*《&ruby(ガーディアン){守護者};スフィンクス/Guardian Sphinx》 [#e2e576ab]
 効果モンスター
 星5/地属性/岩石族/攻1700/守2400
 このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
 このカードが反転召喚に成功した時、
 相手フィールド上のモンスターは全て持ち主の手札に戻る。

 [[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]]で登場した、[[地属性]]・[[岩石族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[サイクル・リバース]][[モンスター]]の一体であり、自身を[[裏側守備表示]]にする[[起動効果]]を持つ。~
 また、[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を全て[[手札]]に[[戻す]][[誘発効果]]を持つ。

 「[[反転召喚]]、[[相手]][[モンスター]]を[[手札]]へ[[戻し>戻す]]、[[直接攻撃]]、[[裏側守備表示]]に変更」を毎[[ターン]]行うことができる。~

 その強力無比とも言える[[モンスター]][[バウンス]]能力と、「[[帝]]」クラスの攻撃にも耐える高[[守備力]]を併せ持つ。~
 一時は[[準制限カード]]にまで上り詰めたこともあり、最強の[[カード]]と称された時代もあった。

 [[手札]]に[[戻す]][[効果]]は[[相手]][[フィールド]]にのみ有効なので、最低でも[[攻撃力]]1700の[[モンスター]]による[[直接攻撃]]を[[相手]]に見舞うことが可能だろう。~
//相手の場に罠や魔法がある状況を考慮
 [[デュエル]]の状況にもよるが、攻め手に欠いている[[相手]]には、[[ターン]]が進むにつれてより多くのライフを削りとれるだろう。~
 [[《ウェポンサモナー》]]で[[サーチ]]することができるので、[[デッキ]]の構築次第では中々の決定力を誇るだろう。~
 [[《縮退回路》]]と[[コンボ]]すれば、[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を全て[[除外]]でき、非常に強力である。~
 [[《死皇帝の陵墓》]]を使って[[セット]]するのも強力なので、[[【死皇帝の陵墓】]]でも採用を検討できる。

 [[相手]][[ターン]]では[[裏側守備表示]]で存在する場合が多いので、[[《抹殺の使徒》]]や[[《シールドクラッシュ》]][[《ミスティック・ソードマン LV2》]]等が弱点となるだろう。~
 しかし、[[裏側守備表示]]で待機できると言うことは、逆に[[《地砕き》]]等の[[表側表示]]に限定された[[除去]][[カード]]では対処が難しいと言うことにもなる。~


 [[攻撃宣言]]反応型罠である[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]や[[《炸裂装甲》]]等だけでなく、[[反転召喚]]したタイミングに合わせられる[[《激流葬》]]や[[《奈落の落とし穴》]]等、[[反転召喚]]を阻害できる[[《神の宣告》]]と、ひと通りの[[罠>罠カード]]で[[除去]]されてしまう。~
 上記の通り、[[罠>罠カード]]には総じて弱いので、[[《王宮のお触れ》]]等の対策を考慮すべきだろう。~

 [[《早すぎた埋葬》]]や[[《リビングデッドの呼び声》]]で[[蘇生]]させたこの[[カード]]は、[[裏側守備表示]]にする[[効果]]を発動することで、実質の[[完全蘇生]]となる。~
 両者とも現在では[[禁止カード]]となっているが。

-[[遊戯王オンライン]]では2006年6月6日の[[制限改訂]]にてなぜか[[準制限カード]]に指定された。~
[[02/05/01>禁止・制限カード/2002年5月1日]]の[[制限改訂]]を踏襲したといったところか。~
このカードは[[03/04/10>禁止・制限カード/2003年4月10日]]の[[制限改訂]]で[[無制限カード]]に戻っている。~
--なお、準制限の頃は「このカードは[[禁止カード]]にすべき」との意見すらあった。~
現在では見る影も無いが、それだけ[[環境]]の変化という物は大きいのである。
//根拠は?
//毎ターンノーコストで全体除去を撃てる。
//当時はカードプールも浅かったし、こんなのでも十分壊れカードだった。

-[[サイクル・リバース]][[モンスター]]の宿命として[[《強奪》]]には弱い。~
奪われた後で[[裏側守備表示]]にされた場合、完全に[[コントロール]]を奪われてしまう。~
[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[《強奪》]]が[[禁止カード]]になった事の恩恵に預かれる[[モンスター]]の内の一体である。

-[[セット]]して使われる[[上級モンスター]]はかなり少なく、1体の[[生け贄]]を捧げて[[セット]]された[[モンスター]]がこの[[カード]]であることは[[相手]]にある程度読まれてしまう。~
1体の生け贄では、せいぜい[[《千年の盾》]]、[[上級]][[スピリット]]くらいしか[[セット]]されないであろう。~
しかし、それを逆手にとって[[《地獄詩人ヘルポエマー》]]を[[セット]]する作戦もあった。~

-「[[ガーディアン]]」と「[[スフィンクス]]」の、2つの[[カードの名前]]を持つ[[カード]]である。~
同様の例は、他に[[《インフェルニティ・デーモン》]]等が存在している。

-神話・伝承において―~
[[スフィンクス]]とは人間の顔とライオンの身体を持った怪物であり、ギリシャ神話に登場するがそのルーツはエジプトにある。~
[[スフィンクス]]という呼び名はこの存在がギリシャに伝えられてから付けられたものであり(ギリシャ語の『首を絞める』『締め付ける』に由来するという説もある)、エジプトでは「ホル・アクティ」のことであったりした。

--以下、ギリシャ神話の[[スフィンクス]]について―~
高い知性を持ち、謎を好む性格をしており、自分の住処であるフェキオン山を通りかかる旅人を捕らえては「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足。これは何か?」と[[謎掛け>《旅人の試練》]]をし、答えられぬ者を食べていた。~
しかしある日、オイディプスという者に「それは人間だ」と答えられ、海へと投身自殺している。~
回答の理由は、朝昼夜を人間の一生にたとえ、朝=幼児期で四本足、昼=成長し二本足、夜=老人になり杖を使って三本足であるから。~
また、オイディプスに退治されたという説もある。

--ちなみに、[[スフィンクス]]の謎掛けについては違うパターンが存在する。~
それは、「一方が他方を食い、他方が一方を食う。一方が他方を産み、他方が一方を産む。これは何か?」というもの。~
これもやはりオイディプスに「それは昼と夜だ」と答えられている。~

--ギリシア人の歴史家ヘロドトスは、「[[スフィンクス]]には種類がある」としている。~
「[[《アンドロ・スフィンクス》]][[《クリオスフィンクス》]][[《ヒエラコスフィンクス》]]などに分類できる」とのことである。 

//上記の「謎かけ」の事もあり、スフィンクスを秘められた知識の守護者と扱う説もある。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ版DMで、戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中に入っていたカードの1枚。~
--アニメGXの「十代vs遊戯」戦で登場した[[装備魔法]]《インパクト・フリップ》の[[イラスト]]で、[[裏側表示]]この[[カード]]が[[《ハーピィ・レディ・SB》]]の[[攻撃]]を受けている。

-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王デュエルモンスターズ World Championship 2008>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2008/]]では、太陽の世界のピラミッドの守護者として登場。~
彼の出す[[詰めデュエル]]を解かなければ、ピラミッド内部に入ることは出来ない。

**関連カード [#w1d9fb74]
-[[《番兵ゴーレム》]]
-[[《ガーディアン・スタチュー》]]

-[[《守護神エクゾード》]]

-[[《クリオスフィンクス》]]
-[[《ヒエラコスフィンクス》]]

-[[《アンドロ・スフィンクス》]]
-[[《スフィンクス・テーレイア》]]

―《守護者スフィンクス》の姿が見られる[[カード]]
-[[《旅人の試練》]]

**この[[カード]]を使用する代表的な[[デッキ]] [#mee5fa04]
-[[【岩石族】]]
-[[【除去反転】]]
-[[【バウンス・ハンデス】]]
-[[【バウンス・コントロール】]]

**収録パック等 [#pdf013b1]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP224 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-110 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]] PH-25 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[STRUCTURE DECK−マリク編−]] SDM-004
-[[ストラクチャーデッキ−守護神の砦−]] SD7-JP005

//**FAQ [#qdee8491]
//Q:~
//A: