*《&ruby(じゃしん){蛇神};ゲー》 [#top]
 特殊召喚・効果モンスター
 星12/闇属性/爬虫類族/攻   ?/守   0
 このカードは通常召喚できず、このカードの効果でのみ特殊召喚できる。
 (1):自分フィールドのモンスターが相手の攻撃・効果で破壊された場合、LPを半分払って発動できる。
 このカードを手札から特殊召喚する。
 (2):このカードは効果の対象にならない。
 (3):このカードが相手モンスターを攻撃するダメージステップの間、
 そのモンスターの効果は無効化され、攻撃力は元々の攻撃力の半分になる。
 (4):このカードが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
 このカードの攻撃力は、フィールドのモンスターの一番高い元々の攻撃力と同じになる。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/741838119591280640

 [[遊戯王デュエルモンスターズ アニメコンプリートガイド 千年の記憶 付属カード>書籍付属カード#AGMM]]で登場した[[闇属性]]・[[爬虫類族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[ライフ]]半分を[[コスト]]に[[手札]]から自身を[[特殊召喚]]する[[誘発効果]]、[[効果の対象]]にならない[[永続効果]]、[[攻撃]]時に[[戦闘]][[相手]]の[[モンスター効果]]を[[無効]]にして[[攻撃力]]を[[元々の攻撃力]]の半分にする[[永続効果]]、[[戦闘]]時に[[攻撃力]]を[[フィールド]]の一番高い[[元々の攻撃力]]の数値と同じにする[[誘発即時効果]]を持つ。~

 [[召喚条件]]は[[自爆特攻]]や[[自分]]の[[カードの効果]]による能動的な[[破壊]]では条件を満たさないため、意図的な[[コンボ]]に組み込むことは難しい。~
 とは言え、[[相手]]がこちらの[[モンスター]]を全く[[破壊]]しないということはまずないので、然程シビアなものでもない。~
 [[爬虫類族]]なので[[《キングレムリン》]]による[[サーチ]]が可能であり、[[手札]]に保持することは容易。~
 [[《スネーク・レイン》]]で複数枚を[[墓地へ送った>墓地へ送る]]後に、[[《悪夢再び》]]でまとめて[[サルベージ]]しても良いだろう。~
 ただし、この場合[[相手]]はこの[[カード]]を出される前提で[[破壊]]を行うはずであり、対抗手段を用意されている可能性が高い。~

 (2)は[[効果の対象]]にならない[[耐性]]。~
 [[単体除去]]を受け付けないが、[[《ブラック・ホール》]]の様な[[対象]]を取らない[[破壊]][[効果]]も多いので過信はできない。~
 [[自分]]の[[カードの効果]]の[[対象]]にも取れないため、守りを固める場合は[[対象]]を取らずに[[破壊]][[耐性]]を付与できる[[《神縛りの塚》]]がよいだろう。~
 また、[[手札]]に[[同名カード]]を握っていれば、この[[カード]]の[[破壊]]を[[トリガー]]として[[特殊召喚]]できるため、[[フィールド]]が空になることを防げる。~

 (3)の[[効果]]は、[[攻撃]]時に[[戦闘]][[相手]]の[[モンスター効果]]を[[無効]]にし、更にその[[攻撃力]]を[[元々の攻撃力]]の半分にする[[効果]]。~
 (4)の[[効果]]と併用することで、[[攻撃]]時ならば[[《邪神ドレッド・ルート》]]や[[《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》]]といった高い[[戦闘]]能力を持つ[[モンスター]]にすら一方的に殴り勝てる。~
 [[永続効果]]により[[元々の攻撃力]]の半分に上書きするため、[[強化]]や[[コンバットトリック]]も意味をなさない。~
 また[[効果]]を[[無効]]にすることから、[[戦闘破壊]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]や[[リバースモンスター]]にも強い。~
 ただし、変化するのは[[攻撃力]]であるため、(4)の[[効果]]で高打点を得ていない場合は、高い[[守備力]]を持つ[[壁]][[モンスター]]には手が出せない。~

 (4)の[[効果]]は、[[戦闘]]時に[[フィールド]]で最も高い[[元々の攻撃力]]をコピーできる[[効果]]。~
 コピーした[[攻撃力]]は[[ターン]]を跨いでも保持することができ、この[[モンスター効果の発動]]も任意であるため、最初に高[[攻撃力]]を得られれば安定した打点となる。~
 こちらは(3)の[[効果]]と違い[[相手]][[ターン]]でも[[発動]]できるため、自身より高い[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]に[[攻撃]]を仕掛けられても最悪[[相打ち]]には持っていける。~
 ただし、(4)の[[効果]]も参照するのが[[元々の攻撃力]]であるため、[[戦闘]]を行う[[モンスター]]の[[攻撃力]]が[[元々の攻撃力]]より高く、なおかつこの[[カード]]の[[攻撃力]]を上回る場合は[[戦闘破壊]]される。~
 逆に言えば、[[モンスター]]の[[攻撃力]]が[[元々の攻撃力]]より低ければ突破されることはないため、[[《強者の苦痛》]]や[[《禁じられた聖槍》]]などの[[弱体化]]を行う[[カード]]とは相性が良い。~

 [[フィールド]]に[[元々の攻撃力]]が高いものが存在していれば、(4)の[[効果]]により高[[攻撃力]]を確保しつつほぼ確実に[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]できる。~
 その後は永続的にコピーした高[[攻撃力]]を保てるため、[[下級モンスター]]などに[[相打ち]]に持ち込まれる可能性も低く、ある程度の[[耐性]]と高い突破力を備えた[[モンスター]]として場を制圧できる。~
 一方で、[[フィールド]]に[[元々の攻撃力]]が高いものが存在していなければ頼りない打点となり、返しの[[ターン]]で[[戦闘破壊]]されるリスクも高まる。~
 [[ライフ]]半分という[[重い]][[コスト]]から[[効果]]を生かせないまま[[除去]]されると大きな[[ディスアドバンテージ]]となるため、[[特殊召喚]]するタイミングは見極める必要がある。~

-[[効果]]について。
--(1)の[[効果]]は、[[ペンデュラムゾーン]]の[[ペンデュラムモンスター]]が[[破壊された]]時は条件を満たせないが、[[モンスター]]状態の[[罠モンスター]]が[[破壊された]]時は条件を満たせる。~
--(3)の[[効果]]は、[[墓地]][[発動]][[誘発効果]]などを[[無効]]化できない。~
[[通常モンスター]][[相手]]には、半減のみが[[適用]]される。
---[[元々の攻撃力]]2000の[[モンスター]]と[[戦闘]]を行うとする。~
[[ダメージステップ]]に入ると(3)の[[効果]]が[[適用]]され、[[相手]]の[[攻撃力]]は1000になる。~
ここでさらにその[[モンスター]]に[[《収縮》]]すると、2000の半分で1000になり、そこからさらに《蛇神ゲー》の[[効果]]が再度[[適用]]され、結果的に500になる。

-遭遇率の高い[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]は要注意。~
[[攻撃]]された場合は(4)の[[効果]]を使えなくなり、この[[カード]]が[[攻撃表示]]になっている場合、[[攻撃力]]差次第では[[ダメージ]]を受けてしまう。~
特に、[[相手]]の[[メインフェイズ]]1に[[攻撃表示]]で[[特殊召喚]]してしまうと、この[[カード]]の[[召喚]][[コスト]]で[[ライフ]]の半分を支払った上に5000[[ダメージ]]を受けてそのまま敗北となる可能性が出てくる。~
(4)の[[効果]]であらかじめ[[攻撃力]]を得ていれば大[[ダメージ]]は防げるので、[[自分]]の[[ターン]]の[[攻撃]]は確実に通しておきたい。~
なお、こちらから[[攻撃]]を仕掛けた場合は[[永続効果]]で[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]の[[効果]]を[[無効]]にできるため、一方的に殴り勝てる。~
//もっとも、[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]に[[戦闘破壊]]されると(1)の[[特殊召喚]]自体もできなくなるため、実際に[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]に[[攻撃]]することは少ないだろう。

-[[爬虫類族]]初の[[レベル]]12[[モンスター]]で、[[レベル]]11以上としても初となる。~

-「ゲー」とは古代ギリシャ語で「地球、地母神」を意味する言葉である。~
アニメにおける使用者のダーツは「[[オレイカルコス>《オレイカルコス・シュノロス》]]の正体は地球の怨念である」と述べており、それを象徴する[[モンスター]]と言える。~
また、古代から蛇は「死と再生の象徴」としても扱われているが、これは「今の人類を滅ぼして、新たな人類を誕生させる」というダーツの思想を反映している。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメDM「ドーマ編」のボスキャラクターであるダーツの切り札。~
「闇遊戯&海馬vsダーツ」戦の終盤(海馬は既に脱落済み)、[[《オレイカルコス・シュノロス》]]が[[破壊]]された際に全ての[[ライフ]]と[[手札]]を[[コスト]]に[[特殊召喚]]された。~
[[《伝説の騎士 ティマイオス》]]を[[戦闘破壊]]し超過[[ダメージ]]で勝負を決めようとするが、遊戯の[[《魂のリレー》]]によってダーツの[[勝利条件>デュエルの勝利条件]]が変更されたことで回避される。~
直後に[[速攻魔法]]《インパクト・リヴァイブ》の[[効果]]により、[[《魂のリレー》]]で[[特殊召喚]]された[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]を[[攻撃]]するが、[[《伝説の騎士 ヘルモス》]]の[[効果]]で防がれた。~
返しの[[ターン]]に[[無限ループ]]により[[攻撃力]]無限大となった[[《合神竜ティマイオス》]]に[[戦闘破壊]]され、敗北した。~
[[攻撃]]名は「インフィニティ・エンド」。

--作中で描写された[[ステータス]]や[[効果]]は以下の通り。~
>
+[[レベル]]10。~
//http://www.yugioh.com/cards/divine-serpent-geh
+[[元々の攻撃力]]が無限大。~
([[カード]]の[[イラスト]]は描かれていないが、英語版アニメでは描かれており攻守共に∞(無限大)と[[ステータス]]が記載されていた。)~
+[[特殊召喚]]の[[コスト]]は10000以上ある[[ライフ]]と[[手札]]の全て。~
+[[コントローラー]]の[[ライフ]]が0になっても敗北せず、この[[カード]]が[[フィールド]]から[[離れる]]ことが[[相手]]の[[勝利条件>デュエルの勝利条件]]となる。~
(ダーツは「[[破壊された]]時」と述べているが、[[《魂のリレー》]]同様に言葉の綾である可能性が高い。)~
+[[攻撃宣言]]時に[[デッキ]]から10枚の[[カード]]を[[墓地へ送る]]。~
<

---規格外の[[ステータス]]であり、当然のことながらアニメ・漫画を通じて全[[モンスター]]の中で最高の[[攻撃力]]を誇る。~
([[カードの効果]]により一時的に[[攻撃力]]無限大となった例ならば、他に[[《合神竜ティマイオス》]]・[[《オベリスクの巨神兵》]]・[[《邪神アバター》]]・[[《封印されしエクゾディア》]]が存在する。)~

---ダーツは[[フィールド魔法]]《オレイカルコス・トリトス》の[[効果]]で、自分の[[モンスター]]に[[対象をとる>対象をとる(指定する)効果]][[魔法・罠カード]]への[[耐性]]を持たせていた。~
《蛇神ゲー》が[[特殊召喚]]された時、既に《オレイカルコス・トリトス》は[[フィールド]]から消え去った後だったが、この[[カード]]の(2)の[[効果]]はそれを参考にしたものと思われる。~

---遊戯は、[[《伝説の騎士 クリティウス》]]による[[《破壊輪》]]の[[効果]]の使用など[[カード]][[効果]]による[[除去]]を狙えたはずなのだが、それを行わずにこの[[カード]]を[[戦闘破壊]]している。~
そのため、劇中での説明はないが何らかの[[耐性]]も持っていた可能性がある。~

---[[フィールド]]に出た瞬間から[[相手]]の[[勝利条件>デュエルの勝利条件]]を変更する[[モンスター]]としては、アニメ遊戯王シリーズで最初に登場した[[カード]]でもある。~

--この[[カード]]の[[召喚条件]]は「[[《オレイカルコス・シュノロス》]]の[[攻撃力]]が0になった時」とダーツが発言しており、実際に[[破壊]]時に[[攻撃力]]が0になったことが表示されている。~
原作における[[《遺言の札》]]に処理が似ているが、あちらは原作のルールの関係で[[攻撃力]]が0になっているのに対し、こちらは[[効果]][[破壊]]であり、他の[[カード]]からも[[攻撃力]]を下げる[[効果]]は確認されていない。~
ただし、[[《伝説の騎士 クリティウス》]]は[[墓地]]の[[罠カード]]の[[効果]]をそのままコピーするわけではないので、あちらの[[効果]]によって[[攻撃力]]が下がった可能性はある。~
//アニメの[[《オレイカルコス・シュノロス》]]自身には戦闘終了後に自己攻撃力ダウンの効果があり、上記の「攻撃力が0になった時」とは本来そのことを指している可能性がある。
//状況よりシュノロス自身の効果を指しているとはまず考えられない

--[[OCG]]の[[イラスト]]の背景には、この[[モンスター]]の全身と思しきものが映っているが、アニメでは異次元空間から上半身のみを出現させており、全体像がどうなっているかは不明のままであった。~

--[[召喚条件]]などがかなり特殊なものであるためか、[[OCG]]では「[[自分]]の[[モンスター]]の[[破壊]]を[[トリガー]]に、[[ライフ]]を[[コスト]]にして[[特殊召喚]]する」「[[戦闘]]に強い」という面影を残しつつ大幅な変更を受けた。~
規格外の[[ステータス]]に関しては、[[攻撃]]時はほぼあらゆる[[モンスター]]を問答無用で[[戦闘破壊]]し、[[攻撃力]]を上回られた場合は[[相殺>相打ち]]されるという形で間接的に再現されている。~
だが、作中でも強調されていた「[[攻撃力]]無限大」というインパクトは失われてしまっており、弱体化を受けたとの印象を受ける者も少なくないようだ。~
一方で、[[召喚条件]]の緩和や[[攻撃]][[コスト]]の削除など、扱いやすさの面では大幅に強化されていると言える。~

---因みに、[[OCG]]で[[《合神竜ティマイオス》]]の[[攻撃]]を受けた場合、他に[[モンスター]]が存在しなければお互い[[攻撃力]]0なので[[戦闘破壊]]は発生しない。~
他に[[元々の攻撃力]]のままの[[モンスター]]がいれば[[相打ち]]となる。~
その後は[[《合神竜ティマイオス》]]の[[効果]]で[[伝説の騎士]]3体が[[フィールド]]に現れるため、アニメの流れを再現することが可能である。~

//《オレイカルコス・シュノロス》の攻撃力を下げる云々はこのページよりもシュノロスのページに書いた方が適切だと判断したので移動しました。

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]

//―《蛇神ゲー》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[遊戯王デュエルモンスターズ アニメコンプリートガイド 千年の記憶 付属カード>書籍付属カード#AGMM]] AGMM-JP001 &size(10){[[Ultra]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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&tag(《蛇神ゲー》,モンスター,特殊召喚モンスター,効果モンスター,星12/闇属性/爬虫類族/攻?/守0,正規の方法以外での特殊召喚不可);