召喚]]を[[無効]]にされた場合、素材は失われる」と[[墓地]]送りは[[コスト]]に近いのだが、《次元の裂け目》[[発動]]中は[[除外]]に置換される。~
 なお、[[コスト]]で無く[[効果]]の場合は全て[[墓地]]へ行く代わりに[[除外]]される。

 このように影響の大きい[[カード]]でありながら、[[除外]]ゾーンへの影響力を持つ[[カード]]を中心に組むことで[[自分]]への影響はかなり抑えることが可能。~
+[[《異次元の偵察機》]]や[[《異次元の生還者》]]を[[生け贄]]にすることで強力な[[生け贄]]確保エンジンと化す→[[【次元帝】]]
+[[天使族]]を中心に組み[[《奇跡の光臨》]]を併用することで[[自分]]だけ[[帰還]]し放題。
+[[《D・D・M》]]の[[使用]]による新生[[【D・D・M】]]~
特に、[[魔法>魔法カード]]を[[除外]]しないため[[《マジックブラスト》]]との併用が可能な点は大きい。~

 しかし、自動[[帰還]][[モンスター]]群はともかく、この[[カード]]自身を狙われると非常に脆い。~
 [[《サイクロン》]]・[[《砂塵の大竜巻》]]・[[《氷帝メビウス》]]とありとあらゆる対策カードに割られ、停止してしまう可能性はいつでも付いて回ってくる。~

 また、[[【ガジェット】]]や[[【剣闘獣】]]などの[[墓地]]にあまり依存しない[[デッキ]]なら[[メタ]]としての投入もできる。~
 似た役割の[[《閃光の追放者》]]と比べると[[召喚]]権を行使しない、[[除去]]されにくいなどの[[メリット]]がある。~

 ここまで見ると[[《マクロコスモス》]]の[[魔法カード]]版のように見えるが、この[[カードの効果]]では、[[魔法・罠カード]]は[[除外]]されない。~
 すなわち、[[墓地]]に落ちた[[魔法・罠カード]]の回収は可能なのだ。~
 この点は[[《剣闘獣の戦車》]]を[[墓地]]から回収し放題な[[【剣闘獣】]]において相性の良い[[効果]]になっている。~

-「テキストが短い[[カード]]は強い」という不文律を体現している[[カード]]の1枚。

-この[[カード]]で特に大きな影響を受ける[[デッキ]]

--[[【アームド・ドラゴン】]]
--[[【暗黒界】]]
--[[【アンデット族】]]・[[【シンクロアンデット】]]
--[[【インフェルニティ】]]
--[[【ヴェノム】]]
--[[【エクゾディア】]]
--[[【E・HERO】]]
--[[【お触れホルス】]]
--[[【カオス】]]・[[【リクルーターカオス】]]
--[[【岩石族】]]
--[[【昆虫族】]]
--[[【サイバー・ダーク】]]
--[[【雑貨貪欲ターボ】]]
--[[【植物族】]]
--[[【D−HERO】]]
--[[【ドラグニティ】]]
--[[【ドラゴン族】]]
--[[【ネフロード】]]
--[[【宝玉獣】]]
--[[【黄泉帝】]]・[[【獅子黄泉帝】]]
--[[【魔轟神】]]
--[[【ライトロード】]]
--[[【ワイト】]]

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「ドクター・コレクターvsチャンピオンDD」戦でドクター・コレクターが使用。~
[[《天使の施し》]]・[[《魔法石の採掘》]]・[[《次元融合》]]の[[コンボ]]の補助に使用し、後攻1[[ターン]]目から5体の[[魔法使い族]][[モンスター]]を並べる事に成功している。~
--アニメ5D'sの「アキvsアンドレ」戦にてアンドレが使用した[[罠カード]]《次元均衡》の[[イラスト]]には赤と青の2つが描かれている。~
その[[罠カード]]は[[除外]]に関する[[効果]]を持っている。

**関連カード [#b6d5c796]
-[[《閃光の追放者》]]
-[[《光の追放者》]]

-[[《マクロコスモス》]]

―《次元の裂け目》の姿が見られる[[カード]]
-[[《D.D.クロウ》]]

-[[《サモンチェーン》]]

-[[《次元幽閉》]]

**収録パック等 [#n1568e63]
-[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP227 &size(10){[[Rare]]};
-[[ENEMY OF JUSTICE]] EOJ-JP047
-[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP028

**FAQ [#w2b74c1b]
Q:このカード[[発動]]中に[[《融合》]]や[[《ビークロイド・コネクション・ゾーン》]]等で[[モンスター]]を[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:はい。できます。これらのカードで[[墓地]]へ送るのは「[[コスト]]」ではなく「[[効果]]」だからです。

Q:《次元の裂け目》が場に存在するとき、[[永続魔法]]扱いの「[[宝玉獣]]」が[[墓地]]へ送られる場合、[[除外]]されますか?~
A:[[除外]]されず[[墓地]]へ送られます。(07/05/23)

Q:[[《サクリファイス》]]などの[[効果]]によって[[装備魔法]]扱いになっている[[モンスター]]は《次元の裂け目》が場に存在するとき、[[墓地に送られる>墓地に送る]]と[[除外]]されますか?~
A:この場合[[モンスター]]は[[魔法カード]]扱いになっているため、[[除外]]されません。(08/06/23)

Q:[[《アポピスの化神》]]などの[[罠モンスター]]が[[戦闘破壊]]された時、[[除外]]されますか?~
A:[[除外]]されず[[墓地]]へ送られます。(08/05/31)

Q:[[《マジカルシルクハット》]]で[[モンスター]]扱いになっている[[魔法カード]]が[[戦闘破壊]]された時、[[除外]]されますか?~
A:この場合、[[魔法カード]]は[[モンスター]]扱いになっているため、[[除外]]されます。(08/06/23)

//ここは質問をする場所ではない。