《次元融合/Dimension Fusion》

通常魔法
2000ライフポイントを払う。
お互いに除外されたモンスターをそれぞれのフィールド上に可能な限り特殊召喚する。

 暗黒の侵略者で登場した、《異次元からの帰還》相互互換カード。
 以前から除外が絡む多数のカードとのコンボに使われていため、07/03/01制限カードに指定された。

 ライフコストは2000と比較的高いため、普通のデッキへの採用率は低く、除外ギミックを主体とするデッキには採用されやすい。
 互いのプレイヤーが効果を受けるため、無差別にカードを除外するような戦術をとる場合、自分のみが効果を受ける《異次元からの帰還》が優先される。
 このような戦術を採るデッキで両者に効果が及ぶこのカードを用いると、相手もモンスターを大量展開できるため、攻撃の邪魔になり、場合によってはこちらが窮地に陥る可能性もあるからである。

 だが、《速攻の黒い忍者》《神剣−フェニックスブレード》《魂を喰らう者 バズー》《龍の鏡》等で自分のモンスターのみを除外し続けるような場合は話が別である。
 除外ゾーンに自分のモンスターしか存在しないような状態ならば、除外ゾーンのモンスターを一方的に展開でき、《異次元からの帰還》と遜色のない働きを見せる。
 他にも、《ギルフォード・ザ・ライトニング》召喚できるなら再度除外されない《異次元からの帰還》として使える。
 通常魔法ゆえに自分のターンで発動させやすい、召喚したモンスターは場に残ることができる、という点も《異次元からの帰還》とまた違った一面を持つ。

 《異次元からの帰還》とどちらを採用するかは、戦術と各人の好みに拠ることとなるだろう。
 こちらの主なメリットは速効性や《王宮のお触れ》との併用が可能な点やモンスターが場に残る点など。
 ライフが2000以下のときは発動できず、相手の除外パーツ次第で相手に特殊召喚を許す点で劣る。

関連カード

収録パック等

このカードを使う主なデッキ

FAQ

Q:片方のプレイヤーの除外ゾーンにしかモンスターが存在しない場合、このカードは発動できますか?
A:はい。発動することができます。

Q:相手もモンスター特殊召喚を行うとき、特殊召喚の順番はどのようにして処理するのでしょうか
A:まず発動プレイヤーが帰還させるモンスターを選択し、その後もう一人が帰還させるモンスターの選択を行います。
  なお、モンスター帰還は全てが同時に特殊召喚されたものとして扱います。
  →参考例:《サイバーポッド》

Q:正規手順で召喚していない融合モンスター特殊召喚することはできますか?
A:いいえ。帰還の場合も、蘇生制限と同様の制限が掛かります。

Q:《タイムカプセル》などで裏側表示除外されているモンスター特殊召喚できますか?
A:いいえ。裏側表示のそれがモンスターと分からないため特殊召喚できません。