*《&ruby(じゃしん){邪神};イレイザー/The Wicked Eraser》 [#d43033ad]
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 効果モンスター
 星10/闇属性/悪魔族/攻   ?/守   ?
 このカードは特殊召喚できない。
 自分フィールド上に存在するモンスター3体を
 生け贄に捧げた場合のみ通常召喚する事ができる。
 このカードの攻撃力・守備力は、相手フィールド上に存在する
 カードの枚数×1000ポイントの数値になる。
 このカードが破壊され墓地へ送られた時、フィールド上のカードを全て破壊する。
 自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを破壊する事ができる。
 自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ通常召喚できる。
 (1):このカードの攻撃力・守備力は、相手フィールドのカードの数×1000になる。
 (2):自分メインフェイズに発動できる。
 このカードを破壊する。
 (3):このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
 フィールドのカードを全て破壊する。

 [[Vジャンプ(2007年3月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[三邪神]]の一体であり、常時変動する[[攻撃力]]・[[守備力]]を備え、[[フィールド]][[リセット]][[効果]]を持つ。~
 最後の[[自壊]][[効果]]は[[自分]]の[[メインフェイズ]]中に任意のタイミングで[[リセット]][[効果]]を[[発動]]できることを示す。~
 [[Vジャンプ(2007年3月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2007]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[三邪神]]の一体であり、[[三邪神]]共通の[[召喚制限]]と[[相手]][[フィールドのカード]]の数によって[[攻撃力]]・[[守備力]]が変動する[[永続効果]]、[[自壊]]する[[起動効果]]、[[フィールド]]を[[リセット]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[生け贄]]が3体必要となり、[[相手]]の出方によって攻守も変動する上に[[自分]]の[[フィールド]]にも被害が及ぶ[[リセット]][[効果]]を持つ為、考えなしで[[召喚]]すると[[自分]]が痛い目に遭う可能性がある。~
 [[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]1体の場合は、大して力を発揮できないため、[[《邪神ドレッド・ルート》]]を[[召喚]]した方が良い。~
 しかし、[[相手]]の場に大量のカードがある場合や[[ロック]][[デッキ]]の突破の際には、莫大な[[攻撃力]]を得られ、[[《神の宣告》]]をものともせずに[[ロック]]パーツをまとめて[[破壊]]できるのはこの[[モンスター]]の強みといえる。~
 [[召喚]]には3体の[[リリース]]が必要な上、[[特殊召喚]]もできず非常に[[重い]]。~
 加えて[[ステータス]]が[[相手]][[フィールドのカード]]の枚数に左右されるため安定しない。~
 (3)の[[リセット]][[効果]]も踏まえ、考えなしに[[召喚]]すると[[自分]]への損害の方が大きい。~

 主力とするなら、[[《俊足のギラザウルス》]]・[[《ダークファミリア》]]+[[《地獄の暴走召喚》]]で[[相手]][[モンスター]]を増やしつつ[[生け贄]]を確保したい。~
 [[《おジャマトリオ》]]を[[発動]]すれば[[攻撃力]]・[[守備力]]を3000[[強化]]でき、[[《邪神ドレッド・ルート》]]+[[《ビッグバン・シュート》]]との使い分けも可能。~
 また、この場合[[《THE トリッキー》]]と[[《トリッキーズ・マジック4》]]の[[コンボ]]も使える。~
 敵[[モンスター]]を増やして[[《心鎮壷》]]・[[《魔封じの芳香》]]等で[[相手]]の[[魔法&罠カードゾーン]]を溜め、[[《ビッグバン・シュート》]]等で一撃で決めたい。~
 [[《流星の弓−シール》]]を使う場合は[[《邪神アバター》]]と違い、[[攻撃力]]は1000ダウンする点に注意。~
 (1)の[[効果]]から[[相手]][[フィールド]]に最低でも3枚以上の[[カード]]がある状態で[[召喚]]したいところ。~
 [[《俊足のギラザウルス》]]+[[《地獄の暴走召喚》]]ならば、[[相手]][[モンスター]]を増やしつつ[[リリース]]要員を確保できる。~
 [[《ブラック・ガーデン》]]や[[《ドラゴノイド・ジェネレーター》]]なら[[リリース]]要員を揃えた上で[[相手]][[フィールド]]に[[トークン]]を展開するため、高[[攻撃力]]になりやすい。~
 さらに前者の場合、[[攻撃力]]は半減してもその数値で固定されるため、[[相手]]の[[カード]]を減らしても[[攻撃力]]は下がらない。~
 [[《おジャマトリオ》]]や[[《おジャマデュオ》]]など、[[バトルステップ]]中に[[相手]][[フィールド]]に[[モンスター]]を複数増加させる[[カード]]とは相性がいい。~
//リバイバル・ギフトは自分のモンスターの数が変化するので巻き戻しが発生する
 [[ターンプレイヤー]]の[[モンスター]]数が変化しても[[バトルステップの巻き戻し]]は発生しないため、[[相手]]の[[攻撃宣言]]時に[[発動]]することで大幅に[[攻撃力]]を上昇させて返り討ちを狙える。~
 ただし、いずれの戦術も[[相手]]に[[ボード・アドバンテージ]]を与えてしまう点は留意したい。~

 [[《怨念の魂 業火》]]・[[《ダブルコストン》]]・[[《生者の書−禁断の呪術−》]]・[[《魂を削る死霊》]]・[[《ピラミッド・タートル》]]等の存在から[[【アンデット族】]]でも[[召喚]]しやすい。~
 [[《デビルズ・サンクチュアリ》]]や[[罠モンスター]]の[[特殊召喚]]や[[《地獄の暴走召喚》]]・[[《血の代償》]]での[[ガジェット]]の展開も有効。~
 だが、この構成では[[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]を展開できないため、[[1ターンキル]]は狙いづらいがその場合は[[ランク]]4の[[エクシーズモンスター]]と共に活用すればよい。
 それ以外では[[《心鎮壷》]]や[[《魔封じの芳香》]]を使い、[[相手]]の[[魔法・罠カード]]を封殺しつつ枚数を稼ぐ手もある。~
 特に[[《レッド・リブート》]]は[[罠カード]]による妨害を防ぎつつ、[[相手]][[フィールド]]の[[カード]]を増やすことができるため非常に相性が良い。~
 これらの[[カード]]で[[発動]]を封じた[[魔法・罠カード]]は、そのまま(3)の[[全体除去]]に巻き込むことができる。~

-[[相手]][[フィールド]]上([[モンスターカードゾーン]]・[[魔法&罠カードゾーン]]・[[フィールドカードゾーン]])が全て埋まっていれば、理論上の最高[[攻撃力]]は11000となる。~

-[[召喚条件]]は[[召喚ルール効果]]、攻守変化の[[効果]]は[[永続効果]]で、[[全体除去]][[効果]]は[[チェーンブロック]]を作る[[誘発効果]]、自分自身を[[破壊]]する[[効果]]は[[起動効果]]。~
 [[ヴァリアンツ]]なら[[相手]][[フィールド]]に[[フィールド魔法]]を送ることができ、さらに[[相手]][[モンスター]]を[[永続魔法]]扱いにして埋めることができる。~
 その後で[[《おジャマトリオ》]]などを展開することで[[攻撃力]]を大きく上げることが可能になる。~

-能力が分割されているため、[[起動効果]]による能動的な[[全体除去]][[効果]]を使用した場合[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]の妨害を受けない[[メリット]]がある。~
[[起動効果]]を使用した場合、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]はこれに反応し自身を[[生け贄]]に[[起動効果]]を[[無効]]にしこのカードを[[破壊]]するが、このカードは結果として[[破壊]]されているため、問題なく[[誘発効果]]を[[発動]]させる事ができるのである。
 (2)の[[自壊]][[効果]]は[[自分]]の[[メインフェイズ]]中に任意のタイミングで[[発動]]でき、そのまま(3)の[[リセット]][[効果]]に繋げられる。~
 (3)は[[強制効果]]なので[[《ジェネレーション・チェンジ》]]で[[破壊]]して[[サーチ]][[効果]]を使っても[[タイミングを逃さない>タイミングを逃す]]。~
 [[破壊]]される場所が限定されていないため、[[相手]]の[[《神の宣告》]]等で[[除去]]されても[[発動]]できるのは強みといえる。~
 ただし[[《奈落の落とし穴》]]や[[《強制脱出装置》]]などの[[墓地へ送る]]ことのない[[除去]]には無力。~

-[[起動効果]]は1[[ターン]]に何度でも使えるため、[[《光と闇の竜》]]の[[攻撃力]]を最低値の800まで下げる事ができる。~
 [[破壊]]される場所は[[フィールド]]に限定されていないため、[[《炎王の孤島》]]の(1)の[[効果]]などで[[手札]]から[[破壊]]する方法もある。~
 ただその使用法ならば、[[《キングレムリン》]]で[[サーチ]]でき、[[《マクロコスモス》]]にも対処可能な[[《地縛神 Ccarayhua》]]の方が扱いやすい。~
 一応[[効果]]以外の[[破壊]]でもよいため、[[《甲虫装機 エクサビートル》]]などの[[効果]]で[[装備]]した後、[[装備モンスター]]を[[フィールド]]から離すなどの方法でも[[リセット]][[効果]]を[[発動]]可能。~

- 「イレイザー(eraser)」とは「抹殺者」、「削除者」また「消しゴム」と言う意味もある~
//いっその事最初から[[召喚]]せず、[[全体除去]]を目当てに[[手札]]や[[魔法&罠ゾーン]]から[[破壊]]するのもありだろう。~
//[[《炎王の孤島》]]などは勿論、[[《ユニオン・キャリアー》]]で[[装備]]させ[[装備モンスター]]を[[フィールド]]から離す事でも[[全体除去]]を[[発動]]できる。~
//この[[効果]]以外の[[破壊]]でも[[全体除去]]を[[発動]]できるのは類似[[効果]]を持つ[[《地縛神 Ccarayhua》]]には無い利点である。~
//ユニキャリの禁止で簡単な装備カード化の方法が無くなりコカライアとの差別化が難しくなった為記載を変更

-原作・アニメにおいて―~
遊戯王Rに登場する、[[三幻神]]と対を成す存在である[[三邪神]]の一体。~
「キースvsリッチー・マーセッド」戦にてキースが使用し、[[フィニッシャー]]となったが、途中経過が省略されていたので能力は明らかにならなかった。~
まともに登場したのは「城之内vsキース」戦。~
[[罠カード]]《スクラップ・ガレージ》で[[生け贄]]を揃えて[[召喚]]された。~
[[魔法カード]][[《カード・ヘキサチーフ》>《心鎮壷》]]によって城之内が[[セット]]していた[[《時の魔術師》]]と[[罠カード]]《確率変動》を[[フィールド]]に固定し、[[攻撃力]]を3000に上昇させて[[《ギルフォード・ザ・ライトニング》]]を[[戦闘破壊]]した。~
その後[[魔法カード]]《サモン・キャプチャー》により城之内がキースの[[手札]]から奪って[[召喚]]した[[《デモニック・モーター・Ω》]]に撃破されたが、それにより[[リセット]][[効果]]を[[発動]]し、[[フィールド]]の[[カード]]だけでなく、城之内とキースの魂まで道連れにしようとした。~
~
「遊戯vs夜行」戦では夜行が使用。~
[[罠カード]]《レベル・レジストウォール》で[[生け贄]]を揃えて[[召喚]]され、遊戯の場の[[《アルカナ ナイトジョーカー》]]の[[融合素材]]3枚([[融合素材]]は場に残る扱い)と[[伏せカード]]1枚により[[攻撃力]]を4000まで上昇させ、[[《アルカナ ナイトジョーカー》]]を撃破した。~
その後[[《軍神ガープ》]]の[[生け贄]]とされた時に[[全体除去]][[効果]]を発動させ(原作の[[生け贄召喚]]は「[[墓地送り>墓地に送る]]」と「場に出す」間に[[効果]]が[[発動]]できる)、[[《軍神ガープ》]]の[[直接攻撃]]に繋げた。~
[[攻撃]]名は「ダイジェスティブ・ブレス」。~
-いずれも[[相手]][[フィールド]]に複数の[[カード]]が存在する場合に威力を発揮する[[効果]]であり、優勢時の追撃というよりは劣勢時の切り返しに向いた[[カード]]である。~
もっとも劣勢時に3体もの[[リリース]]を確保するのは容易ではなく、この[[カード]]を出す前に[[フィールド]]を[[制圧]]されて勝負が決まってしまう可能性も高い。~
能動的に[[相手]][[フィールドのカード]]を増やしつつ[[召喚]]し、自身の[[全体除去]][[効果]]によってプレッシャーを掛けながら[[ビートダウン]]を行うのがベストだろう。~
[[相手]]の[[フィールドのカード]]が増えやすい[[ロック]][[デッキ]]における隠し味として採用してもよいか。~

--原作内よりも早く[[効果]]がOCGで判明した[[カード]]である。~
原作での[[全体除去]][[効果]]は[[墓地]]に送られた時に[[発動]]する[[効果]]であった。~
「vs城之内」戦では、切断された《邪神イレイザー》の首から流れ出した黒い血が池のように広がり、その中に[[プレイヤー]]ごと[[フィールド上のカード]]が沈んでいくという描写がなされた。~
-[[《ナイトメア・デーモンズ》]]とは相性が良い。~
一気に[[攻撃力]]を3000も上昇させられるのみならず、自身の[[効果]]に巻き込んで[[トークン]]を[[破壊]]することで多大な[[バーン]][[ダメージ]]を狙える。~
ただしあちらも同じく[[リリース]]を必要とするため、[[リリース]]要員の確保は課題となる。~

--遊戯王Rにおいて[[三邪神]]は、「[[三幻神]]が暴走した時、その力を抑止するためのカードとしてデザインされた」とある。~
この[[カード]]の場合は、全ての神が持つ「[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]」に対応し、道連れに[[破壊]]する事で神を倒すデザインとなっている(ただし、そのままでは[[《ラーの翼神竜》]]を道連れに[[破壊]]する事はできない)。~
特にそのデザイン上場に[[カード]]をあまり並べない[[《オシリスの天空竜》]]と共通しており、召雷弾にも対応している。~
また、[[攻撃力]]の決定方法も[[《オシリスの天空竜》]]を意識し、「特定の場所の[[カード]]の枚数」で決定されると言う共通点を持つ。
-[[相手]][[フィールド]]([[モンスターゾーン]]・[[魔法&罠ゾーン]]・[[フィールドゾーン]])が全て埋まり、[[エクストラリンク]]が成立していた場合、理論上の最大[[攻撃力]]は13000となる。~
//メインモンスターが5,エクストラ2、魔法・罠ゾーンが5、フィールド魔法1

---[[攻撃力]]が[[相手]]に依存するため、キースには「[[相手]]によって左右される不甲斐ない[[モンスター]]」と言われ、海馬には「人頼みの神」と評されており、神らしからぬ扱いをされている。~
-(2)の[[効果]]は1[[ターン]]に何度でも使えるため、[[《光と闇の竜》]]の[[攻撃力]]を最低値の800まで下げる事ができる。~
また、[[効果を無効]]にするか[[破壊されない]][[耐性]]を付けた後に、[[自分]][[フィールド]]に[[効果ダメージを反射する>効果ダメージ#instead]][[カード]]、[[相手]][[フィールド]]に[[《真紅眼の鋼炎竜》]]を揃えれば[[1ターンキル]]になる。~

--ちなみに、[[三邪神]]の中で唯一遊戯に倒されなかった邪神であり、[[カード]]が破られた描写がない[[モンスター]]。~
-(2)の[[自壊]][[効果]]から(3)の[[全体除去]]に繋げた場合、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]の妨害を受けない[[メリット]]がある。~
[[自壊]][[効果]]を[[無効]]にしてこの[[カード]]を[[破壊]]するため、結果として(3)の[[トリガー]]を満たすためである。~
当然、(3)の[[効果]]単体で[[発動]]した場合は[[無効]]化される。~

--OCGの[[イラスト]]では見えないが、R5巻の単行本の書き下ろし[[イラスト]]において《邪神イレイザー》の翼の外側には、棘のようなものがいくつかついている事が確認できる。~
-同じ[[三邪神]]である[[《邪神アバター》]]とは違い、[[攻>攻撃力]][[守>守備力]]を決定する[[永続効果]]はあらゆる処理の最後に[[適用]]されるものではない。~
[[フィールドのカード]]の枚数を参照する関係上、使い切りの[[速攻魔法]]・[[罠>罠カード]]による[[コンバットトリック]]には特に警戒を要する。~

--原作テキストは、以下の通り。~
[[三邪神]]はテキストが英語であるため、和訳も付記しておく。
- 「イレイザー(eraser)」とは「削除する者」「抹殺者」の意。~
ちなみに「消しゴム」という意味もある。~

-原作・アニメにおいて―~
遊戯王Rに登場する、[[三幻神]]と対を成す存在である[[三邪神]]の一体。~
「キースvsリッチー・マーセッド」戦にてキースが使用したのが初登場だが、途中経過が省略されていたため、《ツイン・ガンファイター》を[[戦闘破壊]]して[[フィニッシャー]]になったこと以外の詳細は不明であった。~
続く「城之内vsキース」戦にて正式に登場し、能力が判明。~
[[罠カード]]《スクラップ・ガレージ》で[[生け贄]]を揃えて[[召喚]]され、[[魔法カード]]《カード・ヘキサチーフ》([[《心鎮壷》]]参照)によって城之内が[[セット]]していた[[《時の魔術師》]]と[[罠カード]]《確率変動》を[[フィールド]]に固定し、[[攻撃力]]を3000に上昇させて[[《ギルフォード・ザ・ライトニング》]]を[[戦闘破壊]]した。~
その後も自身の[[永続効果]]によって[[フィールド]]を[[制圧]]し続け、[[直接攻撃]]で城之内の[[ライフポイント]]を大きく削った。~
最終的に、[[魔法カード]]《サモン・キャプチャー》により城之内がキースの[[手札]]から奪って[[召喚]]し、更にキースの[[フィールド]]にあった《エンジンチューナー》の[[効果]]を受けて[[攻撃力]]を3800にまで上昇させた[[《デモニック・モーター・Ω》]]に[[戦闘破壊]]された。~
だが、それにより[[全体除去]][[効果]]が[[発動]]し、[[フィールドのカード]]だけでなく、城之内とキース自身の魂まで道連れにしようとした。~
「闇遊戯vs夜行」(2戦目)では夜行が使用。~
[[《レベル・レジストウォール》]]で[[生け贄]]を揃えて[[召喚]]され、自身の[[効果]]で[[攻撃力]]が4000となり[[《アルカナ ナイトジョーカー》]]を[[戦闘破壊]]した。~
その後[[《軍神ガープ》]]の[[生け贄召喚]]の[[生け贄]]として[[墓地へ送られた>墓地へ送る]]ことで[[全体除去]][[効果]]を[[発動]]し、[[《軍神ガープ》]]の[[直接攻撃]]に繋げている。~
[[攻撃]]名は「ダイジェスティブ・ブレス」。~

--劇中描写を見る限り、[[《邪神ドレッド・ルート》]]同様に2枚存在していると思われる。~
夜行が複数枚製造していたのか、どちらかが[[コピーカード>プロキシ]]だったのかは不明である。~

--原作での[[テキスト]]・[[効果]]は以下の通り。~
 《THE DEVILS ERASER》
 星10/ATTACK   ?/DEFENSE   ?
 A god who erases another god.
 When Eraser is sent to the graveyard,
 all cards on the field go with it.
 Attack and defense points are 1000 times
 the cards on the opponent's field.
 (他の神を抹殺する神。イレイザーが墓地へ送られたとき、
  フィールド上のカード全てはイレイザーと共に墓地へ行く。
  攻撃力と守備力の値は、相手フィールド上のカードの数の1000倍になる。)
 (日本語訳)
 他の神を抹殺する神。
 イレイザーが墓地へ送られたとき、フィールド上の全てのカードはイレイザーと共に墓地へ行く。
 攻撃力と守備力の値は、相手フィールド上のカードの数の1000倍になる。

---[[全体除去]][[効果]]は[[破壊]]以外の方法で[[墓地へ送られた]]時でも[[発動]]し、[[破壊]]を介さない[[除去]]であった。~
なお、[[手札]]や[[デッキ]]から[[墓地へ送られた]]場合に[[効果]]が[[発動]]するのかは原作で描写がないため不明である。~
また、[[《軍神ガープ》]][[召喚]]の際に[[墓地へ送られた]]際には[[生け贄召喚]]が成立する前に[[効果]]が[[発動]]している。~
[[《生贄封じの仮面》]]に代表されるように、原作・Rにおける[[生け贄召喚]]には[[チェーンブロック]]が発生する仕様のようなので、その影響によるものと思われる。~

---原作・Rでは[[融合モンスター]]の[[融合素材]]は[[フィールド]]に残る扱いであるため、[[《アルカナ ナイトジョーカー》]]が存在した状況では[[カード]]の数は1枚ではなく3枚として勘定している。~

---[[テキスト]]には記載が無いが、使用者であるキースの台詞を踏まえると[[魔法カード]]や[[罠カード]]への[[耐性]]も有している模様。~
恐らく[[三幻神]]・[[三邪神]]が共通して備える[[効果]][[耐性]]の類と思われる。(詳細は[[三幻神]]のページを参照)~

---実は原作で[[効果]]が判明する前に[[OCG]]で詳細が判明した[[カード]]でもある。~

--「城之内vsキース」戦での[[全体除去]]は、切断された《邪神イレイザー》の首から流れ出した黒い血が池のように広がり、その中に[[フィールドのカード]]だけでなく[[お互い]]の[[プレイヤー]]までもが沈んでいくという描写がなされている。~
これに捕らわれた[[プレイヤー]]は自力で正気を取り戻すか他者に助けてもらわない限り命を落とすため、非常に危険な[[カード]]でもある。~
なお、「闇遊戯vs夜行」(2戦目)でも似たような演出はあったが、[[生け贄]]という形で[[墓地へ送られた]]ためかこちらはそこまで危険な状況には陥っていない。~

--[[三邪神]]の中で唯一闇遊戯に倒されておらず、[[カード]]が破られた描写が無い。~

--[[ステータス]]が[[相手]]に依存することから、キースには「[[相手]]の出方によって能力が変化するブザマな[[モンスター]]」、海馬には「ずいぶんと人頼みな神」「所詮はまがい物」と酷評されている。~
この神の本領は[[神>神属性]]を抹殺し[[プレイヤー]]にまで影響を及ぼす道連れ[[効果]]であり、不安定な[[ステータス]]のみに焦点を当てた評価が芳しくないのは無理からぬところではある。~
上記の海馬の評も道連れ[[効果]]を有している事を知る前の評価であり、実際にそちらの[[効果]]が[[発動]]された際には遊戯と共に驚愕の表情を浮かべている描写が存在する。~
---アニメや漫画において、使用する[[モンスター]]が対戦相手に馬鹿にされることはたまにあるが、当の使用者からも軽んじられるというのは非常に珍しい。~

--[[OCG]]の[[イラスト]]では見えないが、R4巻の巻頭[[イラスト]]では翼の外側に複数の棘が備わっていることが確認できる。~
//棘だらけってわけじゃないから無数なんて言わない、羽根の外側が一部しか見えない構図だから正確な数は書けないけど、それでも片翼で10個未満だと思われる。
また、[[OCG]]版の[[イラスト]]が[[機械>機械族]]的な印象を受けるのに対し、R劇中における外見はより生物的なものとなっていた。~

--遊戯王Rにおいて[[三邪神]]は、「[[三幻神]]が暴走した時、その力を抑止するための[[カード]]としてデザインされた」とある。~
この[[カード]]の場合は、全ての神が持つ「[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]」に対応し、道連れにする事で神を倒すデザインとなっている。~

---2つの「口」を持つデザイン、「特定の場所の[[カード]]の枚数」で[[攻撃力]]を決定する[[効果]]から、[[《オシリスの天空竜》]]を強く意識していると思しい。~
[[《オシリスの天空竜》]]を操る[[プレイヤー]]は[[フィールド]]に[[カード]]を余り出さずに[[手札]]に温存しがちなため、相対したこの[[カード]]は低[[攻撃力]]を余儀なくされることが予想されるが、逆に言えば後出しで「召雷弾」を誘発することで即座に道連れにできる利点もある。~

---原作・Rでは、[[蘇生]]された[[神>三幻神]]および[[邪神>三邪神]]は[[ターン]]終了時に強制的に[[墓地]]へと送られるルールがある。~
このため[[相手]][[ターン]]に[[蘇生]]することで、[[ターン]]終了時までに確実に道連れ[[効果]]を発動して[[フィールド]]を一掃することが可能となっている。~
特に同格の[[神>神属性]]はこの邪神を[[蘇生]]された時点でその[[ターン]]内に葬られることが確定することから、抑止力としては充分に機能するだろう。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#z533840c]
**関連カード [#card]
-[[三邪神]]

-[[《オシリスの天空竜》]]

―類似[[効果]]
-[[《最終戦争》]]
-[[《ラス・オブ・ネオス》]]
−[[サポートカード]]
-[[《神の進化》]]

―(1)の類似[[効果]]
-[[《逆ギレパンダ》]]
-[[《ジェスター・ロード》]]
-[[《N・フレア・スカラベ》]]

-[[《E・HERO フレア・ネオス》]]
-[[《E・HERO マグマ・ネオス》]]

-[[《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》]]

―(2)の類似[[効果]]
-[[《おとぼけオポッサム》]]
-[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]

-[[《地縛神 Ccarayhua》]]
―(3)の類似[[効果]]については[[《最終戦争》>《最終戦争》#card]]を参照。~

-[[《逆ギレパンダ》]]
**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2007年3月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2007]] VJMP-JP021 &size(10){[[Ultra]]};
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:武藤遊戯]] 15AX-JPM57 &size(10){[[Millennium>Parallel#MR]],[[Secret]]};

**収録パック等 [#b0d080fa]
-[[Vジャンプ(2007年3月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]] VJMP-JP021 &size(10){[[Ultra]]};
**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]の分類は何ですか?~
A:(1)は[[永続効果]]、(2)は[[起動効果]]、(3)は[[誘発効果]]です。(15/01/10)~
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=7092

**FAQ [#md8d57d7]
Q:[[相手]][[フィールド]]の[[モンスタートークン]]はカードの数に数えますか?~
A:はい、数えます。
//Q:(1)の[[効果]]は[[相手]][[フィールド]]の[[モンスタートークン]]を[[カード]]の数に数えますか?~
//A:はい、数えます。~

Q:[[手札]]から[[破壊]]された場合、[[フィールド]][[破壊]][[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、[[発動]]します。~
  なお[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]・[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]・[[《N・アクア・ドルフィン》]]では[[手札]]から[[破壊]]されません。~
  しかし、[[《E・HERO アクア・ネオス》]]・[[《連鎖破壊》]]で[[手札]]から[[破壊]]される可能性はあります。
Q:[[手札]]や[[デッキ]]で[[破壊された]]場合、(3)の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、[[発動]]します。(17/03/24)~

Q:「[[自分]]を[[破壊]]する[[効果]]」を[[相手]][[ターン]]に使えますか?~
A:いいえ、[[起動効果]]なので出来ません。
//Q:この[[カード]]を[[装備魔法]]で[[強化]]できますか?~
//A:はい、できます。~

Q:[[装備魔法]]で強化できますか?~
A:はい、できます。
Q:[[《進化する人類》]]を[[装備]]した《邪神イレイザー》の[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:《邪神イレイザー》の[[攻撃力]]は、[[自分]]と[[相手]]の[[ライフポイント]]によって1000または2400となります。~
  なお、[[装備]]された[[《進化する人類》]]が存在しなくなった場合は、自身の[[永続効果]]によって[[攻撃力]]が変化します。(13/03/13)~

Q:[[《収縮》]]・[[《巨大化》]]の[[効果]]を受けた《邪神イレイザー》の[[攻撃力]]はどうなりますか?~
  また、その後[[相手]][[フィールドのカード]]の枚数が変動した場合、[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:《邪神イレイザー》の[[攻撃力]]は0となります。~
  なお、[[装備]]された[[《巨大化》]]が存在しなくなった場合は、自身の[[永続効果]]によって[[攻撃力]]が変化します。~
  また、[[《収縮》]]の[[効果]]が[[適用]]されなくなった[[エンドフェイズ]]以降は《邪神イレイザー》自身の[[永続効果]]によって[[攻撃力]]が変化します。(13/03/13)~

Q:[[《BF−疾風のゲイル》]]の[[効果]]を受けた《邪神イレイザー》の[[攻撃力]]はどうなりますか?~
  また、その後[[相手]][[フィールドのカード]]の枚数が変動した場合、[[攻撃力]]・[[守備力]]はいくつになりますか?~
A:《邪神イレイザー》の[[攻撃力]]・[[守備力]]は[[《BF−疾風のゲイル》]]の[[効果]]を受けた事で現在の数値から半分になります。~
  なお、その後[[相手]][[フィールドのカード]]の枚数が変化しても、《邪神イレイザー》の[[攻撃力]]・[[守備力]]は変化しません。(13/03/13)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《邪神イレイザー》,モンスター,効果モンスター,星10/闇属性/悪魔族/攻?/守?,特殊召喚不可);