*《&ruby(じしゃく){磁石};の&ruby(せんし){戦士};マグネット・バルキリオン/Valkyrion the Magna Warrior》 [#tc49baea]
 効果モンスター
 星8/地属性/岩石族/攻3500/守3850
 このカードは通常召喚できない。
 自分の手札・フィールド上から、「磁石の戦士α」
 「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」をそれぞれ1体ずつ
 リリースした場合に特殊召喚する事ができる。
 また、自分フィールド上に存在するこのカードをリリースする事で、
 自分の墓地に存在する「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」
 「磁石の戦士γ」をそれぞれ1体ずつ選択して特殊召喚する。

 [[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 付属カード>ゲーム付属カード#o878a9f8]]で登場した[[地属性]]・[[岩石族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[磁石の戦士]]の合体形態であり、素材となる[[モンスター]]が[[手札]]にあっても[[召喚ルール効果]]の[[特殊召喚]]が可能。~
 また[[フィールド]]上の自身を[[リリース]]して[[墓地]]の3体[[特殊召喚]]する[[起動効果]]も持つ。~
 正規の[[特殊召喚]]をして[[蘇生制限]]をクリアすれば、[[蘇生]]・[[帰還]]させることもできる。~

 素材[[モンスター]]は全て[[地属性]]・[[岩石族]]の[[通常モンスター]]である。~
 そのうち2体が[[地属性]]1500以下であり、[[《クリッター》]][[《巨大ネズミ》]]から[[サーチ]]することが可能。~
 [[《高等儀式術》]][[《岩投げアタック》]]等で[[墓地]]に送れば、[[《闇の量産工場》]]での[[回収>サルベージ]]や、[[《正統なる血統》]][[《蘇りし魂》]][[《黙する死者》]][[《思い出のブランコ》]]での[[蘇生]]が可能。~
 [[《凡骨の意地》]]の[[ドロー]]加速も有効なので、[[《ジェネティック・ワーウルフ》]][[《サファイアドラゴン》]]等[[攻撃力]]1900以上の[[通常>通常モンスター]][[アタッカー]]と組む手もある。~
 その場合は、[[通常モンスター]]の展開力を活かし、[[アタッカー]]で場を制圧するためにも[[《血の代償》]]も十分活用できる。~
 しかしそれでも最低4枚もの[[手札]]を消費してしまうため、使い勝手は決して良くはない。~

 [[岩石族]]のため、素材[[カード]]共々[[《メガロック・ドラゴン》]]の餌にすることもできる。~
 [[除外]]→[[《異次元からの帰還》]]で素材を並べて[[特殊召喚]]するのも一興。~

 素材[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[起動効果]]は[[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]がいないときに役に立つ。~
 その状況であれば、この[[モンスター]]1体で[[攻撃]]するよりも、3体で[[攻撃]]した方が総合[[ダメージ]]が高くなる。~
 [[特殊召喚]]させた素材[[モンスター]]は[[通常モンスター]]なので[[《戦線復活の代償》]]を使えばこの[[カード]]を[[蘇生]]させ、さらに高い[[ダメージ]]を与えることも可能。~
 また、[[効果]]を使って素材[[モンスター]]を[[特殊召喚]]し、[[《死者蘇生》]]でこのカードを[[蘇生]]すれば総[[攻撃力]]が8000を超え、[[1ターンキル]]が可能になる。

 また、現在では[[《ファントム・オブ・カオス》]]という強力な[[モンスター]]が登場したため、[[《おろかな埋葬》]]や[[《岩投げアタック》]]、[[《トレード・イン》]]で[[墓地]]に落とせる[[効果モンスター]]となったのは嬉しい誤算である。~
 この[[カード]]をコピーした[[《ファントム・オブ・カオス》]]を[[リリースする]]ことで[[墓地]]の[[α>《磁石の戦士α》]]、[[β>《磁石の戦士β》]]、[[γ>《磁石の戦士γ》]]が[[蘇生]]できるからだ。~
 さらに、[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]の[[融合素材]]に使用できる[[岩石族]]の中で、最高[[攻撃力]]を誇る。

-テキストの通り、この[[モンスター]]の[[特殊召喚]]の際、[[手札]]から[[墓地に送る]]のは[[リリースする]]行為。~
[[儀式召喚]]や[[融合召喚]]と同じで、捨てたことにはならない事に注意。~
なお、[[手札]]か[[フィールド]]の「一方のみ」に3体揃える必要はない。~
[[手札]]と[[フィールド]]を合わせてに3体揃えばよく、例えば[[手札]]に[[α>《磁石の戦士α》]]と[[β>《磁石の戦士β》]]、[[フィールド]]に[[γ>《磁石の戦士γ》]]がいる状態でも[[特殊召喚]]が可能である。~
なお、素材は[[裏側守備表示]]でも問題ない。~

-OCGで[[《融合》]]を必要としない[[融合モンスター]]の元祖は[[《XYZ−ドラゴン・キャノン》]]達だろうが、原作ではおそらくこの[[カード]]。~
時代が時代なら[[融合モンスター]]として登場したかもしれない。~
[[メインデッキ]]に投入可能な[[モンスター]]として登場したことで、アニメで[[儀式召喚]]用の[[手札]]からの[[生け贄]]として登場することが多くなった。~
また[[《XYZ−ドラゴン・キャノン》]]とは違い、こちらは[[効果]]を使えば3体分の[[生け贄]]を確保する事が出来る。~

-[[エラッタ]]前のテキストにはα、β、γとしか書いてないが、[[《磁石の戦士α》]][[《磁石の戦士β》]][[《磁石の戦士γ》]]を示している。~
初期[[カード]]のテキスト枠のため、テキストの幅が足りなかったのだろう。~
また、ゲーム作品内では[[エラッタ]]前から現在のテキストに書き直されていた。

-原作由来の複数の素材[[モンスター]]が基となる集合体[[モンスター]]はステータスが素材[[モンスター]]のステータスと何らかの関連性を持つことが多い([[《ゲート・ガーディアン》]][[《青眼の究極竜》]]等)が、この[[カード]]には当てはまらないようだ。~
変形合体の際に原型を留めなくなるからだろうか。~
//合計の3/4

-[[【ダーク・ガイア】]]の流行により久しぶりに注目を浴びることとなった。~
しかし第2期を最後に[[絶版]]となってしまっているので入手は難しかった。~
だが、[[トーナメントパック2008 Vol.4]]にて再録されることになった。~
[[トーナメントパック]]での再録は期間限定なので、この機会を逃さないようにしたい。~
ちなみに2009年2月号のVジャンプ(についているシールの裏)には、当時無いはずの3期以降のフォーマットのこの[[カード]]が掲載されていた。

-余談だが、[[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 海馬デッキ>ゲーム付属カード#o878a9f8]]に同梱された[[カード]]では絵柄の左下に小さく「とくしょう」と書かれているものがある。~
(恐らくこのイラストレーターのペンネームであろうが、特に意味はない。ザ・ヴァリュアブル・ブック3でも確認可能)

-このカードのパラレル仕様は、あまり出回ってないのかとても希少価値が高い。~

-神話・伝承において―~
当然ヴァルキリー(Valkyrie)から取られた名前だと思われるが、その割には女性的に見えない。~
ヴァルキリーについては[[《ヴァルキリー》]]参照。

-原作・アニメにおいて―~
バトルシティ予選「遊戯&海馬vs光と闇の仮面」で遊戯が使用。~
[[《生贄封じの仮面》]]により神の[[召喚]]が封じられた決闘で[[生け贄]]を使わない高[[レベル]][[モンスター]]として登場した。~
[[《仮面魔獣デス・ガーディウス》]]と[[《遺言の仮面》]]の[[コンボ]]で[[コントロール]]を奪われてしまったが、特殊[[融合モンスター]]という点をついて[[《融合解除》]]で分離された。~
[[《青眼の白龍》]]をおとりにして[[召喚]]されたが、実はこの[[カード]]すら[[《オベリスクの巨神兵》]]のおとりであり…。~
原作での出番はこれで終わりだが、アニメではたびたび登場。~
遊戯の[[手札]]によく存在しているのが確認できるが、[[召喚]]不可能な状況が多い。~
しかし遊戯は[[《カオスの儀式》]]、[[《カオス−黒魔術の儀式》]]の[[生け贄]]にすることで[[召喚条件]]の難しさをクリアし、必要な[[星]]の数もこれ1枚で済ましてしまうという高度な戦略を活用していた。~
アニメオリジナルの「遊戯vsグリモ」でも召喚されるが、[[《オベリスクの巨神兵》]]に倒されてしまう。~
最後の戦いである「戦いの儀」でも登場。~
遊戯は巧みにこの[[カード]]を絡めた[[コンボ]]で、アテムの[[神>三幻神]]の[[カード]]を消滅させた。~
[[攻撃]]名は「&ruby(マグネット・セイバー){電磁剣};」、アニメでは「マグネット・ソード」とも。

--遊戯王Rの「遊戯vs天馬月行」でも登場。~
[[《魂の綱》]]で素材[[モンスター]]を揃え[[特殊召喚]]に成功し[[《稲妻の剣》]]を装備するが、天馬の[[《邪神ドレッド・ルート》]]の前に敗れ去った。~
[[《稲妻の剣》]]を装備していたということは、「[[磁石の戦士]]」の名の通り[[戦士族]]だったのだろうか?~
高いステータスが災いしたのか[[神>三幻神]]に関わる機会が多く、またそれらに屠られる事も多い。

--アニメGXでは武藤遊戯のレプリカ[[デッキ]]の中にこのカードがある。~
また、「十代vs遊戯」戦でも登場。~
《亜空間バトル》の[[効果]]で選択され、[[手札]]に加えられた。~

-コナミのゲーム作品において―~
GBのDMシリーズでは[[通常召喚]]可能な[[通常モンスター]]として登場し、ゲームオリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「マグネット・ウォリアー3体が合体した強力モンスターだ」と書かれている。~
またDM6では、遊戯がこの[[カード]]の合体・分離・[[蘇生]]と[[除去]]を使った[[コンボ]]を1[[ターン]]目から仕掛けてくる。~
毎回使ってくる訳でもないが高い確率でこの[[コンボ]]に当たる。~
恐らく、[[社長1キル>【デビル・フランケン】]]同様に最初の[[手札]]が一部固定されているのだろう。~
というのは、以下の流れが高頻度で発生するからである。

<
+3体を合体。
+即解体、3体を[[特殊召喚]]。
+[[《死者蘇生》]]でこの[[カード]]を[[特殊召喚]]。
+[[《サンダー・ボルト》]]で[[相手]][[モンスター]]を全滅。合計8100[[ダメージ]]で[[デュエル]]終了。

>DM7・8では[[生け贄]]2体で[[召喚]]できるが、[[守備力]]が高い故に[[コスト]]が高い。~
[[効果]]を[[発動]]すると自身が消える代わりに[[《磁石の戦士α》]][[《磁石の戦士β》]][[《磁石の戦士γ》]]が揃うため、神の[[カード]]のサポートに適している。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《磁石の戦士α》]]
-[[《磁石の戦士β》]]
-[[《磁石の戦士γ》]]

**収録パック等 [#xc0dade9]
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編−]] YU-06
-[[Vジャンプ 週刊少年ジャンプ(2002年11月) 2誌合同抽選プレゼント企画>書籍付属カード#dae9de95]] DOR-004 &size(10){[[Secret]]};
-[[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 海馬デッキ 付属カード>ゲーム付属カード#o878a9f8]] G4-14 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[トーナメントパック2008 Vol.4]] TP08-JP002 &size(10){[[N-Parallel]]};

//**FAQ [#gc6cf3bd]
//Q:この[[カード]]を[[通常召喚]]することは可能ですか?~
//A:いいえ、[[通常召喚]]できません。この[[カード]]は[[特殊召喚モンスター]]になります。~
//エラッタされたのでコメントアウト。
//Q:[[相手]]の[[墓地]]に、[[《磁石の戦士α》]]、[[《磁石の戦士β》]]、[[《磁石の戦士γ》]]がいる時、[[自分]][[フィールド]]上のこのカードを[[リリース]]し、[[《磁石の戦士α》]]、[[《磁石の戦士β》]]、[[《磁石の戦士γ》]]を[[自分]][[フィールド]]上に[[特殊召喚]]する事は出来ますか?~
//A:いいえ、[[特殊召喚]]できません。[[自分]]の[[墓地]]の[[《磁石の戦士α》]]、[[《磁石の戦士β》]]、[[《磁石の戦士γ》]]のみとなります。
//エラッタされたのでコメントアウト。
**FAQ [#gc6cf3bd]
Q:裏側守備表示の[[《磁石の戦士α》]]などを[[リリース]]し、[[特殊召喚]]できますか?~
A:[[調整中]]。(09/01/22)