邪神(じゃしん)ドレッド・ルート/The Wicked Dreadroot》

効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールド上に存在するモンスター3体を
生け贄に捧げた場合のみ通常召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカード以外のフィールド上のモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。

 Vジャンプ(2005年6月号) 付属カードで登場した闇属性悪魔族最上級モンスター
 三邪神の一体で3体生け贄でしか通常召喚できない召喚ルール効果、このカード以外のフィールド上の全モンスター攻撃力守備力を半分にする永続効果を持つ。

 このカードの長所は何といっても、《オベリスクの巨神兵》《幻魔皇ラビエル》と同等の高ステータスだろう。
 自身の効果と相まって、相手攻撃表示《青眼の白龍》であっても2500ものダメージを与えられ、逆に例え表示形式を変更されても戦闘破壊されることはまずない。
 貫通効果を付与すれば守備力2000のモンスターであっても3000以上のダメージが期待できる。
 種族にも恵まれており、《冥界の魔王 ハ・デス》と併用することで相手モンスター効果無効化、《E−HERO ヘル・ゲイナー》効果使用すれば、攻撃力4000で2回攻撃ができる。
 また、詳細は後述するが、永続的な攻撃力半減効果も圧倒的な制圧力をもたらしている。
 自身の効果が有効な限り、攻撃力守備力上昇効果がほとんど意味を成さなくなり、《連鎖除外》の対象を広げることもできる。
 その他、《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》によって高ステータス《E−HERO ダーク・ガイア》融合召喚可能な点も評価できる。

 とはいえ、召喚に3体の生け贄を必要とする上に召喚制限を課せられ、カード効果への耐性がないなど、弱点も多い。
 戦闘に強いとは言え、戦闘破壊耐性持ちのモンスターには当然対応できず、幾ら相手を弱体化させても《聖なるバリア−ミラーフォース−》などで簡単に除去されれば、その後は一切の蘇生帰還ができないのでほぼ死に札と化す。
 等のように即座にアドバンテージを稼げるわけではないため、状況により効果が有効に機能しないこともある。
 運用時には《トラップ・スタン》等を使用して確実に相手を仕留めていきたい。
 もちろん他の上級モンスターと比べ召喚条件が厳しい分、手札事故の危険も増す。
 《終焉の焔》《地獄の暴走召喚》等で生け贄を揃えることも可能だが、これらサポートカードを多く採用すると当然ながらデッキを圧迫するので、《E−HERO ヘル・ゲイナー》等のサポートカードとの兼ね合いも難しくなってくる。
 《冥府の使者ゴーズ》のように、生け贄召喚ができるトークンを生成し、奇襲性に富み、悪魔族のサポートを受けられる、相性の良いカードを採用すると良いだろう。

関連カード

―類似効果

収録パック等

FAQ

Q:このカード召喚するときに《ダブルコストン》を2体分の生け贄として使用することは可能ですか?
A:はい、可能です。

Q:このカード召喚生け贄召喚ですか?
 もし違うなら《スケープ・ゴート》召喚される羊トークン生け贄にする事はできますか?
A:生け贄召喚です。
 そのため、《スケープ・ゴート》召喚される羊トークン生け贄召喚することはできません。

Q:このカード表側守備表示召喚できますか?
A:通常召喚扱いですので、守備表示の場合はセット(裏側守備表示)となります。

Q:攻撃力が1000になった、本来の数値は2000のモンスターがいます。
  《突進》2枚をチェーンさせてこのモンスター発動した場合、攻撃力は最終的に幾つになりますか?
A:まず一枚目の《突進》の効果が適用された後、《邪神ドレッド・ルート》の効果が適用され、850になります。
  二枚目の《突進》も同じように計算し、775になります。(12/01/18)

Q:攻撃力が1000になった、本来の数値は2000の《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》がいます。
  《突進》《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》発動した後、お互いのライフポイントの差が変化した場合、《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》攻撃力は最終的に幾つになりますか?
A:まず《突進》の効果が適用された時点で、《邪神ドレッド・ルート》の効果が適用され、850になります。
  しかし、その後に《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》永続効果攻撃力が変化した時については調整中。(12/03/05)

Q:このカード存在中、魔力カウンターの乗った《魔導戦士 ブレイカー》に対し《収縮》発動した場合、どうなりますか?
A:まず《収縮》の計算をし、次に《魔導戦士 ブレイカー》効果を、最後に《邪神ドレッド・ルート》の効果を適用します。
 つまり、まず「1600÷2=800」。次に「800+300=1100」、最後に「1100÷2=550」と計算するため、攻撃力は550となります。

Q:上記の例の時、攻撃力550の《魔導戦士 ブレイカー》効果使用魔力カウンターを失った場合このターン攻撃力はどうなりますか?
A:攻撃力が変動した場合は、再計算します。
 《収縮》効果が継続しているため「1600÷2=800」。
 そして《邪神ドレッド・ルート》の効果を適用するため「800÷2=400」となり、攻撃力は400となります。

Q:上記の例の時、攻撃力550の《魔導戦士 ブレイカー》魔力カウンターを乗せたままターンを終了しました。
 《収縮》効果は失われますが、この場合攻撃力はどうなりますか?
A:この場合も、再計算を行います。
 《魔導戦士 ブレイカー》効果で「1600+300=1900」、続いて《邪神ドレッド・ルート》の効果で「1900÷2=950」とするため、攻撃力は950となります。

Q:自分フィールド《邪神アバター》と《邪神ドレッド・ルート》が両方とも裏側守備表示状態で存在しています。
  《停戦協定》で同時にリバースした場合、攻撃力はどう計算しますか?
A:両方とも同一のプレイヤーコントロールしている場合は、そのコントローラーが「どちらを先に適用するか」を決定します。
  つまり、「《邪神アバター》効果を先に計算する」「《邪神ドレッド・ルート》の効果を先に計算する」を自由に選べます。(07/04/24)

Q:自分フィールド《邪神アバター》が、相手フィールドに《邪神ドレッド・ルート》が両方とも裏側守備表示状態で存在しています。
  《停戦協定》で同時にリバースした場合、攻撃力はどう計算しますか?
A:この場合は、「ターンプレイヤーコントロールするモンスター効果が先」として計算を行います。
  自分ターン中に《停戦協定》発動した場合は《邪神アバター》効果が、相手ターン中に《停戦協定》発動した場合は《邪神ドレッド・ルート》の効果が先に計算されます(07/04/24)

Q:《ヴェノム・スワンプ》発動しており、ヴェノムカウンターが1つ乗った《青眼の白龍》と《邪神ドレッド・ルート》が場に居ます。
  《青眼の白龍》攻撃力はいくつになりますか?
A:《邪神ドレッド・ルート》が存在し攻撃力1500の状態でヴェノムカウンターが乗ったのならば、1500-500で1000になります。
  《ヴェノム・スワンプ》適用中(攻撃力2500)の状態で《邪神ドレッド・ルート》が召喚されたのならば、2500÷2で1250になります。(07/05/27)

Q:このモンスターが存在する時に《CNo.39 希望皇ホープレイ》(攻撃力2500÷2=1250の状態)が効果発動すると、《CNo.39 希望皇ホープレイ》攻撃力はどうなりますか?
A:「(1250+500)÷2=875」となります。
  なお、もう一度発動すると数値は「(875+500)÷2」となりますが、小数点以下は四捨五入するので688となります。(12/01/12)