*《次元融合/Dimension Fusion》 [#aaaf5201]
 通常魔法
 2000ライフポイントを払う。
 お互いに除外されたモンスターをそれぞれのフィールド上に可能な限り特殊召喚する。
 
 [[暗黒の侵略者]]で登場した、[[《異次元からの帰還》]]の[[相互互換]]カード。~
 ライフコストは2000と比較的高いため、普通の[[デッキ]]への採用率は低く、[[除外]]ギミックを主体とする[[デッキ]]には採用されやすい。~
 互いのプレイヤーが[[効果]]を受けるため、無差別にカードを[[除外]]するような戦術をとる場合、自分のみが[[効果]]を受ける[[《異次元からの帰還》]]が優先される。~
 このような戦術を採る[[デッキ]]で両者に[[効果]]が及ぶこのカードを用いると、相手も[[モンスター]]を大量展開できるため、攻撃の邪魔になり、場合によってはこちらが窮地に陥る可能性もあるからである。

 だが、[[《速攻の黒い忍者》]][[《神剣−フェニックスブレード》]]や[[《魂を喰らう者 バズー》]][[《龍の鏡》]]等で自分の[[モンスター]]のみを[[除外]]し続けるような場合は話が別である。~
 [[除外]]ゾーンに自分の[[モンスター]]しか存在しないような状態ならば、[[除外]]ゾーンの[[モンスター]]を一方的に展開でき、[[《異次元からの帰還》]]と遜色のない働きを見せる。~
 他にも、[[《ギルフォード・ザ・ライトニング》]]を[[召喚]]できるなら再度[[除外]]されない[[《異次元からの帰還》]]として使える。~
 [[通常魔法]]ゆえに自分のターンで発動させやすい、[[召喚]]した[[モンスター]]は場に残ることができる、という点も[[《異次元からの帰還》]]とまた違った一面を持つ。~
~
 [[《異次元からの帰還》]]とどちらを採用するかは、戦術と各人の好みに拠ることとなるだろう。~
 こちらの主な[[メリット]]は速効性や[[《王宮のお触れ》]]との併用が可能な点や[[モンスター]]が場に残る点など。~
 ライフが2000以下のときは発動できず、自分が[[除去]]や相手の[[除外]]パーツ次第で相手に[[特殊召喚]]を許す点で劣る。~

-[[除外]][[デッキ]]以外では、以下のような使い方が存在する。~
--[[《オーバーロード・フュージョン》]]や[[《龍の鏡》]][[《フュージョン・ゲート》]]で[[除外]]した高[[レベル]][[モンスター]]や[[ユニオン]]パーツを[[特殊召喚]]する。~
--[[《封印の黄金櫃》]]で[[除外]]した[[モンスター]]を[[特殊召喚]]
--「[[《混沌の黒魔術師》]]+[[《魔力倹約術》]]+[[《次元融合》]]+[[《キャノン・ソルジャー》]]or[[《マスドライバー》]]」の[[コンボ]]で[[1ターンキル]]を狙う。~
する。


-各地でこのカードを悪用した[[コンボ]]が使われている。~
[[1ターンキル]]の[[キーカード]]になる事が多いため、いつ制限がかかってもおかしくない。~
シングル購入の際は慎重に。

-原作・アニメにおいて―~
「KCグランプリ編」において、「海馬VSジーク・ロイド」戦で海馬が使用。~
[[除外]]された「XYZシリーズ」を[[特殊召喚]]して[[《XYZ−ドラゴン・キャノン》]]へと合体させた。~
さらに[[《青眼の白龍》]]3体を含む[[ドラゴン族]][[モンスター]]を大量展開したりと、この[[デュエル]]において決め手となるカードであった。~

--アニメGXにおいて、「十代VS[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]」戦においてガールも使用している。~
[[《ファイヤーソーサラー》]]の[[効果]]で[[除外]]した[[《マジシャンズ・ヴァルキリア》]]と[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]を[[特殊召喚]]した。~
~
その後、プロデュエリスト「ドクター・コレクターVSチャンピオンDD」でドクターも使用している。~
[[《次元の裂け目》]]と[[《天使の施し》]][[《魔法石の採掘》]]などを駆使して1ターン目から大量の[[モンスター]]を[[除外]]し、なかなかに厄介な布陣を組んだ。~

**関連カード [#h70617d8]
-[[《異次元からの帰還》]]

-[[《次元の歪み》]]
-[[《奇跡の発掘》]]

**収録パック等 [#w7e8fda0]
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP095 &size(10){[[Super]]};
-[[暗黒の侵略者]] 307-039 &size(10){[[Super]]};

**このカードを使う主な[[デッキ]] [#zea3b3ae]
-[[【未来オーバー】]]
-[[【エアブレード】]]
-[[【VWXYZ】]]
-[[【次元召喚】]]
--[[【最終次元】]]

**FAQ [#y75b66ef]
Q:片方のプレイヤーの[[除外]]ゾーンにしか[[モンスター]]が存在しない場合、このカードは発動できますか?~
A:はい。発動することができます。

Q:相手も[[モンスター]]の[[特殊召喚]]を行うとき、[[特殊召喚]]の順番はどのようにして処理するのでしょうか~
A:まず発動プレイヤーが[[帰還]]させる[[モンスター]]を選択し、その後もう一人が[[帰還]]させる[[モンスター]]の選択を行います。~
  なお、[[モンスター]]の[[帰還]]は全てが同時に[[特殊召喚]]されたものとして扱います。~
  →参考例:[[《サイバーポッド》]]

Q:正規手順で[[召喚]]していない[[融合]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:いいえ。[[帰還]]の場合も、[[蘇生制限]]と同様の制限が掛かります。

Q:[[《タイムカプセル》]]などで[[裏側表示]]で[[除外]]されている[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ。[[裏側表示]]のそれが[[モンスター]]と分からないため[[特殊召喚]]できません。